米国FE試験の独学におすすめな参考書を教えてほしい人
参考書や安価な教材だけで合格したい人
上記の悩みに対し、令和5年11月に1ヶ月の勉強で合格した私が答えます。
米国PE/FE試験は、日本で情報が少なく、日本語での講座や参考書がほとんどありません。
そのため、合格率が60%といっても、簡単には合格できないのがFE試験です。
でもどうせ米国PEを取得するなら、一次試験のFEはさっとパスしたいところ!
そこで本記事では、合格にグッと近づく独学者向けおすすめの参考書や教材を4個、紹介します。
私が実際に読んで良いと感じた教材だけ紹介します。
米国FEの試験形式と参考書の特徴
教材の話をする前に、FE試験の特徴を掴んでおきます。
項目 | 内容 |
---|---|
試験場所 | テストセンター ピアソンプロフェッショナル (東京、大阪のみ) |
出題形式 | 4肢択一(一部例外あり) |
問題数 | 110問 |
試験時間 | 5時間20分 休憩を1回のみ25分まで可能 休憩中は試験時間を消化しない |
言語 | 英語のみ |
試験の特徴 | ハンドブックと関数電卓を使い 主に計算問題を解く |
FE試験の最大の特徴は、公式やグラフが書かれたハンドブックを使いながら、関数電卓で計算問題を解く点です。
ハンドブックは500ページほどのボリュームがあり、全て英語で記入されています。
試験中は翻訳ソフトなどの使用ができません。
よってFE試験勉強の肝は、多くの模擬試験を解きながら、ハンドブックの検索力を向上させることです。
FE試験は数学・統計・経営工学・倫理など非常に広い範囲から出題され、全ての公式を暗記することはできません。
公式はハンドブックに全て載っているので、模擬試験の練習を通じて、検索力を体に染み込ませます。
具体的には、以下3つの教材から1つ以上を選択し、試験演習します。
- NCEES Exam Prep
- PEの認定機関が発行する模試1回分
- PPI FE Practice Problems
- 紙冊子にこだわるならコレ1冊で十分
- PPE HQ
- 少し難しいが問題数が多く安価
項目 | NCEES Exam Prep | PPI FE Practice Problems | PPE HQ |
---|---|---|---|
表紙 | |||
言語 | 英語 | 英語 | 英語 |
価格 | 35ドル | 約2万円 | 38ドル |
形式 | 紙冊子 | Webサイト | |
問題数 | 100問 | 約450問 (科目差あり) | 800問 |
難易度 | 少し簡単 | 標準的 | 少し難しい |
項目 | NCEES Exam Prep | PPI FE Practice Problems | PPE HQ |
---|---|---|---|
表紙 | |||
言語 | 英語 | 英語 | 英語 |
価格 | 35ドル | 約2万円 | 38ドル |
形式 | 紙冊子 | Webサイト | |
問題数 | 100問 | 約450問 (科目差あり) | 800問 |
難易度 | 少し簡単 | 標準的 | 少し難しい |
独学におすすめな参考書・教材4選
NCEESの公式ハンドブック(無料)
米国FE試験は、テストセンター上のPCで、ハンドブックの電子データを参照しながら受験します。
このハンドブックを参照しながら、後述の模擬試験を解くのが、最短合格できる勉強方法です。
NCEES FE Exam Prep
米国PE/FE試験の認定機関であるNCEESが発行する、最も公式と呼べる模擬試験が「NCEES FE Exam Prep」です。
ただし残念ながら、110問のみの収録であり、解説も少し分かりにくい。おまけに本番よりも少し難易度が低い気がしました。紙版もあるが高価。
とりあえず手っ取り早く、最も信頼性のある安価な問題集を手に入れたい人。
英語力と専門知識が自信があるので、FEの雰囲気を感じ取るだけで十分という人。
PPI FE Practice Problems
PPIは、日本PE・FE試験協議会( JPEC )が試験対策として紹介している参考書・学習サイトです。
2万円程度と高価ですが、なぜかCivilだけ安いので、Civilを受験予定の方は重宝すると思います。
信頼性のあり、なおかつ1冊で十分と言える問題集を手に入れたい人。
多少値が張ったとしても紙の問題集にこだわりたい人。
▼Chemical
▼Civil
▼Mechanical
▼Electrical and Computer
▼Environmental
▼Other Disciplines
PPE HQ
PPE HQは、38ドル払えば、200日間FEの試験問題を800問ほど解くことができる学習サイトです。
実際の試験よりも少し難しい問題が収録されており、良い練習になります。無名な学習サイトでも気にならない方にはおすすめできます。
すでにNCEES FE Exam Prepを買ったが、問題数が少なくて不安が残る人。
少しでも安く、それなりに信頼できる問題演習を行いたい人。
1種に絞るならこれ
米国FE試験におすすめの参考書・教材を4個紹介しました。
最後に、「1種だけで合格したい」という希望に合わせ、科目別に最もおすすめの教材を紹介します。
CivilならPPI FE Practice Problems
問題数が450問と十分に用意されており、Civilなら他の教材よりと同等以上に安価なため、PPIが良いと思います。
Civil以外ならPPE HQ
問題数が800問と十分に用意されており、38ドルと比較的安価なため、PPE HQが良いと思います。
私はMechanicalでPPE HQを利用して良かったと感じています。
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