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技術士の受験申込書をスタディングの講座で添削!赤っ恥のC判定をAクラスにする添削

受験申込書の赤っ恥添削のサムネ
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技術士二次試験の受験申込書をどう書いて良いか悩んでいる人

受験申込書を書いたが、他人が添削を受けた内容を見て、自分の答案作成に活かしたい人

スタディングの通信講座が気になっており、受験申込書の添削実例が気になる人

技術士二次試験の登竜門の一つ、受験申込書をどう書くか、悩んでいる方は多いと思います。

受験申込書を次のようなステップで完成させる方も多いでしょう。

  1. 申込書の書き方について情報を集める
  2. 自分が納得するまで書く
  3. 有識者からフィードバック(添削)を貰う
  4. 申込書を書きなおす

中でも③のフィードバック(添削)をもらう事は、とても重要だと考えます。

しかし、簡単に添削は貰えません。

有料だったり、上司(社内講師)の時間をいただくことになります。

だから、添削してもらう前に、なるべく完成度を上げたいです。

かく言う私も何度も受験申込書を書き直した後、添削で大幅修正を受けて凹んでいます。

添削で大幅修正を受けました。提出前に、なぜ直しきれなかったのか、悔しい。

そこで本記事では、添削を受ける前に少しでも完成度を上げる、お手伝いをさせて頂きます。

具体的には、私が受けた添削の内容を公開し、どう修正を入れたか説明したいと思います。

ご自身の受験申込書を見直すキッカケとなれば幸いです。

公開は恥ずかしい限りですが、皆様のお役に立てれば本望です。

結論 【添削で受けた指摘内容】

・要点を絞ること(全体)
・技術士法第2条にふさわしい業務内容か
・業務の内容が伝わらない
・地位、職名は明記すること
・立場や役割はもっと具体的に
・技術的課題が書かれていない
・業務の羅列になってしまっている
・課題がどの程度解決したか書くこと
・今後の展望が「想い」になっている

この記事を書いた人

>技術士一次 機械/電気で合格
>技術士二次 機械部門で合格
>技術士講座で試した講座は6社
>記事コンテストで銅賞獲得

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目次

受験申込書の概要

本題(添削の内容)に入る前に、技術士の受験申込書について簡単に説明します。

技術士二次試験に申し込むために、受験申込書を提出する必要があります。

技術士二次試験の受験申込書は次の性質があります。

  1. 受験資格がある事を証明する
  2. 口頭試験での審査項目となる

※受験申込書は、技術士会のホームページから入手可能です。

例年4月に受験申込書を提出し、7月に筆記試験を受けるスケジュールとなります。

この記事の主眼は添削なので、詳細説明は割愛します。気になった方はこちらをどうぞ。
技術士二次試験 受験申込書の書き方コツ>>

書き方のポイント

添削内容を紹介する前に、私が気を付けたポイントを説明します。

受験申込書を書くに当たって気を付けた点はこの通りです。

  1. 業務経歴は技術士の業務を書く
  2. 業務経歴は職務ではなく技術経験を書く
  3. 業務内容の詳細は過不足なく書く
  4. 受験申込書は口頭試験を意識する
  5. 解決策はなるべく具体的に書く

では簡単に一つずつ説明いたします。

業務経歴は技術士の業務を書く

技術士の業務は、技術士法第二条により、次の通りです。

第二条 この法律において「技術士」とは、第三十二条第一項の登録を受け、技術士の名称を用いて、科学技術(人文科学のみに係るものを除く。以下同じ。)に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務(他の法律においてその業務を行うことが制限されている業務を除く。)を行う者をいう。

技術士法より引用

要するに、技術士の業務は以下6つ+αです。

・計画
・研究
・設計
・分析
・試験
・評価

又はこれらに関する指導の業務を行う者。

開発、解析、調査はこれらに入っていません。

開発、解析、調査などよく使うので、うっかり使わないように注意しなければ。

業務経歴は職務ではなく技術経験を書く

業務経歴は職務ではなく、技術経験を書くよう心掛けました。

例えば職務経験を書いてしまった例がこちらになります。

○○開発課で次世代自動車車体の強度設計責任者として従事

○○検証課でブレーキ不具合原因の調査責任者として従事

上とは対照的に、技術経験に意識して書いたのが以下になります。

これは2018年に新技術開発センターで添削を受けて、このように修正案を頂きました。

巻上機回転振動の原因分析、振動解析、改良構造の設計、試験

巻上機のライフサイクルコスト低減を目的とした電磁ブレーキのモジュール化設計・試験・評価

業務内容の詳細は過不足なく書く

業務内容の詳細(720字)は、過不足なく書くよう意識しました。

具体的には次の構成で書いてみました。

1.背景
2.立場と役割
3.技術的課題と問題点
4.技術的解決策
5.成果
6.今後の展望

このような構成にした上で、目的から課題、解決策、成果まで一本の筋が通っているよう、説明を心掛けました。

意識したつもりでしたが、添削では「色々書きすぎていて分かりにくい」と指摘されてしまいました。

受験申込書は口頭試験を意識する

受験申込書は口頭試験で質問されるため、深い質問に答えられるかを意識しました。

  • なぜその課題が重要と考えるか
  • なぜその解決策が有効だと考えたか
  • 目的に応じた効果が出ているか
  • 解決策を講じた際のリスク確認は十分か
  • 科学技術の向上国民経済の発展に資するか

それが難しい…。意識して書いても、人に伝わるかは別問題なんですよね。

実際に提出した申込書を公開

こちらが実際に提出した申込書です。

今になって見直すと、トンデモナイ受験申込書を提出したと後悔しております。

何がトンデモナイかというと、①在学期間と②従事期間の間に「空白の一年」が有ります…。

令和3年度から受験申込書の様式が変わったので、最初の業務経歴を貼り付け忘れていたのが原因です。

業務内容1
 地位・職名:担当者
 巻上機回転振動の原因究明、振動解析、改良構造の設計、試験

業務内容2
 地位・職名:担当者
 巻上機軸付フィールドの低コスト化中国材採用による強度解析、素材解析、試験

業務内容3
 地位・職名:担当者
 巻上機のライフサイクルコスト低減を目的とした電磁ブレーキのモジュール化設計・評価

業務内容4
 地位・職名:担当者
 不採算受注抑制を目的とした旧型保守部品の製造困難性評価及び部品ロードマップ策定

1.背景 
○○用○○製品(全体コストの約10%)のコスト低減が急務となり、主要部品である電磁ブレーキの部品流用、部品数削減が必要であった。電磁吸引力確保とライフサイクルコスト低減可能なブレーキ構成機器の仕様を選定した。

2.立場と役割
ブレーキ設計責任者として、構成部材の寸法・材質・表面処理仕様の計画、設計、実機試験の業務に従事した。

3.技術的課題と問題点
技術的課題:制動バネの従来品流用と電磁吸引力の確保
問題点:バネに対する疲労強度設計のノウハウが自社に無く、従来設計では裕度が過剰。
     従来品流用時、バネ数増加に伴い電磁マグネットの空隙部が増え、電磁吸引力が低下する。

4.技術的解決策 
(1)疲労強度設計によるバネ選定
硬度と圧縮残留応力を測定し、バネの引張強度を推定した。疲労強度線図から○○万回動作に対し安全率= ○○ を確保した。
(2)バネ力伝達機構とトルク受け部材の集約化  
S45C焼入れ材、φ ○○ のピンを設計し、バネ力と制動トルクの連成荷重に対し短期、長期共に安全率= ○○ を確保した。
(3)ブレーキ固定用ボルトのリーマ構造採用による小径化  
S45C焼入れ材、軸径φ= ○○ リーマ構造を採用。曲げ荷重→せん断荷重に変換しM20→M16に小径化した。

5.技術的成果
上記部材全て ○○ 万回の実機寿命試験を行い、破断や塑性変形が無く強度十分であることを確認した。
結果、ブレーキ部品数を ○○ 種→ ○○ 種に改善し、流用率を ○○ %とした。

6.今後の展望
製造困難部品の予測により、代替設計や製造設備の標準化を事前対策し、更なるコスト低減を推進していく。

添削内容とポイント

このような様式で添削結果を頂きました。※解読できないよう、解像度を落としています。

要点を絞ること【全体】

全体のアドバイスとして、次のような意見をいただきました。

✔ 業務は多岐にわたるイメージがあるが、初見の方が見ても理解が難しいと感じる

✔ 論点を絞り込むこと

私の申込書を見直すと、「機械部門」「材料力学・信頼性」と関係無い事が書かれています。

例えばこれ▼
業務内容4 不採算受注抑制を目的とした旧型保守部品の製造困難性評価及び部品ロードマップ策定

…どのような機械技術を利用して何を達成したのか、全く分かりません。

こういう業務内容は書かないようにしましょう。(自戒)

本当にお恥ずかしい限りです。

技術士法第2条にふさわしい業務内容か

個別のアドバイスとして、私も気にしていた次の事を指摘されてしまいました。

✔ 技術士法第2条にふさわしい業務内容か

具体的には次の業務内容に対する指摘になります。

「巻上機回転振動の原因究明、振動解析、改良構造の設計、試験」

これを見た添削者は、きっと次のように思ったのでしょう。

「結局あなたが行った業務は、原因究明なのか?振動解析なのか?設計なのか?試験なのか? なお解析は技術士の業務ではない。」

具体的に1つに絞るよう、アドバイスを頂きました。

そのアドバイスを踏まえ、次のように修正しました。

修正前:
「巻上機回転振動の原因究明、振動解析、改良構造の設計、試験」

修正後:
「巻上機ハウジングの固有値に起因する振動に対する改良構造の設計」

振動解析や実機試験も行いましたが、それらは設計達成のための手段と考え、設計業務としました。

何を行ったのか明確になりました。

※材料強度・信頼性の分野と関連性が低いので、他の業務内容を書いた方が得策とも思いました。

業務の内容が伝わらない

続いてとても残念な指摘を頂きました。

✔ 業務の内容が伝わらない

「業務の内容が分からない」、口頭試験では即不合格でしょう。それだけに特に注意すべき指摘と考えます。

▼こちらの業務内容に対する指摘です。
業務内容4 不採算受注抑制を目的とした旧型保守部品の製造困難性評価及び部品ロードマップ策定

この業務内容に関し、次のように指摘を頂きました。

不採算受注抑制とは何か?意味が分からない。

材料強度信頼性の技術者として行った技術要素や目的や問題などを明確にすること。

「及び部品ロードマップ策定」は不要。「○○の評価」などで終わること(技術士法第2条に従うこと)

不採算受注とは、製造コストが上がる事で、コストが売値を超えてしまう事を意味したつもりでした。例えば鋳鉄の鋳型が老朽化すると、数百万円かけて型更新します。しかし量産時では製作数量が多く型代を回収できていた部品が、保守部品対応では数量が落ち型代を回収できない事があります。そのためSS400などの安価な定型品を、削り出しで製作する事があります。材料強度的な検討や、素材歩留まり、加工時間などを考慮しベターな選択を考えていました。その上で膨大な部品種類から、どういった部品が代替にふさわしいかを定量的に選定する評価手法を考えています。

こういった事を書きたかったのですが、言葉足らずで信を喰っていない書き方をしてしまいました。

そこで頂いた指摘を踏まえ、次にように修正いたしました。

修正前:
「不採算受注抑制を目的とした旧型保守部品の製造困難性評価及び部品ロードマップ策定」

修正後:
「材料強度の観点から鋳鉄品→SS400へ代替するエレベータ用部品を選定する計画を実施」

地位、職名は明記すること

受験申込書には、地位、職名を記載する欄があります。

私は全て「担当者」とのみ記載していましたが、不足との指摘を頂きました。

地位、職名を明記すること。

地位=組織の役職(技術員、主任、係長など)

職名=業務内容での立場(技術責任者など)

私の中で軽視して書いてしまっていましたが、果たした職務が伝わるよう明記すべきでした。

次にように修正しています。

修正前:
「担当者」

修正後:
「技術研修生 電磁マグネットの設計副担当者」
「主任 巻上機ハウジングの設計副担当者」
「主任 巻上機フィールド試験の全体担当責任者」
「主任 巻上機ブレーキの設計担当責任者」
「専任 エレベータ部品の素材変更に関する計画責任者」

立場や役割はもっと具体的に

受験申込書の詳細(720文字作文)では、「当該業務での立場、役割、成果等」と記載があります。

そのため、立場と役割を記述する必要があるのですが、これをもっと具体的に、と指摘頂きました。

【修正前の記入内容】
立場:ブレーキ設計責任者
役割:構成部材の寸法・材質・表面処理仕様の計画、設計、実機評価

【添削で頂いた指摘内容】

「立場」は補足を入れること。「ブレーキ」とは電磁ブレーキのどの部分なのか?それとも「電磁ブレーキ」の全体なのか?「ブレーキとは」を意識すること。

「構成部材の寸法・材質・表面処理仕様」という表現がわからない。
目的に対して、「寸法・材質・表面処理仕様」とはどんなことなのか?またその役割は何か?例えば計画を立案してメンバに指示する役割、逆にメンバからの情報を吸い上げて形にしていく役割などがある。

ブレーキといっても、電磁コイルや摩擦材、強度部材など多くの部品から成り立っています。

そのため、ブレーキの中でもどんな部品を担当したのか明記する必要がありました。

もう一点、役割が目的に関連している必要がありました。

私の場合、「コスト低減」という目的と「構成部材の寸法・材質・表面処理仕様の計画、設計、実機評価」のつながりが分かりにくいです。

以上2点を踏まえ、次の通り修正をしました。

【立場】
修正前:ブレーキ設計責任者
修正後:コイル以外のブレーキ全体の設計責任者

【役割】
修正前:構成部材の寸法・材質・表面処理仕様の計画、設計、実機評価
修正後:ブレーキコスト○○%低減に向け、フィールドやボルトなど強度部材の小型化、バネやピンなどの部品種統一を計画立案し、作図をメンバに指示した。試作品の性能試験を計画立案し、自身で行った。

技術的課題が書かれていない

技術的課題が書かれていないという根本的な指摘を受けてしまいました。

自分では注意して書いたつもりなだけに、悔しいです。全然甘いですね…。

【修正前の記入内容】

3.技術的課題と問題点
技術的課題:制動バネの従来品流用と電磁吸引力の確保
問題点:バネに対する疲労強度設計のノウハウが自社に無く、従来設計では裕度が過剰。従来品流用時、バネ数増加に伴い電磁マグネットの空隙部が増え、電磁吸引力が低下する。

【添削で頂いた指摘内容】

「業務に取り組む背景と目的」にとどまっている。技術士の論文に書く「技術的課題」ではない。

制動バネの従来品流用と電磁吸引力の確保・・・この目的を達成するために技術的な問題(従来品流用時、電磁吸引力が低下する等)があるはず。問題の原因を分析し、それを解消させることが課題になる。

原因は、バネ数増加に伴い電磁マグネットの空隙部が増えること?そうすると、課題は例えば「疲労強度設計によるバネ選定」のなかにあるのではないか。例えば、硬度と圧縮残留応力を向上することなど。この向上のレベルがどの程度なら問題はクリアできるか?それが「疲労強度線図から1000万回動作に対し安全率=○○を確保」なのだと感じる。これが技術目標となる。なお、タイトルは、「課題」だけで良い。

このように指摘を受けました。

根本的に申込書を書きなおす必要があり、内容は検討中です。

しっかり書き直せたら、こっそり開示しようと思います。

業務の羅列になってしまっている

解決策を書いたところで、「業務の羅列になってしまっている」と指摘を受けました。

受験申込書を書く上で、根本的な指摘内容であり、720字全体を修正する必要を感じました。

4.技術的解決策 
(1)疲労強度設計によるバネ選定
硬度と圧縮残留応力を測定し、バネの引張強度を推定した。疲労強度線図から○○万回動作に対し安全率= ○○ を確保した。

(2)バネ力伝達機構とトルク受け部材の集約化  
S45C焼入れ材、φ ○○ のピンを設計し、バネ力と制動トルクの連成荷重に対し短期、長期共に安全率= ○○ を確保した。

(3)ブレーキ固定用ボルトのリーマ構造採用による小径化  
S45C焼入れ材、軸径φ= ○○ リーマ構造を採用。曲げ荷重→せん断荷重に変換しM20→M16に小径化した。

【添削で頂いた指摘内容】

この書き方は業務の羅列にすぎない。技術士にふさわしいポイントのみをアピールすること。何か障壁(ボトルネック)があったのではないか?

例えば、疲労強度線図から1000万回動作に対し安全率=○○を確保にしようにも既存の伝達構造を改善したいが、振動や応力変動が大きくなかなか形状が見出せないなど。何か解決策に至るまでに障壁があったのではないか?

それを解決するする仕掛けが更に必要になるなどなかったか。応用能力を持つ技術士だからこそ、他の技術を応用し、懸念を解消させて解決に導いたのではないか?その幾つかの解決策を考えて最適な解決策を適用したのではないか?

技術士論文は実施したことを書くのではなく、何を考えたのかを書く論文。
なお、「技術的解決策」ではなく「解決策」で良い。

まだ根本的に欠陥があったようで、C判定クラスの申込書だと悟りました。精進あるのみ。

このように指摘を受けました。

根本的に申込書を書きなおす必要があり、内容は検討中です。

課題がどの程度解決したか書くこと

こちらも受験申込書を書く上で、根本的な指摘内容であり、720字全体を修正する必要を感じました。

5.技術的成果
上記部材全て ○○ 万回の実機寿命試験を行い、破断や塑性変形が無く強度十分であることを確認した。結果、ブレーキ部品数を ○○ 種→ ○○ 種に改善し、流用率を ○○ %とした。

このように指摘を受けました。

「結果、・・・」の記載内容も必要だが、まずボトルネックが解決したこと、課題がどの程度になったのかを書くこと。

書き方の順番として、「ボトルネックが解決したこと、課題がどの程度になったのか」次に、「1000万回動作に対し安全率=○○を確保」はどうなったのか?結果、「ブレーキ部品数を○○種→○○種に改善し、流用率を○○%」となったのでは?

ただし、「エレベータ用巻上機(全体コストの約○○%)のコスト低減」がどうなったのか?がわからない。また「主要部品である電磁ブレーキの部品流用、 部品数削減」が○○%ならいいのかが評価できない。最初に流用率の目的値などは記載して比較評価できるようにしましょう。

「技術的成果」ではなく「成果」で良い。

根本的に申込書を書きなおす必要があり、内容は検討中です。

今後の展望が「想い」になっている

最後に今後の展望についてです。

重要なポイントを絞って詳しく説明する必要があり、今後の展望まで書く必要は無いと感じました。

6.今後の展望
製造困難部品の予測により、代替設計や製造設備の標準化を事前対策し、更なるコスト低減を推進していく。

このように指摘を受けました。

これは展望というより、「思い」でしかない。「製造困難部品の予測」という言葉はなんとなくイメージできるが、前文とのつながりがわかりにくい。材料強度信頼性の技術者として、業務詳細の経験を生かして新たなリスクに備えること(それが製造困難?)を述べること。

この詳細業務で得た考え方の応用が今後の業務でどのように活かせるかがポイント。技術士は個人に与える資格である。そして、業務の再現性が重要。

なお、紙面上、成果までで終わっても良い。重要なのは解決策の「何を考えたか」。そちらの字数を割くと良い。

根本的に申込書を書きなおす必要があり、内容は検討中です。

どうやって添削を受けたか

このように技術士試験合格に向けて重要なカギを握る添削。

参考として、私が添削を受けた方法について紹介します。

有料となってしまうのですが、こちらの講座を利用しました。

8時間に及ぶ動画講座や10回の添削が付く講座で、私も2022年の合格を目指し受講しています。

4度目の受験となりますが、通信講座を初めて受講しました。来年こそ合格したい!

こんな感じでマイページに申込書をアップロードするだけで、添削を受けられました。

私が受験申込書の添削を提出した際は、24時間以内に返ってきました。

他にも技術士講座を試してみましたが、スタディング講座は安く隙が無い印象です。
おすすめの勉強方法として、スタディングの講座を紹介>>

技術士講座の比較については、こちらでまとめたので、気になればどうぞ。
技術士(二次試験対策)のおすすめ通信講座を6社紹介>>

まとめ

ここまでお読み頂きありがとうございます。

受験申込書に頂いた添削ポイントについて次のようにまとめます。

  1. 要点を絞ること【全体】
  2. 技術士法第2条にふさわしい業務内容か
  3. 業務の内容が伝わらない
  4. 地位、職名は明記すること
  5. 立場や役割はもっと具体的に
  6. 技術的課題が書かれていない
  7. 業務の羅列になってしまっている
  8. 課題がどの程度解決したか書くこと
  9. 今後の展望が「想い」になっている

レベルの低い受験申込書で申し訳ございませんが、皆様にとって役立ち情報があれば幸いです。

当ブログでは技術士を目指す方へ、有益な情報を発信するよう努めて参ります。

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それでは、皆様の技術士試験、並びに技術者生活に良き事がありますように。

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