ITパスポート試験を受けようと思っているが、早く効率的に合格したい
令和5年からの新傾向での試験を経験した人の体験談が欲しい
IT専門外ながら、3週間で合格した私が、悩みに答えます。
ITパスポートは、効率良く勉強すれば、それほど難しい試験ではありません。
IT未経験者でも、80時間あれば合格できます。(勉強時間の根拠はこちら)
実際に私も、この記事で紹介する勉強方法で、約30時間で合格点を取得できました。
資格の学校に何年間も通う必要もなく、家族や趣味の時間を犠牲にする必要も有りません。
↑私が取った点数(総合評価点600点以上で合格)
30時間で合格点を取った勉強方法
ITパスポートは、情報処理資格でレベル1に位置付けられいて、難易度が低いです。
だからこそ、「合格まで時間をかけたくない」というのが私の本音でした。
基本情報技術者にレベルアップしたいし、仕事も育児も家事もある……
そこで、どうしたら最短で合格できるか、ネットで情報を仕入れました。
- ITパスポートは丸暗記ベースで対応可
- 出題範囲は広いが類似問題がよく出る
- 他の資格と比べ通信講座がとても安い
この特徴から、次の勉強方法とすることに決めました。
- 過去問を1回分解いて手応えを確認する
- 学習時間から逆算して試験を申し込む
- 過去問300問を復習し続ける(通信講座)
- 模擬試験(通信講座)
こちらの方法がハマったので、皆様に紹介したいと思います。
過去問を1回分解いて手応えを確認する
まずは効率的な勉強方法を探るため、過去問を解いて、自分の現在地を正確に把握します。
IPAのこちらのページに掲載された、過去問題を1回分解きます。
年度 | 初見の点数 | 合格点 |
---|---|---|
令和4年度分 | 465点 | 600点 |
SLAとはBPOとか3文字の略語が全然分からない…。後半のテクノロジがニガテ…
過去問を1回分解くと、「出題範囲の広さ」「100問解く出題数の多さ」などを感じると思います。
学習時間から逆算して試験を申し込む
過去問題を解いた経験を活かし、以下2つを考慮して、ITパスポート合格に必要な勉強時間を割り出します。
- 社会人としてビジネス経験は十分か
- ビジネス経験が十分なら、ストラテジとマネジメントの基礎力があります。
- ビジネス経験が十分なら、ストラテジとマネジメントの基礎力があります。
- IT系の学習歴はあるか
- IT系の学習歴があれば、テクノロジの基礎力があります。
IT学習歴あり | IT学習歴なし | |
ビジネス経験あり | 勉強時間目安:30時間 出題全てに基礎力あり | 勉強時間目安:50時間 ストラテジ、マネジメント に基礎力あり |
ビジネス経験なし | 勉強時間目安:50時間 テクノロジに基礎力あり | 勉強時間目安:80時間 |
IT学習歴あり | IT学習歴なし | |
ビジネス経験あり | 勉強時間目安:30時間 出題全てに基礎力あり | 勉強時間目安:50時間 ストラテジ、マネジメント に基礎力あり |
ビジネス経験なし | 勉強時間目安:50時間 テクノロジに基礎力あり | 勉強時間目安:80時間 |
たとえば私の場合:ビジネス経験は十分ですが、IT系の学習歴がないので、勉強時間目安は50時間です。
この勉強時間を捻出できるギリギリの期間で、試験本番を申し込みます。
申し込んだら逃げ場もない!締め切りを決めてキリッと勉強します!
過去問300問を復習し続ける(通信講座)
ITパスポートの出題範囲は以下のとおり広いので、狙いを絞って対策を進めます。
分野 | 出題数 | 分類 |
---|---|---|
ストラテジ系 | 35問 | 1.企業活動 2.法務 3.経営戦略マネジメント 4.技術戦略マネジメント 5.ビジネスインダストリ 6.システム戦略 7.システム企画 |
マネジメント系 | 20問 | 8.システム開発技術 9.ソフトウェア開発管理技術 10.プロジェクトマネジメント 11.サービスマネジメント 12.システム監査 |
テクノロジ系 | 45問 | 13.基礎理論 14.アルゴリズムとプログラミング 15.コンピュータ構成要素 16.システム構成要素 17.ソフトウェア 18.ハードウェア 19.情報デザイン 20.情報メディア 21.データベース 22.ネットワーク 23.セキュリティ |
分野 | 出題数 | 分類 |
---|---|---|
ストラテジ系 | 35問 | 1.企業活動 2.法務 3.経営戦略マネジメント 4.技術戦略マネジメント 5.ビジネスインダストリ 6.システム戦略 7.システム企画 |
マネジメント系 | 20問 | 8.システム開発技術 9.ソフトウェア開発管理技術 10.プロジェクトマネジメント 11.サービスマネジメント 12.システム監査 |
テクノロジ系 | 45問 | 13.基礎理論 14.アルゴリズムとプログラミング 15.コンピュータ構成要素 16.システム構成要素 17.ソフトウェア 18.ハードウェア 19.情報デザイン 20.情報メディア 21.データベース 22.ネットワーク 23.セキュリティ |
- 300点未満の分野があると不合格
- ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系は全て学習する
- ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系は全て学習する
- 脳の刺激は、模擬試験>問題演習>本>講義
- 問題演習と復習を学習の中心とする
- 問題演習と復習を学習の中心とする
- 過去問の丸暗記は比較的通用する
- 問題演習に付いてくる解説を理解すればOK
上の3点を押さえながら学習を進めます。
ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系の全てが300点(3割)以上必要。全ての分野を学習します。
4択問題なので、当てずっぽうでも250点取れそうですが、300点未満なら合計点が良くても不合格です。
ITパスポートは、広く浅く出題されるので、特定の分野を深く勉強しても得点に繋がりにくいです。
だから、ストラテジ・マネジメント・テクノロジを全て学習します。
続いて、人間の脳は「インプット」するよりも「アウトプット」した方が働き、学習効率が高いです。
そのため、「問題演習」を学習の中心とし、分からない部分を参考書や講義で補います。
私はスタディングの通信講座を利用し、厳選された300問を「AI復習機能」で徹底的に復習しました。(詳細説明はこちら)
最後に、ITパスポートは入門資格であり、問題の丸暗記がある程度通用します。
ITパスポートの過去問を解いていると、「考えさせる問題」よりも「知っているか確認する問題」が圧倒的に多いです。
そのため、過去問を繰り返し解いて、基本的な知識を増やしていくような勉強法となります。
かといって膨大な過去問を覚えることはできないので、講座が厳選した300問を繰り返し解きました。
↑AIが最適な復習問題を選んでくれ、解き続けてたら、AI実力スコアが600点を超えました。
模擬試験(問題アプリ)
本番1週間前ごろに、模擬試験を受けます。
1週間前に受ければ、十分対策を進めた上で模試を受けられ、模試で見つかった弱点も挽回可能です。
多くの通信講座や参考書に模擬試験が付属しているので、そちらを利用すると良いでしょう。
▼私が模試を受けた結果:620点
ギリギリで合格点を取れましたが、不正解だった問題の理解を深めます。
私は、テクノロジに弱点が見つかり、復習を行いました。
試験本番(最後まであきらめない)
試験本番は、とにかく最後まであきらめない
ITパスポートは、CBT方式なので、自分のペースで試験開始できます。
そのため、リラックスしやすい反面、集中力が切れやすいです。
1問で合否が決まるかもしれない危機感を持つと良いと思います。
たまに難しいアルゴリズムの問題が出るので、「分からない…!どうしよう」と思われるかもしれません。
私は「1問くらい落としても大丈夫」と割り切り、他の問題を完了させてから、難しい問題に着手しました。
↑本番に取得した点数がすぐに開示されます
今日から勉強を始める人が合格する
この記事では、私が30時間で合格点を取った方法を紹介しました。
皆様としては、「なんだ当たり前のことが書いてあるだけじゃないか」と感じたかもしれません。
本当にそのとおりで、勉強方法を知っただけでは合格できず、やはり「愚直に勉強」する必要があります。
でもここまで読んだ人は、ITパスポートに合格したい熱意ある人です。
私は、愚直に努力を続け、合格への努力を惜しまない人を応援しています。
学習効率が上がる通信講座を分析比較したので、よければリンク先をご参照ください。
スタディングのITパスポート講座は、AIが学習計画をしてくれて、本当に楽に合格できました。
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