ITパスポートを独学でお金をかけず合格する勉強方法を考えてみた

こんな人に読んで欲しい

ITパスポート試験を受けようと思っているが、独学で安く合格したい

令和5年からの新傾向での試験を経験した人の体験談が欲しい

IT専門外ながら、3週間で合格した私が、悩みに答えます。

ITパスポートは、効率良く勉強すれば、それほど難しい試験ではありません。

IT未経験者でも、80時間あれば合格できます。(勉強時間の根拠はこちら)

私も、この記事で紹介する方法と似た方法で、合格しました。(実際は通信講座を使いました)

資格の学校に何年間も通う必要もなく、家族や趣味の時間を犠牲にする必要も有りません。

↑私が取った点数(総合評価点600点以上で合格)

目次

ITパスポートを独学で合格する勉強方法

ITパスポートは、情報処理資格でレベル1に位置付けられいて、難易度が低いです。

学生の受験者が多いITパスポートは、「お金をかけずに合格したい」でしょう。

そこで、どうしたら独学で短時間で合格できるか、分析しました。

  1. ITパスポートは丸暗記ベースで対応可
  2. 出題範囲は広いが類似問題がよく出る
  3. 多くのサイトで無料で過去問演習できる

この特徴から、次の勉強方法を提案します。

  • 過去問を1回分解いて手応えを確認する
  • 学習時間から逆算して試験を申し込む
  • 過去問5回分を復習し続ける
  • 模擬試験

過去問を1回分解いて手応えを確認する

まずは効率的な勉強方法を探るため、過去問を解いて、自分の現在地を正確に把握します。

IPAのこちらのページに掲載された、過去問題を1回分解きます。

年度初見の点数合格点
令和4年度分465点600点
ITパスポートを初見で解いた結果

SLAとはBPOとか3文字の略語が全然分からない…。後半のテクノロジがニガテ…

過去問を1回分解くと、「出題範囲の広さ」「100問解く出題数の多さ」などを感じると思います。

学習時間から逆算して試験を申し込む

過去問題を解いた経験を活かし、以下2つを考慮して、ITパスポート合格に必要な勉強時間を割り出します。

  • 社会人としてビジネス経験は十分か
    • ビジネス経験が十分なら、ストラテジとマネジメントの基礎力があります。
  • IT系の学習歴はあるか
    • IT系の学習歴があれば、テクノロジの基礎力があります。
IT学習歴ありIT学習歴なし
ビジネス経験あり勉強時間目安:30時間
出題全てに基礎力あり
勉強時間目安:50時間
ストラテジ、マネジメント
に基礎力あり
ビジネス経験なし勉強時間目安:50時間
テクノロジに基礎力あり
勉強時間目安:80時間
ITパスポートの勉強時間計画
IT学習歴ありIT学習歴なし
ビジネス経験あり勉強時間目安:30時間
出題全てに基礎力あり
勉強時間目安:50時間
ストラテジ、マネジメント
に基礎力あり
ビジネス経験なし勉強時間目安:50時間
テクノロジに基礎力あり
勉強時間目安:80時間
ITパスポートの勉強時間計画

たとえば私の場合:ビジネス経験は十分ですが、IT系の学習歴がないので、勉強時間目安は50時間です。

この勉強時間を捻出できるギリギリの期間で、試験本番を申し込みます

申し込んだら逃げ場もない!締め切りを決めてキリッと勉強します!

過去問5回分を復習し続ける(過去問サイト)

ITパスポートの出題範囲は以下のとおり広いので、狙いを絞って対策を進めます。

分野出題数分類
ストラテジ系35問1.企業活動
2.法務
3.経営戦略マネジメント
4.技術戦略マネジメント
5.ビジネスインダストリ
6.システム戦略
7.システム企画
マネジメント系20問8.システム開発技術
9.ソフトウェア開発管理技術
10.プロジェクトマネジメント
11.サービスマネジメント
12.システム監査
テクノロジ系45問13.基礎理論
14.アルゴリズムとプログラミング
15.コンピュータ構成要素
16.システム構成要素
17.ソフトウェア
18.ハードウェア
19.情報デザイン
20.情報メディア
21.データベース
22.ネットワーク
23.セキュリティ
ITパスポートの科目概要
分野出題数分類
ストラテジ系35問1.企業活動
2.法務
3.経営戦略マネジメント
4.技術戦略マネジメント
5.ビジネスインダストリ
6.システム戦略
7.システム企画
マネジメント系20問8.システム開発技術
9.ソフトウェア開発管理技術
10.プロジェクトマネジメント
11.サービスマネジメント
12.システム監査
テクノロジ系45問13.基礎理論
14.アルゴリズムとプログラミング
15.コンピュータ構成要素
16.システム構成要素
17.ソフトウェア
18.ハードウェア
19.情報デザイン
20.情報メディア
21.データベース
22.ネットワーク
23.セキュリティ
ITパスポートの科目概要
  • 300点未満の分野があると不合格
    • ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系は全て学習する
  • 脳の刺激は、模擬試験>問題演習>本>講義
    • 問題演習と復習を学習の中心とする
  • 過去問の丸暗記は比較的通用する
    • 問題演習に付いてくる解説を理解すればOK

上の3点を押さえながら学習を進めます。

ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系の全てが300点(3割)以上必要。全ての分野を学習します。

4択問題なので、当てずっぽうでも250点取れそうですが、300点未満なら合計点が良くても不合格です。

ITパスポートは、広く浅く出題されるので、特定の分野を深く勉強しても得点に繋がりにくいです。

だから、ストラテジ・マネジメント・テクノロジを全て学習します。

続いて、人間の脳は「インプット」するよりも「アウトプット」した方が働き、学習効率が高いです。

そのため、「過去問演習」を学習の中心とし、分からない部分をググって確認します。

過去問演習は、ITパスポート過去問道場で行うと良いと思います。

↑過去問道場を使用し、直近の5回分をひたすら復習します。

私はの通信講座を利用し、厳選された300問を「AI復習機能」で復習しました。(詳細説明はこちら)

↑私は通信講座のAI復習機能を利用しました

最後に、ITパスポートは入門資格であり、問題の丸暗記がある程度通用します

ITパスポートの過去問を解いていると、「考えさせる問題」よりも「知っているか確認する問題」が圧倒的に多いです。

そのため、過去問を繰り返し解いて、基本的な知識を増やしていくような勉強法となります。

かといって膨大な過去問を覚えることはできないので、5回分500問を繰り返し解くのが良いでしょう。

模擬試験(問題アプリ)

本番1週間前ごろに、模擬試験を受けます。

1週間前に受ければ、十分対策を進めた上で模試を受けられ、模試で見つかった弱点も挽回可能です。

ITパスポート過去問道場にオリジナル予想問題が掲載されているので、そちらで模試を行うと良いでしょう。

▼私が模試を受けた結果:620点

ギリギリで合格点を取れましたが、不正解だった問題の理解を深めます。

私は、テクノロジに弱点が見つかり、復習を行いました。

試験本番(最後まであきらめない)

試験本番は、とにかく最後まであきらめない

ITパスポートは、CBT方式なので、自分のペースで試験開始できます。

そのため、リラックスしやすい反面、集中力が切れやすいです。

1問で合否が決まるかもしれない危機感を持つと良いと思います。

たまに難しいアルゴリズムの問題が出るので、「分からない…!どうしよう」と思われるかもしれません。

私は「1問くらい落としても大丈夫」と割り切り、他の問題を完了させてから、難しい問題に着手しました。

↑本番に取得した点数がすぐに開示されます

今日から勉強を始める人が合格する

この記事では、ITパスポートを独学で早く合格する方法を紹介しました。

皆様としては、「なんだ当たり前のことが書いてあるだけじゃないか」と感じたかもしれません。

本当にそのとおりで、勉強方法を知っただけでは合格できず、やはり「愚直に勉強」する必要があります。

でもここまで読んだ人は、ITパスポートに合格したい熱意ある人です。

私は、愚直に努力を続け、合格への努力を惜しまない人を応援しています。

学習効率が上がる通信講座も分析比較しているので、よければリンク先をご参照ください。

スタディングのITパスポート講座は、AIが学習計画をしてくれて、本当に楽に合格できました。

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