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応用情報技術者を80時間で合格する効果的な勉強方法【令和6年体験談】

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こんな人に読んで欲しい

応用情報技術者試験を受けようと思っているが、早く効率的に合格したい

近年の試験を経験した人の体験談が欲しい

IT専門外ながら、2ヶ月で合格した私が、悩みに答えます。

応用情報技術者は、合格までに時間を要すケースが多く、効率化が重要です。

実際に私も、この記事で紹介する勉強方法で、約80時間で合格しました。

資格の学校に何年間も通う必要もなく、家族や趣味の時間を犠牲にする必要も有りません。

技術士試験には4回落ちた私が、応用情報技術者は1発短時間で突破できた方法を紹介します。

目次

80時間で合格点を取った勉強方法

私はIT未経験でしたが、ITパスポートと基本情報技術者を取得していました。

これまでの資格攻略の経験を活かし、以下の勉強法を取りました。

  1. 午前と午後を1回分解く
  2. 学習時間から逆算して試験を申し込む
  3. 午後試験の選択科目を分析する
  4. 午前対策(問題アプリ・参考書)
  5. 午後対策(問題アプリ・参考書)
  6. 模擬試験(問題アプリ)

こちらの方法で短時間合格できたので、皆様に紹介したいと思います。

午前と午後を1回分解く

まずは効率的な勉強方法を探るため、過去問を解いて、自分の現在地を正確に把握します。

科目初見の点数合格点
午前41点60点
午後38点60点
応用情報技術者を初見で解いた結果

午前試験が全然分からない…。午後試験は何を選択すればいいんだ…。

過去問を1回分解くと、「午前試験の範囲の広さ」「午後試験の時間のなさ」などを感じると思います。

学習時間から逆算して試験を申し込む

過去問を解いた経験を活かし、以下2つを考慮して、応用情報技術者合格に必要な勉強時間を割り出します。

  • 午後試験に自信があるか
    • 午後試験に自信がなければ、午後試験対策に時間を集中投入します。
  • 基本情報技術者は取得済か( IT学習歴が有るか)
    • 基本情報技術者取得済なら、全体対策の半分が完了しています。
午後試験自信あり午後試験自信なし
基本情報技術者取得済
or IT学習歴あり
勉強時間目安:100時間
通信講座と参考書が効果的
勉強時間目安:200時間
午後試験の対策重視
基本情報技術者未取得
or IT学習歴なし
勉強時間目安:200時間
通信講座と参考書が効果的
勉強時間目安:350時間
午後試験の対策重視
応用情報技術者の勉強時間計画
午後試験自信あり午後試験自信なし
基本情報技術者取得済
or IT学習歴あり
勉強時間目安:100時間
通信講座と参考書が効果的
勉強時間目安:200時間
午後試験の対策重視
基本情報技術者未取得
or IT学習歴なし
勉強時間目安:200時間
通信講座と参考書が効果的
勉強時間目安:350時間
午後試験の対策重視
応用情報技術者の勉強時間計画

たとえば私の場合:午後試験に自信があり、基本情報技術者を取得済だったので、勉強時間目安は100時間です。

この勉強時間を捻出できるギリギリの期間で、試験本番を申し込みます

申し込んだら逃げ場もない!締め切りを決めてキリッと勉強します!

午後試験の選択科目を分析する

まずは午前試験!と言いたいところですが、応用情報技術者は、午後試験が難関

まずは午後試験の選択科目で「何を選択するか」考えておくと、勉強時間を最小化できます。

出題分野専門力計算力国語力
問1情報セキュリティ★★★★☆☆★★☆必須回答
問2経営戦略★☆☆★★☆★★★10問から
4問を回答
問3プログラミング★★☆★★★★★☆
問4システムアーキテクチャ★★☆★★☆★★☆
問5ネットワーク★★★★★☆★☆☆
問6データベース★★★★★☆★☆☆
問7組込みシステム開発★★☆★★☆★★☆
問8情報システム開発★★☆★★☆★★☆
問9プロジェクトマネージャー★☆☆★★☆★★★
問10サービスマネージャー★☆☆★★☆★★★
問11システム監査★☆☆★☆☆★★★
応用情報技術者の午後試験
出題分野専門力計算力国語力
情報セキュリティ★★★★☆☆★★☆必須回答
経営戦略★☆☆★★☆★★★10問から
4問を回答
プログラミング★★☆★★★★★☆
システムアーキテクチャ★★☆★★☆★★☆
ネットワーク★★★★★☆★☆☆
データベース★★★★★☆★☆☆
組込みシステム開発★★☆★★☆★★☆
情報システム開発★★☆★★☆★★☆
プロジェクトマネージャー★☆☆★★☆★★★
サービスマネージャー★☆☆★★☆★★★
システム監査★☆☆★☆☆★★★
応用情報技術者の午後試験

情報セキュリティは必修、その他10問から4問を選択します。

全11問のうち「専門力」「計算力」「国語力」の必要能力が大きく異なります。

IT系業務従事者の場合は、「専門力」が重視されるデータベースネットワークなど、業務と関係が深い問題を選びやすいです。

一方でIT未経験の場合は、「専門力」が重視されない経営戦略・プロジェクトマネジメント・サービスマネジメント・システム監査など、いわゆる「文系ハッピーセット」を中心に攻略を考えるといいでしょう。

午前対策(問題アプリ・参考書)

午前試験の出題範囲は以下のとおり広いので、狙いを絞って対策を進めます。

分野主な内容出題数
テクノロジ系・基礎理論
・アルゴリズム
・コンピュータ構成要素
・データベース
・ネットワークなど
50問
マネジメント系・プロジェクトマネジメント
・システム監査など
10問
ストラテジ系・システム戦略
・経営戦略
・企業活動
・法務など
20問
応用情報技術者の午前試験概要
分野主な内容出題数
テクノロジ系・基礎理論
・アルゴリズム
・コンピュータ構成要素
・データベース
・ネットワークなど
50問
マネジメント系・プロジェクトマネジメント
・システム監査など
10問
ストラテジ系・システム戦略
・経営戦略
・企業活動
・法務など
20問
応用情報技術者の午前試験概要
  • 午後試験で選択する分野が最重要
    • セキュリティは必修、マネジメントとストラテジは点数を稼ぎやすい
  • 脳の刺激は、模擬試験>問題演習>本>講義
    • 問題演習と復習を学習の中心とする
  • 過去問の丸暗記は通用しない
    • キタミ式など分かりやすさ重視の参考書で徹底理解する

上の3点を押さえながら学習を進めます。

まず、午前試験は出題範囲が非常に広いため、「全て100点を目指す」と時間が足りません。

午後試験でも出題される「セキュリティ」が最重要、「マネジメント」「ストラテジ」は点数を上げやすく、これらの分野は「問題集と参考書を併用」して徹底的に理解します。

続いて、人間の脳は「インプット」するよりも「アウトプット」した方が働き、学習効率が高いです。

そのため、「問題演習」を学習の中心とし、分からない部分を参考書や講義で補います。

私はの通信講座を利用し、厳選された約500問を「AI復習機能」で徹底的に復習しました。(詳細説明はこちら)

そして、応用情報技術者は入門資格ではなく、問題の丸暗記はあまり通用しません

午前試験の本番は、「数問は過去問からそのまま出題」されていましたが、過去問も問題数が膨大なので、全て覚えようとするのは非効率です。

問題演習は約500問(6回分)に厳選し、その問題の背景知識を「参考書」で理解しながら学習したのが功を奏しました。

最後に重要なポイントが、復習の精度です。ずばり、皆様は勉強の後にきちんと復習していますか?

人間の脳は、エビングハウスの忘却曲線という曲線に沿って、少しずつ記憶が失われます

その日新しく覚えてOKとした問題でも、1週間後に忘れている可能性が高い。

だから、苦手な問題は1週間後も復習して、記憶に定着させましょう!

……と書きましたが、そんな管理を自分で出来たら、今まで苦労してないわ!そう言いたくなります。

だから、応用情報技術者に早く効果的に合格したい人は、忘却曲線を考慮した復習AIの利用がおすすめです。

私はスタディングという通信講座を利用し、AI復習機能に連動したスコアを上げてから受験し、短期一発合格しました。(スタディングの詳細はこちらで解説しました

午後試験対策(過去問・問題アプリ)

午後試験の出題範囲は狭いので、根本理解する姿勢で臨みます。

  • 学習のポイント:狭く深く学ぶ
    • 5回分の過去問を、分かるまでじっくり考える
  • 保険として選択問題は4+2問を準備しておく
    • ハズレを引いた場合に備え、4問本気準備、2問軽く準備とする
  • 本番のポイント
    • 早く解けそうな問題から着手する

午後試験は、午前試験の知識を土台として、応用力が問われます。丸暗記は全く通用しないので、理解できるまで深く学びます。

午後試験は、深く学ぶ必要がありますが、範囲は狭いです。

小手先のテクニックは通用しない。ズバリ、過去問5回分を完了させます。

午前の勉強が進んでいないと解けないので、午前対策が半分以上終わったら本格的に午後対策するといいでしょう。

続いて、設問ごとの難易度バラつきの保険として、選択問題は4+2問を準備しておくといいです。

午後試験の本番は、「時間」との勝負です。短い時間で解答できる設問は、毎回異なります。最小限の4問と保険のプラス2問の対策を推奨します。

私はプログラミングなどIT業務経験が無かったため、国語力重視の「経営戦略」「プロマネ」「システム監査」を中心に対策しました。

しかし、国語力が必要な科目は長文問題が多く、点数が安定しませんでした。

そこで、システム開発企画に少し関わった経験から「システムアーキテクチャ」「情報システム開発」を2回分対策し、少しだけ対応できるよう準備しました。

最後に、本番のポイントは、早く解けそうな問題から着手することです。

得意問題でも、20点満点にこだり過ぎるのは禁物。5問を満遍なく回答する時間配分が重要。

午後試験の問題は、午前試験が突破できれば、難しくありません。

ほとんどの問題は、解説を読めば理解できるでしょう。

午後試験の突破ポイントは、タイムマネジメントです。

国語力が必要な経営戦略・プロマネ・サーマネ・システム監査は、問題文が長く、回答に時間が掛かります。

午後試験のタイムマネジメントを意識して勉強できれば、応用情報技術者の合格は近いです!

IT未経験者で、午後試験の選択問題で迷っている方は、こちらの記事を参照してください。

模擬試験(問題アプリ)

本番2週間前ごろに、模擬試験を受けます。

2週間前に受ければ、十分対策を進めた上で模試を受けられ、模試で見つかった弱点も挽回可能です。

多くの通信講座参考書に模擬試験が付属しているので、そちらを利用すると良いでしょう。

私が模試を受けた結果:
午前は66/80問で47%
午後は準備不足で未受験

と、午前試験は満足な結果となりました。

午前試験がOKと分かり、残り2週間は午後試験の過去問演習を集中させました。

↑復習を重ね、スタディングのAI実力予測が66.1点となりました

試験本番(最後まであきらめない)

試験本番は、とにかく最後まであきらめない

応用情報技術者は、大学のような教室で記述式の試験形式です。

そのため、他の試験者が貧乏ゆすりしたり、息が荒かったりします。

そんな中でも、自分の回答に集中し、1問で合否が決まる危機感を持つと良いです。

特に午後試験は、初見では分からない問題ばかりです。

最後まで諦めない胆力が、あなたの点数を上げます。

今日から勉強を始める人が合格する

この記事では、私が80時間で合格した方法を紹介しました。

皆様としては、「なんだ当たり前のことが書いてあるだけじゃないか」と感じたかもしれません。

本当にそのとおりで、勉強方法を知っただけでは合格できず、やはり「愚直に勉強」する必要があります。

愚直に勉強し、合格を信じて努力を続けられる人を、応援します!

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