技術士を知ろう

技術士とは?どんな風に活躍してる?概要や二次試験の難易度、合格率、メリットやデメリットについて

こんにちは。たけゆうです。

皆さんは技術士という資格をご存じですか?

マイナーな資格ですが、「弁護士」や「公認会計士」と肩を並べる高難度国家資格の一つです。

技術に携わるなら、技術士を目指さないと!と大学の先生に言われたものです。

そんなマイナー資格「技術士」について概要難易度メリットデメリットを紹介します。

こんな人に読んで貰いたい

技術士って何?概要難易度が知りたい。

技術士を取るメリットデメリットを知りたい。

大学で工学部や農学部を専攻したけど、何か活かせるか知りたい。

結論

(1)技術士の概要と試験の難易度
技術系の国家資格で、公認会計士と同程度の高難易度

(2)技術士取得のメリットデメリット
資格自身の効力は限定的です。しかし試験勉強の過程でコンサル力が身に付きます。

~技術士資格取得はこんな人におすすめです~

・今より仕事力を上げたい
・他の人が持っていない難関資格を取りたい
・今まで学んだ専門技術で社会に貢献したい

1.技術士の概要

(1) どこが所管?独占業務はあるのか?

技術士とは、国から資格認定(文部科学省所管)された資格です。

残念ながら、他の仕業の資格と違い、目立った独占業務は有りません

TAKE.TECH

独占業務は無いですが、「特典」が有ります。

以下、日本技術士会のホームページから引用します。

技術士は、国家認定された高度の技術者として、次のような国の諸制度において有資格者と認められ、あるいは資格試験の一部又は全部を免除されています。

A 有資格者として認められているもの

① 建設業法の一般建設業及び特定建設業における営業所の専任技術者等
② 建設コンサルタント又は地質調査業者として登録する専任技術管理者
③ 公共下水道又は流域下水道の設計又は工事の監督管理を行う者
④ 鉄道事業法の鉄道事業における設計管理者
⑤ 中小企業支援法による中小企業・ベンチャ-総合支援事業派遣専門家

その他多数あり。

B 資格試験の一部又は全部を免除されているもの

① 廃棄物処理施設技術管理者
② 労働安全・衛生コンサルタント
③ 作業環境測定士
④ 一級施工管理技士(土木、電気工事、管工事、造園)
⑤ 土地区画整理士
⑥ 弁理士
⑦ 消防設備士
⑧ 気象予報士

引用元:日本技術士会HP

詳細は、日本技術士会の「技術士制度」をご参照ください。

長くなったので、かみ砕いて以下の通りまとめます。

技術士資格に「独占業務」(技術士を持っていないと出来ない業務)は無い。

しかし、国の制度において多く「有資格者」として認められる。

試験の一部や全部が免除される国家資格も多岐に渡る。

(2) 技術士には何が求められるか

公益社団法人 日本技術士会のホームページに以下のように書かれています。

技術士制度とは

「科学技術に関する技術的専門知識と高等の応用能力及び豊富な実務経験を有し、公益を確保するため、高い技術者倫理を備えた優れた技術者」の育成を図るための、国による資格認定制度(文部科学省所管)です。

さらに、「技術士」は、「技術士法」により高い技術者倫理を備え、継続的な資質向上に努めることが責務となっています。

つまり、端的にまとめると・・・

・技術的専門知識・応用能力・豊富な実務経験を持つ

・技術者倫理を備え、継続的研鑽が責務

上の説明は少しかたいので、もう少しかみ砕いて書くとこんな感じです。

専門分野に対して、深い知識を持っていて、一定年数以上働いた経験がある。

それでもって、その高等な技術を悪用せず世の中の役に立つよう使う。

技術士を取った後も、継続的に学び続ける必要がある

(3) 受験可能な専門分野は21種類

ではどんな専門分野で受けられるでしょうか?

「技術士」は、産業経済、社会生活の科学技術に関する、ほぼ全ての分野(21の技術部門)をカバーし、先進的な活動から身近な生活にまで関わっています。・・・

日本技術士会HPより引用

21種の技術部門は次の通りです。

大学の理系学部並みに、部門がたくさん有ります。

受験できそうな技術分野は有りましたか?

(4) 技術士に求められる資質能力

技術士を語る上で欠かせないのが、技術士に求められる「資質能力(コンピテンシー)」です。

 このたび、技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)について、国際エンジニアリング連合(IEA)の「専門職としての知識・能力」(プロフェッショナル・コンピテンシー、PC)を踏まえながら、以下の通り、キーワードを挙げて示す。これらは、別の表現で言えば、技術士であれば最低限備えるべき資質能力である。

 技術士はこれらの資質能力をもとに、今後、業務履行上必要な知見を深め、技術を修得し資質向上を図るように、十分な継続研さん(CPD)を行うことが求められる。

文部科学省HP:https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu7/attach/1413398.htm
Figure:TAKE.TECH

技術士に求められる資質は以下8つです

  • 専門的学識
  • 問題解決
  • マネジメント
  • 評価
  • コミュニケーション
  • リーダーシップ
  • 技術者倫理

▼資質能力(コンピテンシー)の詳細はこちらをご覧ください。
技術士に求められる資質「コンピテンシー」って何?>>

2.技術士二次試験の難易度は「難関」

技術士二次試験の難易度は「難関」「超難関」と言われています。

ではどうして「難関」と言われるか、その理由は以下の通りです。

(1) 受験資格を得る事が難しい
(2) リーダーとしての業務経験が必須
(3) 合格率は10~15%と低い
(4) 合格までの平均受験回数は約4.5回(参考)
(5) 業務の忙しさから受験を断念する

(1) 受験資格を得る事が難しい

技術士二次試験の受験資格を得ることが、そもそも難しいです。

技術士二次試験を受験するためには、下図の緑枠、つまり修習技術者である必要があります。

修練技術者となった上で、次のいずれかに該当する方が、二次試験を受験可能です。

【経路1】指導技術士の基で実務経験4年以上

【経路2】職務上の監督者の下での実務経験4年以上

【経路3】実務経験7年以上

(2) リーダーとしての業務経験が必須

技術士二次試験では、リーダーとしての業務経験が必須です。

筆記試験の問題Ⅱ-2では、次のように出題内容が指示されています。

【出題内容】
・・・専門知識や実務経験に基づいて業務遂行手順が説明でき、業務上で留意すべき点や工夫を要する点等についての認識があるかどうかを問う。

【評価項目】
・・・専門的学識、マネジメントリーダーシップ、コミュニケーションの各項目

(3) 二次試験の合格率は10~15%

技術士二次試験の合格率は、技術士会のホームページに掲載されています。

令和元年度の受験者数と合格率はこの通りです。

分野ごとに差は有りますが、合格率は10%~15%と、かなり低めです。

技術士は、技術系国家資格で最高峰の試験と言われるだけあって、難易度も高いです。

弁護士や弁理士、公認会計士と並ぶ難関国家資格の一つとされているようです。

(4) 合格までの平均受験回数は約4.5回(参考)

合格率が低いという事は、1回で合格する人もいれば、何回受験しても合格しない人がいます。

では、平均的な受験者は、合格までに何回程度受験しているのでしょうか?

まずは、セミナー講師の方の意見を確認してみましょう。

合格までの平均受験回数は、約4.5回との意見があります。

※SYUDYingの講座にて、講師の方が感覚で述べた意見です。参考程度にお考え下さい。

▼STUDYingの講座はこちらで紹介しています。
おすすめの勉強方法として、STUDYingの講座を紹介【2022年度合格】>>

続いて、合格率が15%として、機械的に合格率を計算してみます。

合格率15%で受験し続ければ、x回目で合格する確率は以下の通り計算できます。

1回で合格  :15%
2回までに合格:27.8%
3回までに合格:38.6%
4回までに合格:47.8%
5回までに合格:55.6%
6回までに合格:62.3%

合格率が50%を超えるのは、4回から5回にかけてです。

興味深い事に、講師の意見とおおよそ一致しています。

平均的には4.5回受験で合格と考えるのが自然でしょう。

(5) 業務の忙しさから受験を断念する

技術士を受ける人は、一定期間以上の業務経験が有り、リーダー的な立場を担う場合が多いです。

業務は多忙を極め、受験申込書を提出しても勉強時間が取れず、受験を諦める人が居ます。

なお、先の合格者数のデータから、次のように言えます。

受験申込書を出しても、1割強は受験していません。

つまり、筆記試験会場に足を運んだ時点で、上位9割弱に入ります。

補足:受験すれば合格率は15%以上?

最後に補足として合格率を考えます。

先ほど、受験申込書を出しても、1割強は受験していないと言いました。

つまり、筆記試験会場に足を運んだ時点で、上位9割弱に入ります。

これは合格率を知る上で何を意味するか?

受験申込した人の合格率は低め。

受験した人の合格率はそれより高い。

例えば令和2年の試験統計から、機械部門の合格率を計算してみます。

  • 受験申込した人の合格率は16.1%
  • 受験した人の合格率は18.5%

「受験申込した人」「受験した人」で比較すると、合格率にこれだけの違いがあります。

3.技術士はどんな風に活躍しているか

では、そのような資質を備えた技術士はどのように活躍しているのでしょうか。

①製造業等、企業に属して働く
・能力を活かし、企業の中核的技術者になる
・若手の技術者を育成する

②独立、開業する
・技術コンサルタントとして開業する
・設計事務所を開業する
・コンサル力や技術力を活かして、youtubeやブログで情報発信する

③公務に就く
・公務員技術者として働く
・公務員の中途採用にて技術系職種に就く

④その他
・教育者、研究者として活躍する
・他の技術士と交流し、仕事や人脈の幅を広げる

多くの方は、そのまま企業に残り、専門技術を活かした管理職に就いているようです。

情報発信を積極的に行っている技術士の方は、少数派というイメージがあります。

(1) 情報発信している技術士様の紹介

企業の枠に捉われず、広く公益に資する事を目的に情報発信されている方は大勢いらっしゃいます。

わたくしたけゆうがtwitterを通じて知り合った技術士様を紹介したいと思います。

みなさまにとって、技術士資格を目指す動機の一例となれば、幸いです。

糟谷 徹(カスヤ トオル)様

”中小製造業”のための

利益を生みだす工場づくりはお任せください

カスヤ技術士事務所公式HPより引用

糟谷様は技術士(経営工学)、品質管理検定1級を取得されており、技術士事務所を運営されています。

中小製造業向けトヨタ生産方式[FL法]を考案され、勉強会、研修、工場診断及び工場指導に尽力されています。

20年以上に渡り「FL法」を中小企業に伝え、約1500の中小製造業に利益をもたらしてきました。

技術士として活躍されている糟谷様ですが、トオルという呼び名で、ブログやtwitterを通じ「技術士・副業・ブログアドバイザー」として情報発信されています。

FL法(中小製造業向けトヨタ生産方式)は糟谷氏のパートナーである近江堅一氏(技術士、経営工学)が考案し、20年以上実践されてきた手法です。糟谷氏は近江氏と供にFL法を更に進化させ、日本中に広める活動をされています。

4.技術士を取るメリット

メリット

・技術系国家資格で最難関であり、合格すれば高い能力を持つ証となる

・会社によっては資格支援制度を持っており、昇給や高評価につながる

・受験勉強する事が、質の高い自己研鑽になり、能力UPが見込める

(1) 技術士資格の特権を得られる

メリットの詳細として、先に述べた特典を再掲します。

A 他多くの資格の有資格者として認められる
B 資格試験の一部又は全部を免除される

A 有資格者として認められているもの

① 建設業法の一般建設業及び特定建設業における営業所の専任技術者等
② 建設コンサルタント又は地質調査業者として登録する専任技術管理者
③ 公共下水道又は流域下水道の設計又は工事の監督管理を行う者
④ 鉄道事業法の鉄道事業における設計管理者
⑤ 中小企業支援法による中小企業・ベンチャ-総合支援事業派遣専門家

B 資格試験の一部又は全部を免除されているもの

① 廃棄物処理施設技術管理者
② 労働安全・衛生コンサルタント
③ 作業環境測定士
④ 一級施工管理技士(土木、電気工事、管工事、造園)
⑤ 土地区画整理士
⑥ 弁理士
⑦ 消防設備士
⑧ 気象予報士

詳細は、日本技術士会の「技術士制度」をご参照ください。

(2) 昇給や高評価につながる(会社次第)

会社によっては資格支援制度を持っており、昇給や高評価につながります。

なお筆者の勤めている企業では、奨励資格として20万円の報奨金を得られます。

ご自身の企業でも、こうした優遇制度があれば、是非資格取得を勧めます。

こちらは平成18年度と昔の調査ですが、日本技術士会が行った資格の報奨に関わる調査結果です。

技術士資格を取得すると報奨金が(いくら)支給されますか

支給しない 35%
~3万円   2.5%
3~5万円  5%
5~10万円  25%
10~20万円 25%
20~30万円 5%
30万円以上 2.5%

対象者:日本技術士会 原子力・放射線部会部会員
回答数:40人
引用元:日本技術士会 原子力・放射線部会公式HP

5万円以上支給される割合は、57.5%程度と高いですが、20万円以上は7.5%と低いです。

以上より報奨金の平均値は、5万円~10万円程度のようですので、是非ご自身で制度を確認下さい。

(3) 受験勉強で仕事力が上がる

技術士の受験勉強がなぜ仕事力のUPにつながるか説明します。

技術士二次試験の筆記試験は、「論述形式」です。

限られた時間内に、600字の原稿用紙を一日で9枚書く試験です。

なので、「要点を押さえて」「端的に」「分かりやすく」説明する必要が有ります。

この論文作成の練習を積む事が、技術士試験対策の主眼になります。

皆さまも、仕事で報告書の作成やプレゼンの機会はありませんか?

限られた時間で、相手に的確に理解して頂く事が求められます。

(3)’ 仕事力UPの具体的説明

技術士二次試験の論文問題を例に説明します。

あなたは「高齢者の自動車事故が増えている」という背景に対し、策を練るように言われました。

まず、この例題に対し良くない例を示します。

回答案:
「自動ブレーキを採用する」
「〇〇歳以上は免許返納を義務化する」

もちろん良い案なんですが、人の時間とお金を使っての策としては考えが浅いです。

「自動ブレーキを採用する」⇒ コストが掛かる

「〇〇歳以上は免許返納を義務化する」⇒ 国民が納得しない

ここで、技術士試験の枠にはめて考えてみましょう。

技術士試験の筆記試験では、論文の1枚目に複数の課題抽出をします。

背景と課題

【背景】
日本は高齢者割合が増加しており、高齢者ドライバーの自動車事故が増加傾向である。

【課題】
①車の安全はドライバーの技能に大きく左右される
②事故が起こるまで自分が危険運転者だと気が付かない
移動手段が他に無い人が居る

続いて、論文の2枚目では最も重要な課題と、複数の解決策を示します。

最も重要な課題と解決策

【最も重要な課題】
①車の安全はドライバーの技能に大きく左右される

【技術的な解決策】
「車の前後に近接感知センサを付け、それに連動する自動ブレーキを採用する。」

【策が有効な理由】
車の運転事故は、前方および後方の衝突事故が、全体の〇〇%と大部分を占める。更に高齢者はアクセルとブレーキの踏み間違えが多く、前後衝突の事故率が高い。そのため本対策が効果的と考えた。

最後に、論文の3枚目では、効果とリスク、リスクの対応策を述べます。

効果とリスク

【効果】
年間〇〇%、事故を予防できたと仮定すると、〇〇件の事故を防止する効果がある。(それだけ予防効果があれば、費用対効果で車購入者も負担可能。)

【リスク】
自動ブレーキ機能不全による事故発生

【リスクの対応策】
最悪機能不全に至っても、柔らかいボディーを採用し、事故時の衝撃を和らげる。

車の専門家ではないので、つたない構成で申し訳ないのですが、

単に解決策を述べたものと、完成度が全然違います。

これが、自然に構成できる力が手に入ります。

(4) 会社以外での信用力を得られる

勤務先の外に出たとき、会社の外で積み上げている事は有りますか?

会社に勤めている以上は、転勤や職場環境の悪化が今後無いとは言えません。

そのため、会社以外で信用される資格を持っている事は、安心材料になるでしょう。

「技術士」は技術系国家資格としては、まぎれもなく最高難易度の資格です。

なので、自分の能力を客観的に示す事は出来ます。

(5) 希少であり他人との差別化になる

例えば機械部門においては、年間合格者はわずか200人程度です。

つまり、周りでこの資格を持っている人は殆どいません。

これは考えようによっては「貴重な資格」です。

ブルーオーシャン戦略と言えるか分かりませんが、競争相手が少ないからこそ、希少価値が上がります。

(6) 国の政策を理解し視野が広がる

技術士二次試験では、国が発行する政策書の理解が必須になります。

政策書の例として、経済産業省が発行する「ものづくり白書」が有ります。

白書を通じ、SDGsDX推進といったキーワードを、他に先んじて学ぶ事ができます。

勤める会社の殻に閉じ込まらず、国の政策を理解し、視野が広がるというメリットも見逃せません。

▲ものづくり白書の一例(引用元:経済産業省HP)

▼2020年版のものづくり白書をこちらで解説しました。
経済産業省発行のものづくり白書を解説 2020年版>>

5.技術士の(合格を目指す)デメリット

デメリット

・医師や弁護士のような「業務独占資格」ではない

知名度が低く、認知されにくい

・合格率が低く、勉強時間が多く掛かる

(1) 「業務独占資格」ではない

技術士資格は、 医師や弁護士のような「業務独占資格」ではありません。

つまり技術士の資格を持っていなければ出来ないような仕事は無いです。

※前述したとおり、資格を持っていると「優遇」される事はあります。

(2) 技術士としての義務と責務を負う

技術士は社会的影響力の強さ故に、資格取得後に義務と責務を負います。

【技術士の3義務】
✔信用失墜行為の禁止
✔秘密保持義務
✔名称表示の場合の義務

【技術士の2責務】
✔公益確保の責務
✔資質向上の責務

詳細の説明は本記事では省略させて頂きます。

▼詳細は技術士法の第四章に記載されております。

第四章 技術士等の義務(信用失墜行為の禁止)

第四十四条 技術士又は技術士補は、技術士若しくは技術士補の信用を傷つけ、又は技術士及び技術士補全体の不名誉となるような行為をしてはならない。(技術士等の秘密保持義務)

第四十五条 技術士又は技術士補は、正当の理由がなく、その業務に関して知り得た秘密を漏らし、又は盗用してはならない。技術士又は技術士補でなくなつた後においても、同様とする。(技術士等の公益確保の責務)

第四十五条の二 技術士又は技術士補は、その業務を行うに当たつては、公共の安全、環境の保全その他の公益を害することのないよう努めなければならない。(技術士の名称表示の場合の義務)

第四十六条 技術士は、その業務に関して技術士の名称を表示するときは、その登録を受けた技術部門を明示してするものとし、登録を受けていない技術部門を表示してはならない。(技術士補の業務の制限等)

第四十七条 技術士補は、第二条第一項に規定する業務について技術士を補助する場合を除くほか、技術士補の名称を表示して当該業務を行つてはならない。

2 前条の規定は、技術士補がその補助する技術士の業務に関してする技術士補の名称の表示について準用する。(技術士の資質向上の責務)

第四十七条の二 技術士は、常に、その業務に関して有する知識及び技能の水準を向上させ、その他その資質の向上を図るよう努めなければならない。

技術士法より引用:https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=358AC0000000025

(3) 知名度が低く認知されにくい

技術士は知名度が低く、認知されにくいと感じます。

例えば、将来の夢と聞いて「医者」「弁護士」は有りますが、「技術士」は聞いた事が有りません。

また「業務独占資格」ではないため、受験者数が少ないです。

この通り知名度が低いため、上司や同僚などに知らせても、正しく認知されない可能性があります。

(4) 合格率が低く勉強時間が掛かる

合格率は10~15%程度と低い上に、受験者も優秀な人が多く難関です。

標準的な勉強時間は500~1000時間と言われています。

適切な対策をし、上手に技術士二次試験に合格しましょう。

  • 勉強時間を上手に捻出する
  • 適切な勉強方法を選択し、早期に合格を勝ち取る

▼こちら読み、適切な勉強方法を選択しましょう
二次試験の合格に必要なもの【勉強方法比較】>>

6.まとめ

結論

(1)技術士の概要と試験の難易度
技術系の国家資格で、公認会計士と同程度の高難易度

(2)技術士取得のメリットデメリット
特典は有るが資格自身の効力は限定的。しかし試験勉強の過程で仕事力が向上する。

~技術士資格取得はこんな人におすすめです~

・今より仕事力を上げたい
・他の人が持っていない難関資格を取りたい
・今まで学んだ専門技術で社会に貢献したい

!難易度は高いため、しっかり準備して試験に臨みましょう!

最後に、技術士講師である糟谷 徹様より、技術士を目指す方へのメッセージを紹介します。

私は人生をよくするための手段が技術士である。『技術士になることは次のチャンスを得るためのパスポート』であると考えています。技術士になると色々な挑戦の機会が得られます。(もちろん、自ら働きかける、情報を発信し続ける必要があります。)また合格までの道のりは長いですが、試験合格が自信になり自分自身の誇りになり、今後の人生における困難を乗り越える原動力にもなります。ぜひ、技術士試験に挑戦してください。

ここまで読んで頂きありがとうございます。

▼技術士資格の魅力をもう少し踏み込んで解説しました。良ければ参照下さい。

技術士の資格は役に立たないって本当?メリットの先を考えると見える魅力を紹介します(受験動機) 皆さんは技術士という資格をご存じですか? 技術系としては最難関の国家資格だと聞いたが、特段の効力や独占業務が無い...

その他、こちらが参考記事になります。

▼技術士二次試験の全体像をこちらでまとめました
技術士二次試験の全体像と対策まとめ>>

▼技術士二次試験を最短で合格するための講座を紹介します
STUDYingの講座を紹介【2022年度合格】>>

▼人気6社の技術士講座、最もオススメはどれ?
【迷ったらコレ!】技術士講座(二次試験対策)のおすすめランキングベスト3!

▼技術士資格以外にも、多数の技術系資格を分かりやすく紹介しています
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