基本情報技術者の資格は本当に役に立たないのか知りたい
基本情報技術者の資格が役に立たない理由を知りたい
基本情報技術者という資格をご存じですか?
情報処理系としてはレベル2の国家資格だと聞いたが、特段の効力や独占業務が無いと聞いた…。
それならば、多くの時間を掛けてわざわざ資格を取りにいく必要があるか?
レベル2でも合格率は35%で、勉強時間も平均140時間!?
それでどんなメリットが有るんですか?
そんな意見が多く聞こえてきそうです。
基本情報技術者の資格は、一般的には非常に有用であると考えられていますが、
本記事では、基本情報技術者の資格が役に立たない5つの理由を解説します。
(なお、基本情報技術者を取った後に感じたメリットはこちらの記事で紹介しました)
基本情報技術者が役に立たないと言われる5つの理由
(1) 陳腐化 IT技術は進歩も陳腐化も早い
(2) 経験不足 頭でっかちは仕事できない
(3) 万能感なし 広さも深さも中途半端
(4) 対人力不足 コミュ力は身に付かない
(5) 大衆化 人気資格ゆえ希少性なし
基本情報技術者とはそもそも何?
基本情報技術者試験とは、経済産業省所管の「情報処理推進機構(IPA)」が行う国家資格試験です。
情報処理技術者試験は、「情報処理の促進に関する法律」に基づき経済産業省が、情報処理技術者としての「知識・技能」が一定以上の水準であることを認定している国家試験です。
IPAのWEBサイトより引用
基本情報技術者は、情報処理技術者の中で「ITエンジニアの登竜門」とされており、レベル2に位置付けられています。
ITエンジニアとしてキャリアをスタートするには、まず基本情報技術者試験から受験することをお勧めします。しっかりとした基礎を身に付けることにより、その後の応用力の幅が格段に広がります。
IPAのWEBサイトより引用
略号 | FE |
英語名称 | Fundamental Information Technology Engineer Examination |
実施方式・実施時期 | CBT方式より随時実施 (令和元年度まで春期・秋期実施、令和4年度まで上期・下期実施) |
略号 | FE |
英語名称 | Fundamental Information Technology Engineer Examination |
実施方式・実施時期 | CBT方式より随時実施 (令和元年度まで春期・秋期実施、令和4年度まで上期・下期実施) |
基本情報技術者試験には科目Aと科目Bがあり、どちらもマーク式で標準的な難易度です。
情報処理技術者試験は、医師や弁護士のように、業務独占資格ではありません。
例えば医師でなければ医業が出来ませんが、基本情報技術者でなくともIT技術者になれます。
そのため、基本情報技術者を取得するメリットが無いのでは?と考える方も多いでしょう。
意味ないと言われる5つの理由
(1) 陳腐化 IT技術は進歩も陳腐化も早い
(2) 経験不足 頭でっかちは仕事できない
(3) 万能感なし 広さも深さも中途半端
(4) 対人力不足 コミュ力は身に付かない
(5) 大衆化 人気資格ゆえ希少性なし
技術の進化と陳腐化(資格取得10年後には化石技術)
技術の進歩は非常に速く、新しいツールやフレームワークが短期間で現れます。
特にIT技術の進歩は異常に早く、スマホやChat GPTは急速に普及しました。
そのため、基本情報技術者の資格を取得してから時間が経つと、学んだスキルや知識が陳腐化かも…。
合格後も、最新の知識やスキルを学び続けた方が良さそう!
経験の不足(頭でっかちは仕事できない)
基本情報技術者の資格を取得しただけでは、実際のプロジェクトや業務経験に欠ける場合があります。
資格の取得には理論的な知識が必要ですが、実践的なスキルや経験はそれに加えて重要です。
実際の業務環境での問題解決やチームワークの経験がない場合、資格のみでは役に立たないと言われることがあります。
万能感なし 広さも深さも中途半端
基本情報技術者の資格は、IT分野の基礎的な知識とスキルを証明できます。
しかし、ITの専門家としては「深さ」が足りず、応用情報技術者などの上位資格者が評価されます。
例えば、もともと会計の専門家だった人が、会計業務のデジタル化を行うために、基本情報技術者を取る、これは非常に有効でしょう。
このように、基本情報技術者は、万能感がなく、広さも深さも中途半端と言えます。
人間関係とコミュニケーションスキルの欠如
ビジネス環境ではコミュニケーションスキルや人間関係の構築も重要です。
ITプロジェクトは通常、チームでの協力やクライアントとの対話が必要です。
このため、単に技術的なスキルだけでなく、コミュニケーションやリーダーシップスキルの獲得も重要とされます。
一方で、基本情報技術者試験は、面接やグループワークなどの実務形式の試験ではありません。
基本情報技術者の資格を持っていても、仕事のスキルがなければ、役に立たないと言われることがあります。
競争の激化(資格の希少性が無い)
基本情報技術者の資格は広く認知されており、多くの人が取得しています。
その結果、基本情報技術者の合格者で溢れており、資格だけでは差別化が難しいでしょう。
他のスキルや経験、資格を組み合わせて初めて差別化を図れると考えます。
散々の言われようですね。では逆にどんなメリットがあるか気になります。
資格取得の7つのメリット
基本情報技術者の資格を取得するメリットは次の6つです。
(1) 就職有利 就職や転職で有利
(2) 高評価 昇給や昇進に影響
(3) 専門力 情報技術の知識やスキル習得
(4) 信用力 社外での信用力を得られる
(5) 国際力 グローバルなキャリア機会の拡大
(6) 人脈 同じ志を持つ仲間との出会い
(7) 成長 自己成長と学習意欲の向上
就職有利(就職や転職で有利)
基本情報技術者の資格は、求人市場での競争力を高める助けとなります。
情報技術は現代社会で不可欠な存在であり、ITスキルを持つ専門家の需要は高まっています。
基本情報技術者の資格を取得することで、他の候補者との差別化が可能となり、優れたキャリア機会を獲得する可能性が高まります。
どの会社にいっても、DX!DX!ですね。
高評価 昇給や昇進に影響
基本情報技術者の資格を取得することは、キャリアの成長と昇進の機会を広げることにつながります。
資格を持つことで、組織内での信頼性と信用性が高まり、昇進や責任の増加の可能性が高まります。
また、専門知識やスキルの向上により、新たなプロジェクトやリーダーの役割を受けるチャンスも増えるでしょう。
資格を持っていないよりも絶対有利!
専門力 情報技術の知識やスキル習得
基本情報技術者の資格取得により、情報技術の基礎的な知識やスキルを習得できます。
コンピュータシステム、ネットワーク、データベース、セキュリティなど、情報技術を「体系的」に理解できます。
業務に没頭していると「虫食い」状態だった知識が、資格勉強すると死角が少なくなります。
信用力 社外での信用力を得られる
基本情報技術者の資格取得は、業界内での認知度と信頼性を向上させる助けとなります。
向上心がない人は、資格を取ろうとも思いません。
基本情報技術者は、情報技術で一定のスキルを持っていることを、経済産業省が認定する資格です。
上司や雇用主は、資格保持者に信頼を置き、意見を尊重するでしょう。
国際力 グローバルなキャリア機会の拡大
基本情報技術者に問わず、IT技術そのものが、グローバルな技術です。
ネットワーク、プログラム、アルゴリズム… あらゆるIT用語は英語由来です。
そのため、基本情報技術者の資格は、国際的な仕事を得るキッカケになります。
情報技術は国境を越えた産業であり、国際的なプロジェクトや企業での就職機会も豊富です。
国際的な視野を持ち、基本情報技術者の資格を持つことで、海外での就業や異文化の環境での仕事に挑戦することができます。
人脈 同じ志を持つ仲間との出会い
基本情報技術者の資格を持つことは、情報技術の専門家としてのネットワークを構築する絶好の機会です。
資格取得の過程で、同じ志を持つ仲間や業界の専門家と出会うことができます。
これにより、知識や経験の共有、情報の交換、将来の仕事の機会の発見が可能になります。
私はTwitterを通じて、資格取得や勉強に励む刺激的な同志と出会えました!
成長 自己成長と学習意欲の向上
さいごに、基本情報技術者を取得することで、成長できます。
資格には、ゴールの1つとして「合格」があります。
なにげなく勉強しても頭に入らない…。
でも資格なら合格を目指すので、ゲーム感覚でクリアを目指せます。
合格後も資格取得者と繋がり、次の資格勉強をしたり起業や副業ができます。
不合格だったとしても、原因と対策を打って成長!
基本情報技術者を短時間で賢く取るなら通信講座
基本情報技術者は、合格するまで勉強時間が150時間かかると分析しています。
間違えた方法で勉強しても、なかなか合格できません。
出題範囲が広すぎでどこから手を付ければ良いんだ…。
そこで、他の資格で大苦戦した経験から、基本情報技術者に良い講座を調べました。
お金と時間のリスク最小化はスタディング
4万円以上の基本情報技術者講座が多い中、リスクの小さい安価な講座でベスト3を組みました。
特にスタディングは、AI復習機能が充実していて、学習計画に頭を悩ませる必要がありません。
最もお金と時間を失うリスクを小さくする選択が、スタディングだと思いました。
こちらで徹底レビューしたので、良ければ参考にしてください。
まとめ
基本情報技術者とはどんな資格?
・経済産業省所轄の国家資格で、レベル2の資格。
・特に資格の特典は無い
基本情報技術者が意味ないと言われる理由
・ 万能感なし 広さも深さも中途半端
・大衆化 人気資格ゆえ希少性なし
基本情報技術者を取るメリット
・専門力 情報技術の知識やスキル習得
・信用力 社外での信用力を得られる
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。
「基本情報技術者は意味ない?」というテーマで記事を書きました。
僕の本音は、「資格なんて、ヤル気が無い人が挑戦しても時間の無駄」です。
モチベが上がらなければ、勉強も身に入らないですよね。
勉強が楽しい!自分を変えたい!もっと違う世界を見たい!
心からこんな声が少しでも聞こえたら、日々の忙しさから少し離れて心の声を確認するのも良いでしょう。
やっぱ基本情報技術者に挑戦してみたい!
こう思う人が一人でも増えたら幸いです。
COMMENT