技術士二次試験を受ける予定だが、講座を受けようか悩んでいる。
セミナーや通信講座が沢山あって、どれが良いか知りたい。
新技術開発センターが気になるが、実際の使用感が気になる。
本記事は、2022年度の技術士試験合格を目指す人に向けて書きました。セミナーや通信講座を受けようと思っているが、たくさん種類があり、どれが良いか悩んでいませんか。無料講座が価格や教材など様々で、スペックのみ比較したサイトは他にもあります。しかし、技術士試験を実際に受けて、セミナーを体験した声は少ないです。そこで、私が受けたセミナーの体験を元に、新技術開発センターの講座を紹介します。
▼こちらの対面授業講座を受けた体験を元に紹介します
完全合格対策講座(スクーリングスタンダードコース)
添削6回、授業2回、税込81,200円
※2018年に対面授業形式の講座を受けた体験談です。通信講座は使用感が異なる可能性があるのでご了承ください。【新技術開発センターの講座がお薦めな人】
授業形式は81200円から、通信講座は69300円からと他のセミナーに比べると懐に優しい!
技術部門ごとの教材とアドバイスが有るから、初めての技術士試験でも安心。
口頭試験対策に不足感があるが、国のお墨付きの講座であり、信頼と実績を重視したい方におすすめ。
なお、8社以上の講座から選んだ講座ベスト3にも、新技術開発センターを紹介しました。(詳細記事はこちら)
新技術開発センター受講の成果
こちらは2018年に講座を受講してから、技術士二次試験の結果となります。
2018年度 技術士二次試験初受験
完全合格対策講座を受講
Ⅰ:A判定
Ⅱ:C判定
Ⅲ:B判定
2020年度 二次試験2回目
講座の教科書で勉強
Ⅰ:A判定
Ⅱ:C判定
Ⅲ:A判定
新技術開発センターの講座を受講したのは、2018年の試験初受験の時です。受講費用は約8万円でした!一家3人の引っ越し費用を5万円以内で抑えるほど節約派の私ですが、思い切った決断をしました。
価格面で非常に悩みましたが、貴重な時間を節約すべく「必要な投資」と思い決断!
当時30歳だった私は、実務経験も技術力も仕事力も何かも足りませんでした。しかし技術士試験の対策を進める事で、大きな実力UPを感じています。
年齢 | 30才 | 31才 | 32才 | 33才 | 34才 |
時給 | 3188円 | 3375円 | 3667円 | 3889円 | 4333円 |
本業の年間労働時間 | 2400Hr | 2400Hr | 1800Hr | 1800Hr | 1800Hr |
出来事 | 技術士初受験 | 第1子誕生 | 異動 | 昇進 | 技術士筆記合格 |
このように子育てのために労働時間を減らしましたが、本業の時給UPを継続できています。技術士試験をキッカケに外に目が向くようになり、副業時代の波に上手く乗れたと感じています。その技術士試験に受験する心の支えとなったのが、講座受講となります。
▼技術士合格を目指すメリット(仕事力UP等)はこちらを参照ください。
知らないなんてもったいない。技術士の魅力を全力紹介>>
感想概要
新技術開発センターは、技術系の資格講座と教材を手掛けている株式会社です。平成元年3月3日(創立昭和43年)と長期間の経営実績があり、技術士の教材を目にする機会は多いです。テキストは長年のノウハウが凝縮されており「共通テキスト」と「部門別テキスト」2冊が貰えます。新技術開発センターの最大の特徴は、コスパに優れる多数の講座をラインナップしている点です。
トータルで考えて、約8万円の受講料を払ってでも受けて良かったな!と満足しています。
▼なお、他の講座との比較はこちらをご参照下さい。
【迷ったらコレ!】技術士試験(二次試験対策)のおすすめ通信講座を6社紹介>>
新技術開発センターを推す5つの理由
理由① 教材が良質!時間の節約に!
完成度の高いテキストと良質な動画講座を受け、時間を節約できます。創立から50年以上蓄積されたノウハウに裏打ちされた、信頼と実績のある教材が使える安心感があります。
【授業2回】
田淵先生がホワイトボードを使って授業をしてくれました。
2018年では午前に全体授業、午後に部門別の質問会という日が2回ありました。
【テキスト】
全部門共通のテキストと、部門別のテキスト各1個です。
部門別の対策が厚く受けられるのは新技術開発センターの強みです。
【添削指導】
申込書で1回、筆記試験で3回、自由課題で2回です。
【授業動画1本】
田淵先生により全部門向けの授業が収録されているようです。
(私の頃は有りませんでした)
特に新技術開発センターでは、次のステップを重要視しているように感じます。
- 答案の書き方について正しい情報を知る
- 自分が納得するまで書く
- 有識者からフィードバック(添削)を貰う
- 答案を修正し完成させる
- 練習を積み重ねる
テキストと動画で事前INPUTし、自分で答案を作成してみる。それを添削や授業を通じて有識者からフィードバックを貰う。次の添削や授業までに答案をブラッシュアップする。再度有識者からフィードバックを貰って答案を合格レベルまで磨いていく。
必勝パターンがカリキュラムに組まれているんですね!
理由② 講師の授業でやる気UP
新技術開発センターは多数の講師居ます。その講師陣の中でも私が受けた先生の講義は印象的でした!授業時間前なのに既に教室に来ていて、顔なじみのある受講生と談話しています。
添削課題進んでいますか?おお、○○さん順調ですね~
講義時間以外でも、受験生への質問対応は丁寧でした。
講義が始まると、優しいイメージから一転、迫力のある授業が始まります!
技術士に合格するためには、偏差値60以上!集団を抜け出すアピールをして下さい!
熱気ある講義につられて、受講生は必死に話を聞いたりメモを取っています。
おお、内容を学べるだけでなく、やる気がメラメラ湧いてくる!
やる気のある教師と生徒に囲まれるだけでも、モチベーションを上げられる点は非常に良いです。
理由③ 教育訓練給付金を受け経済的
新技術開発センターの対面授業講座は、教育訓練給付金の対象です。教育訓練給付金とは、厚生労働省がキャリア支援のために、指定講座の受講生に給付するお金の事です。新技術開発センターの講座では、20%が返金されるため、大変経済的です。但し返金を受けるためには、きちんと添削を提出して、修了証を受け取る必要があります。教育訓練給付金をお考えの方は、新技術開発センターのHPをご参照ください。
理由④ 添削や質問でトコトン学習可能
新技術開発センターの講座では、全6回の添削を受ける事ができます。
第1回:受験申込書
第2回:必須科目Ⅰ
第3回:選択科目Ⅱ
第4回:選択科目Ⅲ
第5~6回:自由課題
添削1回分がボリューミーなので、満足度が高いです!
実際に添削を受けた様子(イメージ)はこちらです。
【受験申込書の添削のイメージ】
受験申込書の添削は、講評と赤ペンをいただきました。
▼講評では、5つの業務内容と、1つの詳細業務に関し、コメントと文例が記載されていました。
▼赤ペンでは、受験申込書の要所で、修正ポイントが記載されていました。
講義内容に関する質問をメールで問い合わせられたため、納得いくまで学習可能だと感じました。
理由⑤ 老舗なので安心感がある
新技術開発センターは昭和43年創業、平成元年設立の歴史ある会社です。創立以来40年以上に亘り蓄積したデータベース(講師・コンサルタント約千人、顧客約20万人)に裏打ちされたノウハウが魅力的です。
名称 | 株式会社 新技術開発センター |
代表者 | 細井 敏雄 |
設立 | 平成元年3月3日(創立昭和43年) |
事業内容 | セミナー・研修事業、書籍・CD-ROM・出版事業、通信教育事業、コンサルティング事業 |
本社所在地 | 東京都千代田区一番町17の2 一番町ビル3F |
新技術開発センターの想いは、公式HPより以下の通り記述されていました。(2021/11/20時点)
21世紀はMoral(徳)、Environment(環境)、Safety(安全)、Healthy(健康)がキーワードです。
このようなテーマに応えるために当センターでは、セミナー・研修事業、書籍・CD-ROM・出版事業、通信教育事業、コンサルティング事業の4事業分野の拡大と充実を図っております。
特に、当センターは、創立以来40年以上に亘り蓄積してまいりましたコンピュータ・データベース(講師・コンサルタント約千人、顧客約20万人)をもとに、学際的アプローチを基本コンセプトとして、様々なグローバルスタンダード対応、デジタルエンジニアリング技術、マネジメントテクノロジーとライセンス対策を提供してまいりました。
新技術開発センター公式HPより引用
創立から40年以上歴史があるからこそ、時代に応じて変化するニーズに適応する力が有りそうですね。
新技術開発センターの惜しい点
新技術開発センターの講座はコスパに優れ、多くの方にオススメできます。しかし実際に受講してみて、ここは惜しいなと感じた点もあるので紹介します。
(1) 動画講座の配信は3月からであり、短期間で集中して取り組む必要がある
講座のスクーリングは3月と4月に予定されています。
東京会場 | 大阪会場 | 名古屋会場 | |
講義動画配信 | 2022年3月上旬 | 2022年3月上旬 | 2022年3月上旬 |
第一回 | 2022年3月19日 | 2022年3月26日 | 2022年4月2日 |
第二回 | 2022年4月17日 | 2022年4月23日 | 2022年4月29日 |
3月頭から講座を開始して、4月の願書提出、7月の筆記試験に備えようという感じです。技術士の試験勉強は500時間が目安なので、3月から開始すると間に合わないでしょう。
3月開始では遅いのでは?初挑戦なら遅くとも10月から独学で勉強をしておく事を勧めます!
なお、講座が開始する3月までにこのような勉強スケジュールを立てると良いと考えます。
7月 技術士概要を理解する
8月 技術士会発行修習ガイドブックを熟読
9月 受験動機固めと勉強計画
10月 答案を作成し白書に目を通す
11月 受験申込書を完成させる
12月 1年分の過去問を解き添削準備する
1月 添削を受けフィードバックする
2月 申込書の業務詳細を3つ完成させる
(2) 模擬口頭試験は講座に含まれないため、テキストと動画のみで口頭試験対策が必要
模擬口頭試験や、口頭試験に関する添削課題が無く、他の講座と比べるとボリューム不足感があります。受験申込書と筆記試験対策は充実していますが、口頭試験対策が手薄です。それもそのはずで、口頭試験対策は別の講座が用意されています。
▼受験部門の講師によるマンツーマン口頭試問と総仕上げならこちら
口頭試験 完全合格直前対策講座
マンツーマン2時間、口頭試験速報の配信、テキスト込で税込49,800円
講座ラインナップの紹介
2022年度の合格を目指す講座として、主に次のような講座があります。おすすめは「完全合格対策講座」ですが、参考までに他の講座も紹介致します。
▼対面授業を受けたいなら、これが最もコスパ良し
完全合格対策講座(スクーリングスタンダードコース)
添削6回、授業2回、税込81,200円
→私は2018年にこちらの講座を受講しました
その他に、このような講座もラインナップされています。
▼豊富な対面授業と添削で確実に合格したいなら、こちらの講座
合格一直線コース(パーフェクトフルコース)
添削10回、授業4回、税込188,000円
▼通信講座と必要十分な添削を受けて、賢く節約したいならこちら
オンライン講義プレミアムコース
添削6回、講義動画2本、税込69,300円
まとめ
技術士二次試験合格のオススメ講座として、新技術開発センターの講座を紹介しました。最後に要点をまとめます。
この記事と関連が強い記事をまとめました。ぜひご覧いただけると幸いです。
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