MENU

応用情報技術者に頻出のキーワード紹介!用語理解で効率的に合格

  • URLをコピーしました!
この記事がおすすめな人

応用情報技術者の過去問を見て、用語理解に苦しんでいる

すばやく重要なキーワードを押さえて、楽に合格したい

応用情報技術者試験では、頻出するキーワード(用語)を覚えるのが合格への近道です。

しかし闇雲にたくさんの用語を覚えるのは大変…!

試験の特徴を押さえた上で、頻出の用語に絞って覚えたいですよね。

最新のAIを使用し、試験に頻出の用語を整理したので、お役立てください。

目次

応用情報技術者を合格するためのスキル

応用情報技術者試験の特徴

午前試験と午後試験に答える「知識の広さ」と「深い専門力」の両立が大切。

応用情報技術者試験の特徴として「4肢択一の午前試験」「記述式の午後試験」「広い知識が問われる」事が挙げられます。

そのため、応用情報技術者突破のためのスキルは次の3つとなります。

  1. 広い知識
  2. 深い専門的応用能力
  3. 問題演習経験

この中で、「1.広い知識」が土台となり、試験突破のための最重要項目です。

ITを幅広く理解し、さっと正答を選べる力が必要ですね!

広い知識の効果的な習得方法

広い知識は、「キーワード理解」で補う。

応用情報技術者突破のために、最も効率が良いのは講座を利用した問題演習です。(学習方法はこちらで解説

しかし、問題演習を繰り返していると、毎回同じキーワードで間違えてモチベを下げることがあります。

僕はCSFとかRFPとか英字3文字が全然頭に入らない…!

そのため、頻出かつ覚えにくい知識問題は、「キーワード理解」で補います。

問題演習の方が学習効率は良いので、問題演習にジャマにならない、とっても効果的な勉強方法を紹介します。

効率的なキーワード練習は「音声インプット」

【効果抜群】スマホの音声読み上げアプリで繰り返し聞く。

最近はスマホの読み取り技術が発達しており、無料のアプリでも十分自然な音声を聞くことができます。

私が紹介するキーワード解説文章を、そのままアプリに貼り付けるだけです。

読み取りの早さや、声の高さを自由に調整できるので、効率が良くストレスフリーです。

むちゃくちゃ楽に、即インプットできるのでオススメです。

私が使用しているアンドロイド用の読み上げアプリを紹介します。

【アンドロイド用の読み上げアプリ】
 1.音声合成ー読み上げ
 2.読み上げアプリ

私が使用している読み上げアプリ(アンドロイド)

▲スマホ上のアイコンはこのようなデザインです。(2022年4月2日時点)

1.音声合成ー読み上げ
2.読み上げアプリ

両者に大きな違いはなく、無料でも使い勝手の良いアプリです。

Playストア、アップルストアにて「読み上げ」で検索してアプリをインストールしてみて下さい。

キーワードが馴染んできたら、音読するのもオススメです!

応用情報技術者に頻出のキーワード(用語集)

セキュリティ

情報セキュリティマネジメント
情報の機密性、完全性、可用性を維持し、リスクアセスメントによって情報資産を保護するプロセスです。特に、リスク管理の手法やセキュリティポリシーの策定が重要です。

アクセス制御
ユーザーの権限に応じて情報へのアクセスを制限する技術です。ロールベースのアクセス制御(RBAC)や、マルチファクタ認証(MFA)が含まれます。

暗号技術
データを保護するために用いる技術で、共通鍵暗号(AES)や公開鍵暗号(RSA)が代表例です。SSL/TLSを使用したHTTPS通信や、デジタル署名によるデータの真正性確認も重要です。

マルウェア
悪意のあるソフトウェアの総称で、ウイルス、ワーム、トロイの木馬、ランサムウェアなどがあります。これらはシステムに対して不正な操作やデータの破壊を行います。

ネットワークセキュリティ
ファイアウォールやIDS/IPSによってネットワークを保護する技術です。これにより、外部からの攻撃や不正アクセスを防止します。VPNによる安全な通信経路の確保も含まれます。

脆弱性管理
ソフトウェアやシステムの脆弱性を特定し、修正するプロセスです。特に、SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティング(XSS)といった脆弱性は、攻撃者に悪用されやすいです。

セキュリティプロトコル
通信を安全に行うためのプロトコルで、HTTPS、IPSec、SSHなどがあります。これらはデータの暗号化や認証を行い、データの盗聴や改ざんを防ぎます。

認証と認可
ユーザーが正当なアクセス権を持っていることを確認するプロセスです。シングルサインオン(SSO)やバイオメトリクス(指紋認証や顔認証)などが活用されます。

セキュリティインシデント対応
セキュリティインシデントが発生した際の対応策です。インシデントレスポンスチーム(CSIRT)の設置や、ログのモニタリング、フォレンジック分析が含まれます。

法的・規制対応
情報セキュリティに関連する法律や規制に準拠することが求められます。例えば、個人情報保護法やGDPR(EU一般データ保護規則)などがあります。

クラウドセキュリティ
クラウド環境におけるセキュリティ対策です。データの暗号化、アクセス制御、マルチテナント環境でのデータ分離などが必要です。

セキュリティ監査
情報システムやプロセスが規定されたセキュリティ基準に従っているかを評価するプロセスです。監査証跡やログ管理、コンプライアンスチェックが含まれます。

リスク分析とリスク対応
情報セキュリティリスクを評価し、適切な対応策を決定するプロセスです。リスク受容、リスク回避、リスク移転、リスク軽減のいずれかの戦略を選択します。

経営戦略

SWOT分析
企業の内部環境と外部環境を分析する手法で、Strengths(強み)、Weaknesses(弱み)、Opportunities(機会)、Threats(脅威)の4つの要素を評価します。戦略立案の基礎として活用されます。

PEST分析
政治(Political)、経済(Economic)、社会(Social)、技術(Technological)の4つの外部要因を分析する手法です。これにより、企業が置かれている環境を把握し、戦略を立てる際に役立ちます。

3C分析
Customer(顧客)、Company(自社)、Competitor(競合)の3つの要素を分析することで、競争優位性を見出すためのフレームワークです。マーケティング戦略の策定に用いられます。

ファイブフォース分析
ポーターが提唱した競争環境分析手法で、新規参入の脅威、代替品の脅威、買い手の交渉力、供給者の交渉力、業界内の競争の5つの力を評価します。業界の競争状況を把握するために使われます。

バリューチェーン
企業活動を主活動(製造、物流、販売など)と支援活動(調達、技術開発、人事など)に分け、それぞれの活動がどのように価値を生み出しているかを分析する手法です。効率化や競争優位の構築に役立ちます。

ポジショニング戦略
市場における自社製品やサービスの位置づけを明確にし、競争優位を築く戦略です。差別化戦略や集中戦略の一環として行われます。

ブルーオーシャン戦略
競争の激しい既存市場(レッドオーシャン)ではなく、未開拓の市場(ブルーオーシャン)を開拓することで、競争を回避しつつ利益を追求する戦略です。

コアコンピタンス
企業が持つ他社にはない独自の強みや技術を指します。これを活用することで、持続的な競争優位性を確保することができます。

R&D(研究開発)戦略
技術革新や新製品開発を進めるための戦略です。企業の技術力を高め、競争優位性を維持するために重要です。

イノベーションのジレンマ
従来の技術や製品に固執することで、新たな技術革新に乗り遅れるリスクを指します。これに対処するための戦略が求められます。

BCGマトリクス
ボストン・コンサルティング・グループが提唱した、製品や事業の市場成長率と市場シェアを基にした分析ツールです。スター、キャッシュカウ、ドッグ、クエスチョンマークの4つに分類し、資源配分を検討します。

コーポレートガバナンス
企業が持続的に成長するための管理・統制システムです。特に、企業の透明性や経営の健全性を確保するために重要です。

M&A(企業買収・合併)
企業の合併や買収を通じて、事業の拡大や競争力の強化を図る戦略です。買収のシナジー効果やリスク評価が重要なポイントです。

ダイバーシティ・マネジメント
多様な人材(性別、年齢、国籍など)を活用することで、組織の競争力を高めるマネジメント手法です。組織の柔軟性や創造性を高めることができます。

CSR(企業の社会的責任)
企業が社会や環境に与える影響を考慮し、持続可能な社会の構築に貢献する活動です。企業の信頼性やブランド価値を向上させる要素です。

プログラミング

変数とデータ型
プログラム内でデータを保存するための場所で、整数型、浮動小数点型、文字列型、ブール型などがあります。正確なデータ型の選択はプログラムの効率や正確性に影響します。

制御構文
条件分岐(if文、switch文)やループ処理(for文、while文)などの構文で、プログラムの流れを制御します。正しい制御構文の使用がプログラムの動作を決定します。

関数とメソッド
プログラムの一部を独立した処理としてまとめたものです。再利用性を高め、プログラムの見通しを良くします。引数と戻り値の概念も理解が必要です。

オブジェクト指向プログラミング(OOP)
クラス、オブジェクト、継承、ポリモーフィズム、カプセル化などの概念を利用し、プログラムをモジュール化して管理しやすくする手法です。

アルゴリズム
問題解決のための具体的な手順や方法を指します。探索アルゴリズム(線形探索、二分探索)、ソートアルゴリズム(バブルソート、クイックソート)などが重要です。

データ構造
データの格納方法やアクセス方法を定義する概念で、配列、リスト、スタック、キュー、ツリー、グラフなどがあります。効率的なデータ構造の選択はプログラムの性能に大きく影響します。

再帰
関数が自分自身を呼び出す技法で、再帰関数を使って複雑な問題を簡潔に解くことができます。ハノイの塔やフィボナッチ数列などが典型的な例です。

例外処理
プログラム実行中に発生するエラーを適切に処理するための手法で、try-catch文などを使用します。プログラムの堅牢性を向上させるために重要です。

デバッグ
プログラムのバグ(誤り)を見つけ、修正するプロセスです。デバッグツールやステップ実行を活用して、プログラムの問題を特定します。

メモリ管理
プログラムが使用するメモリの効率的な管理を指します。スタックとヒープ、ガーベジコレクション、メモリリークの概念が重要です。

デザインパターン
ソフトウェア設計の際に頻出する問題を解決するための標準的な解法の集まりです。シングルトン、ファクトリー、ストラテジー、デコレーターなどのパターンがよく利用されます。

スレッドと並行処理
複数の処理を同時に実行する技術です。スレッドの管理や競合状態の回避が重要で、マルチスレッドプログラムの理解が必要です。

ソフトウェアテスト
プログラムの品質を保証するためのプロセスで、ユニットテスト、結合テスト、システムテストなどがあります。自動化テストの導入も進んでいます。

バージョン管理
ソースコードの変更履歴を管理するシステムで、Gitが代表的なツールです。ブランチの運用やマージコンフリクトの解決が重要です。

リファクタリング
コードの外部動作を変えずに内部構造を改善する手法です。コードの可読性や保守性を向上させるために行います。

システムアーキテクチャ

クラウドコンピューティング
インフラやプラットフォーム、ソフトウェアをインターネット経由で提供する技術。IaaS、PaaS、SaaSといったサービスモデルや、プライベートクラウド、パブリッククラウドなどの種類があり、柔軟なリソース管理が可能。

仮想化技術
物理ハードウェア上で複数の仮想マシンを動作させる技術。サーバーの統合や効率的なリソース管理に貢献し、VMwareやHyper-Vなどが代表的な仮想化ソフトウェアです。

サーバーアーキテクチャ
システム全体のサーバー構成や運用方法を設計するプロセス。スケールアウトやスケールアップ、負荷分散、冗長化など、信頼性とパフォーマンスを考慮した設計が重要です。

マイクロサービス
システムを小さな独立したサービスに分割し、それぞれが独立して開発、デプロイ、スケーリングできるアーキテクチャスタイル。各サービスは独自のデータストレージを持ち、APIを通じて通信します。

データセンター
大規模なデータストレージとコンピューティングリソースを持つ施設で、企業のITインフラを支える中核。耐震構造、電力供給、冷却システムなどの設計が重要。

エッジコンピューティング
データ処理を中央のクラウドではなく、データ生成源に近い「エッジ」で行う技術。これにより、リアルタイム性が求められるアプリケーションにおいて、遅延が減少します。

ミドルウェア
オペレーティングシステムとアプリケーションソフトウェアの中間に位置し、通信、データ管理、セキュリティなどをサポートするソフトウェア。データベース管理システム(DBMS)やメッセージキューなどが含まれます。

ロードバランサ
複数のサーバーにトラフィックを分散させ、システムの可用性とパフォーマンスを向上させる装置やソフトウェア。ラウンドロビンやIPハッシュなど、さまざまな分散アルゴリズムがあります。

データレプリケーション
データのコピーを複数の場所に作成し、可用性や障害対策を高める技術。同期レプリケーションと非同期レプリケーションの2種類があり、用途に応じて使い分けます。

スケーラビリティ
システムが負荷増加に対してどの程度拡張可能かを示す特性。水平スケーリング(スケールアウト)と垂直スケーリング(スケールアップ)があり、システム設計時に考慮すべき重要な要素です。

高可用性(HA)
システムやサービスが停止することなく稼働し続ける能力。フェイルオーバー、クラスタリング、冗長化設計など、さまざまな技術を用いて実現します。

サービス指向アーキテクチャ(SOA)
業務機能をサービスとして提供し、それらを組み合わせることで柔軟なシステム構築を行うアーキテクチャ。再利用性と相互運用性が高く、企業システムに多く採用されています。

システムインテグレーション(SI)
異なるシステムやソフトウェアを統合し、全体として一貫した機能を提供するプロセス。ハードウェア、ソフトウェア、ネットワークの統合を計画的に行います。

モノのインターネット(IoT)
インターネットに接続されたデバイスやセンサーが相互に通信し、データを収集、処理するシステム。スマートホームや産業用IoTなど、多岐にわたる分野で活用されています。

データウェアハウス
大量のデータを統合して分析可能にするためのデータベース。ビジネスインテリジェンス(BI)やデータマイニングの基盤として利用されます。

ネットワーク

OSI参照モデル
ネットワークの基本的な階層モデルで、7つの層(物理層、データリンク層、ネットワーク層、トランスポート層、セッション層、プレゼンテーション層、アプリケーション層)から成ります。

TCP/IP
インターネットのプロトコルスイートで、OSI参照モデルの実装に最も広く用いられている。TCP(Transmission Control Protocol)とIP(Internet Protocol)の2つの主要なプロトコルから構成されています。

IPアドレス
ネットワーク上のデバイスを識別するための一意の番号。IPv4とIPv6が存在し、IPv4は32ビット、IPv6は128ビットのアドレス空間を持ちます。

サブネットマスク
IPアドレスをネットワーク部分とホスト部分に分割するためのビットパターン。サブネットマスクにより、同一ネットワーク内のデバイス間で通信が可能となります。

ルーティング
ネットワーク内でデータパケットを適切な経路に転送するプロセス。スタティックルーティングとダイナミックルーティングがあり、ダイナミックルーティングにはRIP、OSPF、BGPなどのプロトコルが使用されます。

NAT(Network Address Translation)
プライベートIPアドレスをパブリックIPアドレスに変換する技術で、主にルーターで使用され、インターネットとの通信を可能にします。

ファイアウォール
ネットワークの境界に設置されるセキュリティ装置で、許可されたトラフィックのみを通過させ、侵入を防止します。パケットフィルタリング、ステートフルインスペクション、プロキシなどの技術を利用。

VPN(Virtual Private Network)
インターネットなどの公衆回線を利用して、プライベートネットワーク間の安全な通信を実現する技術。IPsecやSSL/TLSを利用して通信を暗号化します。

DNS(Domain Name System)
ドメイン名をIPアドレスに変換するサービスで、インターネット上の名前解決を行います。ルートDNSサーバ、TLDサーバ、キャッシュDNSサーバなどの階層構造があります。

DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)
ネットワーク上のデバイスに自動的にIPアドレスを割り当てるプロトコル。クライアントがネットワークに接続する際にIPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイなどを自動的に取得します。

イーサネット
LAN(ローカルエリアネットワーク)の標準技術で、データリンク層および物理層に対応。CSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection)方式で通信を制御します。

Wi-Fi
無線LANのブランド名で、IEEE 802.11規格に基づく無線通信技術。異なる周波数帯(2.4GHz、5GHzなど)を使用し、複数の規格(802.11a/b/g/n/ac/axなど)が存在します。

QoS(Quality of Service)
ネットワーク上のトラフィックを制御し、特定のサービス(音声、映像など)の品質を保証するための技術。トラフィックシェーピングや帯域制御などの手法が含まれます。

ポート番号
TCP/UDP通信において、データがどのアプリケーションに送られるかを指定するための番号。HTTP(80番)、HTTPS(443番)、FTP(21番)など、よく使われる標準ポート番号が存在します。

ARP(Address Resolution Protocol)
IPアドレスから対応するMACアドレスを取得するためのプロトコル。主にLAN内での通信に使用され、ARPキャッシュポイズニングなどの攻撃手法も存在します。

デフォルトゲートウェイ
ローカルネットワークから外部ネットワークにアクセスする際に、データを送信するルーターのIPアドレス。ネットワーク内のデバイスが他のネットワークと通信するために必要です。

VLAN(Virtual LAN)
物理的なネットワークインフラを分割し、論理的に別のネットワークを作成する技術。ネットワークのセグメンテーションにより、セキュリティやトラフィックの管理が容易になります。

データベース

正規化
データベース設計において、冗長性を減らし、データの一貫性を保つためにテーブルを分割するプロセス。第一正規形 (1NF)、第二正規形 (2NF)、第三正規形 (3NF) などの段階があります。

ER図(エンティティ・リレーションシップ図)
データベースの構造を視覚的に表現するための図で、エンティティ(データの対象)とリレーションシップ(関係)を記述します。

SQL(Structured Query Language)
データベースの作成、管理、操作を行うための言語。データの検索(SELECT文)、挿入(INSERT文)、更新(UPDATE文)、削除(DELETE文)などが基本操作です。

インデックス
データベースの検索性能を向上させるために、特定の列に対して作成されるデータ構造。インデックスを使用することで、検索クエリの実行速度が劇的に改善されますが、挿入や更新のパフォーマンスには影響を与えることもあります。

トランザクション
データベースにおける一連の操作を一つの単位として扱い、すべての操作が成功するか、あるいはすべてが失敗するかを保証する仕組み。ACID特性(Atomicity、一貫性、隔離性、耐久性)に基づいて動作します。

主キー(プライマリキー)
テーブル内の各レコードを一意に識別するために使用される列または複数の列。主キーは一意であり、NULL値を持つことができません。

外部キー(フォーリンキー)
一つのテーブルの列が、別のテーブルの主キーと関連付けられている場合に使用されるキー。データベース間のリレーションシップを実現します。

ビュー
一つ以上のテーブルから構成される仮想テーブル。ビューを使用することで、複雑なクエリの結果を簡潔に再利用したり、データの一部だけを見せたりすることができます。

結合(ジョイン)
複数のテーブルを結びつけて、関連するデータを結合する操作。内結合(INNER JOIN)、外結合(OUTER JOIN)、交差結合(CROSS JOIN)、自己結合(SELF JOIN)などの種類があります。

データの整合性
データベースに保存されているデータが正確で一貫している状態を指します。制約(ユニーク制約、外部キー制約、NOT NULL制約など)を利用して、データの整合性を維持します。

クエリ最適化
SQLクエリの実行速度を向上させるために、クエリの構造を最適化するプロセス。インデックスの活用やクエリの書き方の工夫によって実現されます。

正規形と逆正規化
データの冗長性を最小限に抑えるためにデータを正規化する一方で、特定の状況ではパフォーマンスを向上させるために逆正規化する場合もあります。

NoSQL
従来のリレーショナルデータベースとは異なるデータモデルを採用したデータベース。特に大規模なデータや高スループットが求められる場合に利用されることが多く、キー・バリューストア、カラムストア、ドキュメントストア、グラフデータベースなどがあります。

トリガー
特定の条件が満たされたときに、自動的に実行されるストアドプロシージャ。データの整合性を保つための追加のロジックを実装する際に使用されます。

パーティショニング
大規模なテーブルをより小さなパーティションに分割することで、データベースの管理やクエリ性能を向上させる手法。

組込みシステム開発

リアルタイムOS (RTOS) 組込みシステムでリアルタイム制御を行うためのOS。タスクのスケジューリングや、割り込み処理、同期機構などが特徴。

タスクスケジューリング 組込みシステムで複数のタスクを効率的に実行するための手法。ラウンドロビンや優先度ベースのスケジューリングが一般的。

割り込み処理 外部からのイベントに即時対応するために、現在の処理を中断して特定の処理を実行する機構。ハードウェア割り込みやソフトウェア割り込みがある。

タイマ 一定時間ごとにイベントを発生させるハードウェア装置。タイマ割り込みとして使用されることが多い。

センサ・アクチュエータ 組込みシステムが物理世界とやり取りするためのデバイス。センサは物理量を検出し、アクチュエータは物理的な動作を行う。

マイクロコントローラ (MCU) 組込みシステムでよく使用される、CPU、メモリ、I/Oを一体化したチップ。低消費電力と高集積度が特徴。

DMA (Direct Memory Access) CPUを介さずにメモリ間でデータを転送する機能。組込みシステムでの効率的なデータ処理に重要。

デバイスドライバ ハードウェアを制御するためのソフトウェア。組込みシステムでは、センサやアクチュエータの制御に必要不可欠。

ミドルウェア OSとアプリケーションの間に位置するソフトウェア。通信プロトコルスタックやファイルシステムが含まれる。

エミュレータ 組込みシステムの開発・デバッグに用いるツール。実機の動作を模倣してソフトウェアの検証を行う。

ブートローダ 組込みシステムが起動する際に最初に実行されるプログラム。システムの初期化やOSのロードを担当。

メモリ管理 組込みシステムでのメモリの効率的な利用と管理を指す。スタック領域やヒープ領域の管理が重要。

キャッシュメモリ CPUとメインメモリ間の速度差を埋めるための高速メモリ。組込みシステムでのキャッシュの利用はパフォーマンス向上に寄与。

ウォッチドッグタイマ システムが正常に動作しているかを監視し、異常が発生した場合に自動的にリセットを行う機能。

リアルタイムクロック (RTC) システム時刻を保持するための装置。電源オフ時も動作し続けるようバッテリバックアップが施されることが多い。

情報システム開発

ウォーターフォールモデル システム開発の手法の一つ。要件定義から設計、実装、テスト、保守までを順次進める。

アジャイル開発 短いスプリント(期間)で繰り返し開発し、ユーザーのフィードバックを反映しながら進める手法。柔軟性が高い。

要件定義 システムに求められる機能や性能を明確にする工程。プロジェクト成功の鍵となる。

基本設計 (外部設計) システム全体の構造や、外部システムとのインターフェース、ユーザインターフェースなどを設計する。

詳細設計 (内部設計) 基本設計をもとに、システム内部の細部を設計する工程。プログラム単位での設計が行われる。

ユニットテスト 個々のプログラムやモジュール単位で行うテスト。プログラムが正しく動作するかを検証する。

結合テスト システムの複数のモジュールやコンポーネントが連携して正しく動作するかを確認するテスト。

システムテスト 開発が完了したシステム全体を対象に行うテスト。要件通りに動作するかを確認する。

ユーザ受け入れテスト 最終的にユーザーが行うテスト。システムがビジネス要件を満たしているかを確認する。

バックログ アジャイル開発で使用される、開発する機能やタスクの一覧。プロダクトバックログとスプリントバックログに分かれる。

スプリント アジャイル開発における開発期間。通常1~4週間で設定される。

リファクタリング 既存のコードを改善し、機能はそのままに品質や可読性を向上させるプロセス。

ER図 (エンティティ・リレーションシップ図) データベース設計で使用される図。エンティティとその関係を視覚的に表現する。

プロトタイピング システムの一部を試作して、ユーザーからのフィードバックを得る開発手法。要件の明確化に役立つ。

CASEツール ソフトウェア開発を支援するツール。要件定義から設計、テストまでの工程を自動化する。

システム保守 運用中のシステムに対する修正、改善、新機能の追加などの作業。障害対応や性能改善が含まれる。

プロジェクトマネジメント

プロジェクトスコープ管理 プロジェクトの範囲を定義し、どの作業がプロジェクトに含まれるかを明確にするプロセス。要件定義やスコープクリープの管理が含まれる。

WBS (Work Breakdown Structure) プロジェクトの作業を細分化し、構造化する手法。プロジェクト全体を理解しやすくするためのツール。

ガントチャート プロジェクトのスケジュールを視覚化するツール。各タスクの開始日と終了日、依存関係を表す。

クリティカルパス法 (CPM) プロジェクトの中で最も長い作業経路を特定し、全体の遅延を防ぐために重要なタスクを管理する手法。

PERT (Program Evaluation and Review Technique) 不確実性があるプロジェクトのスケジュールを分析する手法。各タスクの楽観、悲観、最可能な時間を考慮して計画する。

リスクマネジメント プロジェクトに影響を及ぼす可能性のあるリスクを特定し、評価し、対応策を策定するプロセス。リスク対応計画が重要。

プロジェクトコスト管理 プロジェクトの予算を策定し、実際の支出と比較しながらコストを管理するプロセス。EVM (Earned Value Management) がよく使われる。

EVM (Earned Value Management) プロジェクトの進捗とコストを評価するための手法。コストパフォーマンスインデックス (CPI) やスケジュールパフォーマンスインデックス (SPI) を使って分析する。

プロジェクトタイム管理 プロジェクトのタスクとスケジュールを管理するプロセス。進捗状況を把握し、スケジュールに遅れがないかを監視する。

プロジェクト品質管理 プロジェクトの成果物が定められた品質基準を満たすことを確保するプロセス。品質計画、品質保証、品質コントロールが含まれる。

ステークホルダー管理 プロジェクトに影響を与える、または影響を受けるステークホルダーを特定し、その期待を管理するプロセス。

変更管理 プロジェクトのスコープや計画に変更が発生した場合、その影響を評価し、適切に対応するプロセス。変更管理委員会 (CCB) が設けられることが多い。

コミュニケーション管理 プロジェクトチームやステークホルダー間での情報共有を効果的に行うためのプロセス。コミュニケーションプランニングが重要。

資源管理 プロジェクトに必要な人材、設備、材料などの資源を適切に配分し、管理するプロセス。人的資源管理と物的資源管理が含まれる。

ベースライン プロジェクトのスコープ、コスト、スケジュールなどの基準となる計画。これに基づいてプロジェクトの進捗を管理する。

スコープクリープ プロジェクトの進行中にスコープが無制限に拡大すること。計画的な変更管理が不可欠。

サービスマネジメント

ITIL (Information Technology Infrastructure Library)
ITサービスマネジメントのベストプラクティスをまとめたフレームワーク。サービスライフサイクルの全体をカバーする。

サービスデスク
ユーザーからの問い合わせや問題報告を受け付け、対応するための機能やプロセス。インシデント管理の一環として重要。

インシデント管理
サービスの中断や品質低下を最小限に抑えるためのプロセス。迅速な復旧を目指す。

問題管理
再発防止のためにインシデントの根本原因を特定し、恒久的な解決策を実施するプロセス。

変更管理
サービスの変更を計画的に管理し、リスクを最小限に抑えるためのプロセス。変更の影響を評価し、適切な対応を決定する。

リリース管理
ソフトウェアやハードウェアの新バージョンを効率的に展開するプロセス。テスト、リリース、展開、フィードバック収集を含む。

構成管理 (Configuration Management)
ITサービスを構成する全てのアイテム(CI: Configuration Item)を管理し、その関係を明確にするプロセス。CMDB (Configuration Management Database) を活用する。

キャパシティ管理
サービスの要求を満たすために、リソースの最適な使用を計画・管理するプロセス。パフォーマンスとコスト効率のバランスを保つ。

可用性管理
ITサービスが合意された可用性を達成し、維持するためのプロセス。SLA (Service Level Agreement) に基づく可用性目標の設定が重要。

サービスレベル管理 (SLM)
サービス提供者と顧客の間で合意されたサービスレベルを監視し、報告するプロセス。SLA、OLA (Operational Level Agreement)、UC (Underpinning Contract) が関連する。

サービス継続性管理 (ITSCM)
サービス中断時に迅速にサービスを復旧するための計画と準備を行うプロセス。BCP (Business Continuity Planning) との関連が強い。

サービスカタログ管理
提供される全てのITサービスを文書化し、顧客に提供するプロセス。サービスの可視化と利用促進が目的。

財務管理 (IT Financial Management)
ITサービスのコスト、価格設定、財務状況を管理するプロセス。コスト管理と予算編成が含まれる。

サプライヤ管理
外部ベンダーとの契約やパフォーマンスを管理し、最適なサービス提供を確保するプロセス。

継続的サービス改善 (CSI)
ITサービスの品質を向上させるために、継続的にプロセスやサービスを改善する取り組み。PDCAサイクル(Plan-Do-Check-Act)を利用する。

イベント管理
システムやサービスで発生するイベントを監視し、異常を検知して対応するプロセス。プロアクティブな対応が求められる。

知識管理 (Knowledge Management)
組織内での知識を収集、共有、活用するプロセス。効果的なサービスデリバリを支援するための情報基盤を提供。

システム監査

システム監査 (System Audit)
組織の情報システムの適正性や効率性、セキュリティなどを評価・監査するプロセス。情報システム全体を対象に、リスク管理や内部統制の適切性を確認する。

内部統制 (Internal Control)
企業や組織がその目的を達成するために設ける管理プロセス。情報システムにおいては、システムの運用やデータの信頼性を確保するための手段を指す。

リスク管理 (Risk Management)
情報システムに関わるリスクを特定し、そのリスクを軽減・管理するプロセス。リスクアセスメントとリスク対応が含まれる。

コンプライアンス (Compliance)
法令や規則を遵守すること。システム監査では、情報システムが関連法規や規則に従って運用されているかを確認する。

監査証拠 (Audit Evidence)
監査を通じて得られる証拠資料。監査人が結論を下すために必要な信頼性のあるデータや文書。

監査報告書 (Audit Report)
システム監査の結果をまとめた文書。監査の範囲、手続き、発見事項、結論、および提言が含まれる。

ITガバナンス (IT Governance)
ITの利用と管理に関する組織の枠組みやプロセスを統制するための管理体制。経営目標とITの整合性を図ることが目的。

監査計画 (Audit Planning)
システム監査の実施にあたっての計画立案プロセス。監査範囲、手順、スケジュール、リソース配分などを決定する。

監査手続き (Audit Procedures)
監査目標を達成するために具体的に行う調査・評価手段。インタビュー、ドキュメントレビュー、テストなどが含まれる。

不正検出 (Fraud Detection)
システム監査の中で、情報システムの不正行為や異常な取引を発見するための活動。予防策や監視の強化が求められる。

情報セキュリティ監査 (Information Security Audit)
情報資産の機密性、完全性、可用性を保護するための管理策が適切に実施されているかを監査するプロセス。

アクセス管理 (Access Management)
システムやデータへのアクセス権限を適切に管理すること。監査では、不正アクセスや権限濫用がないかを確認する。

変更管理 (Change Management)
システムの変更が適切に管理され、リスクが最小化されるようにするプロセス。システム監査では、変更が適切に記録されているかを確認する。

データインテグリティ (Data Integrity)
データの正確性や一貫性が保たれている状態。監査では、データが不正に変更されていないか、または破損していないかを確認する。

監査手続書 (Audit Procedures Manual)
監査を実施する際の手順や方法を詳細に記載した文書。監査の標準化や品質の確保が目的。

外部監査 (External Audit)
第三者機関によって行われる監査。内部監査とは異なり、客観的な視点から組織の情報システムを評価する。

連結監査 (Integrated Audit)
複数の部門やプロセスを統合的に監査するアプローチ。ITシステムと業務プロセスを同時に評価することで、全体的なリスクを把握する。

監査調書 (Audit Working Papers)
監査作業の証拠として残される書類やメモ。監査の結論を裏付けるための基礎資料となる。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次