PMIとPMI日本支部に会員登録するメリット

PMPの受験準備が進むと、資格運営元にPMI（米国本部）と、PMIの日本支部があることが分かります。

でも、会員登録には費用が掛かるので、わざわざ費用を払ってまで会員登録するか悩むと思います。

結論：PMPを受けるなら、PMI本部の会員登録はトータル費用が安くなるのでお勧め。日本支部は任意。

会員になるメリットと費用をカンタンに解説しますね。

PMIの概要

PMP資格の運営元、PMIは、米国が管轄するPMIと、日本が管轄するPMI日本支部があります。

まずは順番に概要を説明しますね。

PMI(本部)とは

Project Management Institute (PMI) は、プロジェクトマネジメントの国際的な専門団体です。

PMIは1969年に設立された非営利の組織で、プロジェクトの専門家が新しいスキルや方法を身につけることを目的として、世界中のほぼすべての国で活動しています。

PMIが管轄するPMP(Project Management Professionnal)は、世界で160万人以上の資格取得者がおり、プロジェクトマネジメントでは世界最大規模です。

PMI日本支部とは

PMI（Project Management Institute）日本支部は、日本国内におけるプロジェクトマネジメント専門団体です。

【以下、PMI日本支部の説明文】
PMI日本支部は、世界最大のプロジェクトマネジメント協会(PMI)の日本における支部として、日本国内でのプロジェクトマネジメントの普及を目的に、さまざまなステークホルダーと共に活動しています。

PMI 日本支部の活動は、会員ボランティアの主体的な活動で成り立っています。法人スポンサー、アカデミックスポンサーにも支えられつつ、各種イベントや研究会の開催、PMI 出版書籍の日本語訳・販売等を通じて、会員の方々ご自身のPM スキルの研鑽につながっています。また、プロジェクトマネジメントからビジネス・アナリシスやアジャイル・アプローチまで、デジタル・ディスラプションに取り組む手法の啓発へと活動の質的拡大も続けています。

PMI(本部)に会員登録するメリット

続いて、PMIに会員登録することで得られる特典を説明します。

PMP受験料の割引

PMIに会員登録すると、PMPの受験料が割引されます。

• PMI会員 $405 再受験の場合$275
• PMI非会員 $555 再受験の場合$375

PMIの会費は少々高額ですが、PMPを受験するのであれば、会員になった方が総額で少し安くなります。

PMP合格後の更新費用の割引

PMP試験に合格した後は、、3年ごとに資格更新をすることになります。

非会員であれば150ドル必要になりますが、PMI会員ならば60ドルで済みます。

PMBOK第7版の英語版DL

PMIのトップページから英語版のPMBOK第7版をダウンロードできます。

具体的な方法は、こちらにまとめたので必要に応じて参照してください。

アジャイル実務ガイド日本語版DL

PMIのトップページから日本語版のアジャイル実務ガイドをダウンロードできます。

具体的な方法は、こちらにまとめたので必要に応じて参照してください。

PMI(日本支部)に会員登録するメリット

PMBOKガイド第7版日本語版PDFダウンロード

PMBOKガイド第7版日本語版のPDFファイルを、支部会員専用ページからダウンロードできます。

PMI本部の会員は、英語版のみダウンロード可能なので、日本語版はPMI日本支部会員限定のサービスとなります。

セミナー受講費の割引

日本支部主催の PMP受験対策講座、月例セミナー、各種セミナーに割引価格で参加できます。

プロジェクトマネジメント関連書籍の割引購入

PMBOKガイドなどのプロジェクトマネジメント関連書籍を会員価格で購入できます。

部会活動への参加

PMI日本支部では、支部の運営を支援する委員会、プロジェクトマネジメントに関連する研究・スキルアップ・情報発信などを目的とする研究会、月例セミナーやFestaのようなイベントを企画開催するセミナー・プログラムなど、多様な活動が支部会員によるボランティアで運営されています。

これらの活動は部会活動と呼ばれていますが、プロジェクトマネジメント・プロフェッションへの貢献を通じてネットワークを広げ、スキルアップアップを図ることができます。

PMIが認定する資格について

Project Management Institute（PMI）は、プロジェクトマネジメントの分野でさまざまな資格を認定しています。

主要なPMI資格を紹介します。

PMP（Project Management Professional）

PMPは、プロジェクトマネジメントの最も広く認識される資格の1つであり、プロジェクトマネジメントのスキルと知識を証明します。PMP資格は、プロジェクトマネージャーとしての経験と知識を持つプロフェッショナルを対象としています。

CAPM（Certified Associate in Project Management）

CAPMは、プロジェクトマネジメントの初心者やプロフェッショナルとしてのキャリアをスタートさせたい人々向けの資格です。CAPMはPMPよりも経験要件が低く、基本的なプロジェクトマネジメント知識を評価します。

PgMP（Program Management Professional）

PgMPは、プログラムマネジメントの専門家向けの資格で、複数のプロジェクトを統括し、ビジネス目標を達成するスキルを持つプロフェッショナルを対象としています。

PMI-ACP（PMI Agile Certified Practitioner）

PMI-ACPは、アジャイルプロジェクト管理のスキルと知識を持つプロフェッショナル向けの資格です。アジャイル手法に精通したプロジェクトマネージャーに適しています。

PMI-RMP（PMI Risk Management Professional）

PMI-RMPは、リスク管理の専門家向けの資格で、プロジェクトリスクの評価、制御、および最適化に関するスキルを証明します。

PMI-SP（PMI Scheduling Professional）

PMI-SPは、プロジェクトスケジュール管理のスキルを持つプロフェッショナル向けの資格です。プロジェクトのスケジュール計画とコントロールに関する知識に特化しています。

まとめ

結論：PMPを受けるなら、PMI本部の会員登録はトータル費用が安くなるのでお勧め。日本支部は任意。