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技術士二次試験の効果的なキーワード練習方法を解説!機械部門キーワード集公開

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この記事がおすすめな人

技術士の過去問を見て、どう回答して良いか途方にくれている

筆記試験の対策を何から始めて良いか分からない人

キーワードの練習が効果的と聞いたが、やり方が分からない人

技術士二次試験では、筆記試験突破として、論文対策が必要です。

この筆記試験突破の方法として、「キーワードの練習」が効果的、と聞いた方も多いのではないでしょうか。

しかし、どうやってキーワード練習をしたら効果的か、悩ましいと思います。

勉強時間も限られるので、キチッと筆記試験を突破する実力を身につけたい。

そこで本記事では、「なぜキーワード練習が効果的か」を説明し、「キーワード練習の具体的な方法」を説明します。

技術士の筆記試験を突破しようとしたら、以下の手順を踏む事が推奨されています。

  1. 答案の書き方について正しい情報を知る
  2. 自分が納得するまで書く
  3. 有識者からフィードバック(添削)を貰う
  4. 答案を修正し完成させる
  5. 練習を積み重ねる

キーワード練習は、「②自分が納得するまで書く」の練習に当たります。

では、なぜキーワード練習をするか?

技術士二次試験を受験する方は「知識」が豊富だが、「記述力」が足りず、試験官に伝わらない。

この「記述力」UPとして、キーワード練習が効果的。

1日でも早く、キーワード集を作って、音声読み取り機能でインプット!これが効くと感じます。

本記事では、キーワードの練習について、丁寧な説明を心掛けます。

なお具体的に設問ⅠⅡⅢの対策が気になる方は、本記事ではなく以下を参照下さい。
問Ⅰの対策はこちら
問Ⅱの対策はこちら
問Ⅲの対策はこちら

結論

・二次試験を突破するためのスキルは、「知識」「経験」「記述力」

・「知識」と「記述力」を同時に高めるために「キーワード説明の練習」がお勧め

・音声インプットを組み合わせて、楽に効果的に勉強を進めよう

本記事では、studyingとアガルートの講座にて説明頂いた内容をベースに、記事を作成しました。

無料体験でも、この内容を動画で更に詳しく聞けます。

この記事を書いた人

令和5年に技術士(機械部門)合格
技術士講座で試した講座は6社
記事コンテストで銅賞獲得

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プロフィール詳細>>

たけゆう
目次

二次試験を突破するためのスキル

二次試験の特徴

「知識」と「経験」を適切に伝える「記述力」が大切。

技術士二次試験を突破するためには、試験の特徴を知り、それに適した対策を行う事が重要です。

技術士二次試験の特徴として「記述問題」「制限時間がある」「業務経験が問われる」事が挙げられます。

そのため、二次試験突破のためのスキルは次の3つとなります。

  1. 知識
  2. 経験
  3. 記述力

これら3つのうち知識については、技術士一次試験を突破した方なら十分持っています。

そして経験については、技術士二次試験の受験資格がある方なら持ち得ています。

技術士二次試験の最大の関門とは、「知識」と「経験」を適切に伝える「記述力」を身に付ける事です。

例えば択一試験では正答できても、記述式になると書けなくなる経験はありませんか?

択一式なら自信を持って選べるのに、記述式になると手が止まるのはなぜ?

記述力の効果的な高め方

記述力は、「キーワード練習」で高める。

この記述式に対応するために、知識をアウトプットする練習を積む必要があります。

しかも実際の試験では字数制限があるので、論理的に的確に記述する必要があります。

アウトプットの練習を積むと言っても、試験に出ないテーマを、膨大な文字数で練習しては非効率的です。

そこで、過去問5年分から抽出した「キーワード」を「200~300字」で概要説明する方法を勧めます。

・試験によくでるテーマを中心に学習する

・200~300文字程度の短い字数でまとめる

・試験に出ないテーマを学習する

・600文字以上でダラダラと記述する

技術士二次試験の知識問題Ⅱ-1では、600字で記述します。

そのためキーワードの概要説明だけで600字以上使う場面はありません。

スタディング講座でも200~300字程度でまとめる事を推奨しています

キーワードをまとめる練習をすれば、知識の習得と記述力向上を同時に狙う事ができます。

しかも200~300字と短いので、メモ帳に書いて隙間時間で書き上げる事ができます。

慣れてきたら「制限時間」を設けてみて、「何をどんな展開でまとめるか?」を考えるクセを付けましょう。

実際の筆記試験では、制限時間内に文章の構成まで考える必要があるからです。

効率的なキーワード練習の方法

効率的なキーワード練習として、次の4ステップで説明します。

STEP
キーワード学習の意味を知る

正しい専門知識を200~300字でまとめる。論文を書く時の土台になる。

STEP
キーワードを抽出する

過去問5年分から専門分野に関するキーワードを抜き出す。

STEP
抽出したキーワードを論述する

200~300字。内容、背景、課題、展望などをまとめる。

STEP
音声で繰返しインプットする

スマホの音声読み上げアプリで繰り返し聞く。音読も併用する。

手順1:キーワード学習の意味を知る

正しい専門知識を200~300字でまとめる。論文を書く時の土台になる。

そもそもなぜキーワードの練習が効果的なのでしょうか?

技術分野の専門知識が無ければ、そもそも論述する内容がありません。

伝わりやすい文章よりも前に、正しい専門知識を書く事は最低条件と言えます。

正しい専門知識を200~300字でまとめるのが、キーワード練習です。

論文を書く時の土台になるので、早い時期からコツコツと取り組んでおきたいものです。

過去問のⅡ-1を見て、もし何から書いたら良いか分からなければ、キーワード学習から始めると良いでしょう。

Ⅱ-2、Ⅲ、Ⅰの答案作成でも、「自分で作成した答案の型」+「題意に即したキーワード」が肝になります。

適切に問題の意図を汲み取るためにも、キーワードの理解は必須課題と言えます。

手順2:キーワードを抽出する

過去問5年分から専門分野に関するキーワードを抜き出す。

まずキーワードはどこから抜き出してくるか、と言う点ですが、

過去問5年分に出題されている技術用語をピックアップして、自分でキーワード帳を作ります。

Ⅰで6問分、Ⅱ-1で20問分、Ⅱ-2で10問分、Ⅲで10問分あるので、50~100個のキーワードになると思います。

このキーワードについて、概要を記述していきます。

作業としての難易度は高くないです。まずは5年分、余力があれば8年分くらい確保しましょう。

具体例として、過去問からキーワードを赤字で抽出した例を示します。

問Ⅰの過去問から抽出する例

持続可能な社会実現に近年多くの関心が寄せられている。例えば、2015年に開催された国連サミットにおいては、2030年までの国際目標SDGs(持続可能な開発目標)が提唱されている。このような社会の状況を考慮して、以下の問いに答えよ。

(1)持続可能な社会実現のための機械機器・装置のものづくりに向けて、あなたの専門分野だけでなく機械技術全体を総括する立場で、多面的な観点から複数の課題を抽出し分析せよ。
(2)その中で最も重要な課題を1つ挙げ、複数の解決策を示せ。
(3)解決策に共通して新たに生じうるリスクとそれへの対策を述べよ。
(4)業務遂行において必要な要件を技術者倫理の観点から述べよ。

問Ⅱ-1の過去問から抽出する例

低サイクル疲労破壊ついて、概要を述べたのち、破壊・損傷を防止するために取る強度設計上の方策について、具体的な例を挙げて説明せよ。

問Ⅱ-2の過去問から抽出する例

機械構造物は長期間の稼働の後、各種の損傷により機能の損失や破壊に至る。

(1)具体的な機械構造物を想定し、損傷モードを挙げた上で、これに及ぼす材料力学的要因を多面的に述べよ。
(2) (1)の項目から最も重要と考える項目を挙げ、損傷を防止するための技術的提案を述べよ。
(3) (2)の技術的提案の効果と想定されるリスクを述べよ。

問Ⅲの過去問から抽出する例

工業製品の信頼性が、予期せぬ変形や破壊によって損なわれ、不具合が生じることがある。この場合、原因を特定する必要があると同時に、同じ不具合が生じないようにするの対策も併せて必要になる。あなたが、不具合を対策する材料強度分野の責任者である。

(1)具体的な工業製品を1つ想定し、不具合の原因となる事象を系統的に細分化して、原因を特定する手法について多面的に述べよ。
(2)破壊により信頼性を損なう事例を1つ想定し、(1)で示した手法のうち1つを用いて、原因の特定と再発防止策を提案せよ。
(3) (2)で示した原因の特定と再発防止策について、技術的な限界を説明せよ。

参考として、機械部門、材料強度・信頼性分野のキーワードを列挙します。

問Ⅱに関連の強いキーワード

単純梁片持ち梁たわみとモーメント
片持ち梁たわみと応力
力学的挙動
最大主応力ミーゼスの相当応力
モールの応力円
応力集中、応力集中係数、応力緩和、応力集中の軽減方法
寸法効果
体積効果
ラーソンミラーパラメータ
脆性破壊
延性破壊
破壊靭性
高サイクル疲労
低サイクル疲労
疲労強度の因子
安全率
破壊力学
衝撃応力
J積分
真応力、真ひずみ、公称応力、公称ひずみ
SS曲線、ひずみ-応力線図
劣化
腐食
クリープ
座屈
飛び移り座屈
応力拡大係数
マイナー測
マンソンコフィン測
パリス測
残留応力
熱処理
熱処理
延性脆性遷移温度
材料強度を向上させるための表面処理方法、ショットピーニング、高周波焼入れ
ひずみ測定の技術、方法
材質劣化に関する検査方法
熱応力の軽減策
温度サイクル
フレッティング疲労
接触部を有する回転体
接合部
異種材組合せ
炭素繊維
破面解析
ヘルツ応力
Verification & Validation
機械設計
機能損失、定期検査、検査業務
機能損失損傷防止
強度関連の試験方法
非破壊検査方法
破壊検査方法
保守継続使用
海外調達、設計条件、品質管理
FEM解析、有限要素法
有限要素法

問Ⅲに関連の強いキーワード

小型化
軽量化
信頼性設計
局所破壊と大規模破壊
基本型から派生に対する強度設計
ライフサイクル
CAEの利用
失敗学
品質の不正
環境保全

手順3:抽出したキーワードを論述する

キーワード練習は200~300字で。内容、背景、課題、展望などをまとめる。

抽出したキーワードはどのようにまとめると良いか。

この問いに関しては、アガルートの技術士講座で紹介されている方法を紹介します。

キーワードのまとめ方

① キーワードの内容
 具体的にどのような内容なのか、主語と述語を明確にして解説する。

② 背景
 キーワードの背景や活用理由などを書く。

③ 課題
 キーワード上の問題点があれば、その解決の方向性(課題)を書く。

④ 今後の展望
 今後(将来)どのようになっていくのか、関連白書や業界専門誌などを参考に整理する。

要は何なのか。主語と述語を明確にして記述します。

①~④の観点を説明しましたが、すべて網羅する必要はありません。

キーワードに関して問われたとき、答えられる骨子なっているか意識しましょう。

実際の論文を意識して、文章形式でまとめると良いと考えます。(体言止めはNGです)

実際にキーワードの記述練習をするに当たり、参考までに私のキーワード説明例を紹介します。

キーワード練習の実例紹介

私が実際に作成したキーワード例を紹介します。

こんな感じでキーワードの例をいくつか紹介します。参考になれば幸いです。

キーワード例:破面解析
 構造物の破面に残された痕跡を調査することで、破壊の機構や破損の原因を解析する手法である。疲労破壊、脆性破壊、延性破壊、応力腐食割れ、水素割れ等、破壊の原因を特定することができる。更に破面観察から破壊の起点やき裂進展方向を推定し、部材にかかっていた負荷の状況や応力の状況が推定できる。例として、疲労破壊はストライエーションという縞模様の破断面となる。脆性破壊はへき開破壊、延性破壊はディンプルが観察される。

機械設計キーワード:CAD

 CADは、Computed-Aided Design(コンピューター支援設計)の略。2次元CADは平面図、立面図など製図台で作成していたものを、コンピュータ上の作業に置き換えたものである。線分や円弧を入力していき、立体形状は設計者の頭の中で作り上げていく。これに対し3次元CADは、直方体や球などの立体形状自体をコンピュータで作成していく。平面図と立体図は、CADソフトが3次元から2次元への投影計算を行うため、人間が投影作業を行う必要がない。

機械設計キーワード:FMEA

 FMEA(意味:故障モードとその影響の解析)は、「設計の不完全や潜在的な欠点を見出すために構成要素の故障モードとその上位アイテムへの影響を解析する技法」である。FMEAでは、故障モードと故障を明確に分ける。例えば、断線、短絡、折損、摩耗、特性の劣化などは故障モードである。故障そのものではなく、故障をもたらす不具合事象の様式分類である。一方、故障とは機能障害である。何もなくただ機能しないということはありえなく、その製品が機能しない原因となる不具合が必ずある。

機械設計キーワード:FTA

 FTA(Fault tree Analysys)とは、製品の故障、及びそれによって発生した事故の原因を分析するために、故障に至った道筋を発生確率とともに故障の木図で表す技法である。FTAでは、製品の上位の故障・事故から、下位の原因へのトップダウン的に展開していく。例えば風力発電機の回転体の破損をツリートップに置き、異常回転による破損→計装配線のショート→雨水による漏電 と原因を論理的に掘り下げていく。

機械設計キーワード:QCD

 製造業で生産管理を行う上で考えるべき、3つの要素の頭文字をとったもの。Quality、Cost、Deliveryの略。品質とは、製品またはサービスが使用目的を満たしているかどうかを決定するための固有の性質、性能の全体である。現在の解釈では、「顧客の要求に製品からサービス全体が満たしているか」。コストとは、生産や納品に掛かる総費用のこと。納期とは、原材料調達から製造、発送までの期日のこと。

機械設計キーワード:RP(ラピッドプロトタイピング)

ラピッドプロトタイピングとは、3D技術を活用して迅速に製品の試作モデルを作成する開発技法である。手順としては、1.製品の3Dデータを用意。2.3Dデータを輪切りにし、「スライスデータ」を生成。3.スライスデータを「RP機」と呼ばれる造形装置に入力。4.造形装置がスライスデータをもとに物理モデルを現実世界に積み上げる。

機械設計キーワード:製造物責任法

 製造物責任法は、製造の欠陥により損害が生じた場合の製造業者等の損害賠償責任を定めた法規である。製造業者は、引き渡した「製造物」の欠陥により、他人の生命、身体または財産を侵害したときは、生じた損害賠償をする責めに任ずる。ただし、欠陥の存在、欠陥と損害との間の因果関係については、被害者側に証明責任があるものとされている。

機械設計キーワード:設計上の欠陥

 製造物責任法で欠陥とは、設計上、製造上および指示警告上の欠陥に分類される。
製造上の欠陥:製造物が設計や仕様通りに製造されなかったために安全を欠くこと。異物混入、組立誤りなどが製造上の欠陥に当てはまる。
設計上の欠陥:製造物の設計段階で十分に安全性に配慮しなかったために、製造物全体が安全性に欠くことである。

材料強度・信頼性キーワード:低サイクル疲労

塑性変形を与えるような大きな繰り返し荷重を作用させた場合、10,000 回以下の繰り返し数で疲労破壊する現象を低サイクル疲労破壊という。疲労き裂先端の局所的領域では、応力集中のため降伏応力以上になる。その結果、塑性変形、ひずみ硬化、空孔の発生、連結、主き裂の成長の過程を経て、不連続的にき裂が成長する。

材料強度・信頼性キーワード:波面解析

 構造物の破面に残された痕跡を調査することで、破壊の機構や破損の原因を解析する手法である。疲労破壊、脆性破壊、延性破壊、応力腐食割れ、水素割れ等、破壊の原因を特定することができる。更に破面観察から破壊の起点やき裂進展方向を推定し、部材にかかっていた負荷の状況や応力の状況が推定できる。例として、疲労破壊はストライエーションという縞模様の破断面となる。脆性破壊はへき開破壊、延性破壊はディンプルが観察される。

材料強度・信頼性キーワード:応力拡大係数

応力拡大係数 SIF(Stress intensity factor)とは,き裂先端部応力が無限大となるような特異性(Singularity)を示す場における厳しさの強さの程度を表すもので,き裂における特異応力場の強さである。き裂先端からの距離を r としたときに,き裂先端近傍での応力分布は 1/ r に比例する規則性が見られる。このことを,き裂先端近傍の応力分布には,“1/ r の特異性がある”という。

材料強度・信頼性キーワード:真応力、真ひずみ、公称応力、公称ひずみ

荷重を初期断面積で割ったものを公称応力、伸びを初期平行部長さで割ったものを公称ひずみと言う。
一方で,変形の進行とともに平行部断面積や平行部長さは変化する。正確な応力とひずみの関係を知るためには,時々刻々と変化するこれらの値を考慮する必要がある。このときの応力とひずみを,それぞれ真応力,真ひずみと言う。

材料強度・信頼性キーワード:J積分

積分(Jせきぶん、英語: J-integral)とは、破壊力学において、弾塑性体に存在するき裂先端の力学的負荷量を表す物理量。き裂の先端が、応力拡大係数で評価可能な小規模降伏状態を超えて、大規模降伏状態を起こすときに適用される。ただし、厳密には弾塑性体ではなく非線形弾性体に対して定義されるも。

材料強度・信頼性キーワード:安全率

【平成27年Ⅱ-1】
機械構造物の強度設計における安全係数(又は安全率)について、使用する理由とともに、値を設定する上で考慮すべき項目について述べよ。

【回答】

1.安全率を設定する理由  製品に作用する荷重や基準強さを正確に見積ることは困難であるため、安全率を設定する必要がある。具多的には、①最大応力が、②基準強さを上回った場合に物体は破壊に至る。①最大応力は、製品を使われ方、材料や組立の精度にバラツキが発生する。②基準強さは材料自体の物性によりバラツキが発生する。これらのバラつきを考慮し、①<②を担保するために設計者が設けるのが安全率である。
2.値を設定する上で考慮すべき項目  ①「基準値」に影響するもの>
・材料物性のバラツキ  ・材料の異方性  ・経年劣化  ・製品の耐用年数
・製品の使用環境(温度、水分、紫外線、腐食ガス)
②「設計上想定される最大の値」に影響するもの
・製品の使われ方(使用頻度、使用期間 等)
・製品の想定される使用者(成人、子供、幼児、高齢者、国籍等)
・寸法や組立精度のバラツキ   以上

手順4:音声で繰返しインプットする

【効果抜群】スマホの音声読み上げアプリで繰り返し聞く。

技術士試験のキーワード練習は、ICレコーダーの録音機能を使う、というのが定番の方法です。

しかし私は自分の声を聞くのが若干恥ずかしく、モタモタ躊躇していました。

そこで思いついたのが、「スマホの読み上げアプリ」を使う方法です。

最近は読み取り技術が発達しており、無料のアプリでも十分自然な音声を聞くことができます。

自分のPCで作成したキーワード解説文章を、そのままアプリに貼り付けるだけです。

読み取りの早さや、声の高さを自由に調整できるので、効率が良くストレスフリーです。

むちゃくちゃ楽に、照れもなく、即インプットできるのでオススメです。

私が使用しているアンドロイド用の読み上げアプリを紹介します。

【アンドロイド用の読み上げアプリ】
 1.音声合成ー読み上げ
 2.読み上げアプリ

私が使用している読み上げアプリ(アンドロイド)

▲スマホ上のアイコンはこのようなデザインです。(2022年4月2日時点)

1.音声合成ー読み上げ
2.読み上げアプリ

両者に大きな違いはなく、無料でも使い勝手の良いアプリです。

Playストアにて「読み上げ」で検索してアプリをインストールしてみて下さい。

キーワードが馴染んできたら、音読するのもオススメです!

私のキーワード練習に対する反省点

私は2021年度まで「自前」のキーワード集(30個程度)を作ってきました。

しかし力が及ばず、不合格を繰り返してしまいました。

その原因として、「キーワードの練習量が足りない」「時間内で記述する練習量が足りない」と考えます。

5月のゴールデンウイークでやっとキーワード集を作り始めましたが、間に合いませんでした…

その反省点を踏まえ、2022年度合格を目指し70個のキーワード練習を2月から本格始動しています。

スタディング講座では、各部門で約200個のキーワードを、重要度ABC付きで配布しています。

※無料版でも40個掲載されています。

部門無料特典有料版
建設40264
機械40230
電気電子40239
農業40203
上下水道40198
衛生工学40204
経営工学40206
情報工学40199
環境40200
金属40207
スタディング技術士講座のキーワード集

参考までに、建設部門と機械部門のキーワードを、無料公開分から一部開示します。

【建設部門】
FL(=R/L)、ICT活用、ITS、N値、Terzaghi(テルツァーギ)の支持力公式、アカウンタビリティ・・・

【機械部門】
3R、CAE、CCDカメラ、FMEA、キャビテーション、ラピッドプロトタイピング、QCD、Tig溶接・・・

▼スタディング講座の使用感はこちらを参照下さい
コスパ最高。スタディング技術士講座の紹介>>

▼スタディング以外にもオススメの講座をこちらで紹介しました
【迷ったらコレ!】技術士試験(二次試験対策)のおすすめ通信講座>>

機械部門のキーワード集

私が受験勉強中に作成した、機械部門のキーワード集を開示します。

機械部門を受験予定の方は、選択科目のキーワードを200~300字で説明練習しましょう。

選択科目以外のキーワードは、論述できなくても、キーワードの意味を理解することを勧めます。

毎年試験は難化しています。特にⅡ-1では、他の選択科目から出題されるケースが増えています。

機械設計キーワード

3次元CAD
CEマーキング
FMEA
FTA
環境配慮設計
幾何公差
警告ラベル
コンカレントエンジニアリング
サプライチェーンマネジメント
実行可能性調査
デザインレビュー
デジタルエンジニアリング(DE)
トライボロジー
ナレッジマネジメント
バスタブカーブ(故障特性曲線)
はめあい
バリューエンジニアリング
標準化
品質機能展開
プロダクトデータマネジメント(PDM)
フロントローディング
ユニバーサルデザイン
ユニバーサルデザイン
リスク

材料強度・信頼性キーワード

渦電流探傷試験
エコマテリアル
エロージョン・コロージョン
延性脆性遷移温度
延性破壊
応力集中
応力腐食割れ
金属疲労
クリープ変形
高周波焼入れ
座屈
残留応力
磁粉探傷試験
ショットピーニング
浸透探傷試験
制振材料
脆性破壊
炭素繊維強化プラスチック
超音波探傷試験
導電性高分子
熱応力
熱処理
ひずみゲージ
非破壊検査
表面ロール加工
疲労破壊
複合材料
放射線透過試験
ライフサイクルアセスメント

機構ダイナミクス・制御

AI
ISO/IECガイド51
MEMS
PID制御
Society 5.0
アクティブサスペンション
アコースティックエミッション
内界センサ
危険速度
計測の不確かさ
高張力鋼板
サーボ検出器
自動運転(走行)システム
自動制御
自励振動
振動と対策
生活支援ロボット
制御系の安定判別法
騒音レベル
動吸振器
トラクションドライブ
燃料電池自動車
人協同ロボット
ファジィ制御
複合材料
マイクロアクチュエータ
マニピュレータ
遊星減速機

熱・動力エネルギー機器

CO2排出低減化技術
エクセルギー
エネルギー安全保障
温室効果ガス
核燃料サイクル
核沸騰と膜沸騰
ギブスの自由エネルギー
逆カルノーサイクル
コージェネレーションシステム
コンバインドサイクル発電
サーマルNOx
サイクルの熱効率
再生可能エネルギー
再生ブレイトンサイクル
再熱ブレイトンサイクル
省エネルギーと環境対策
石炭ガス化燃料電池複合発電
先進超々臨界圧火力発電
全熱交換器
地球温暖化と温室効果ガス
蓄熱システム
デトネーション
伝熱の基本原理
等エントロピー変化
動作係数
トランスミッション
内燃機関の過給技術
ヌセルト数
熱機関
燃料電池
バイオマスエネルギー
ヒートポンプ
ブレイトンサイクル
未利用エネルギー
冷凍機

流体機器

ウォータハンマ
カルマン渦
機能性流体
キャビテーション
境界層
計算流体力学
軸流ポンプと遠心ポンプ
水撃作用
ターボ形流体機械
流れの可視化
流れの可視化
ナビエ-ストークス方程式
ピトー管
模型実験
乱流モデル
流体機械の不安定現象
流量・流速測定
レイノルズ数

加工・生産システム・産業機械

CNC装置
IT活用による工場の活性化
環境形洗浄技術
カンバン生産方式
機械安全規格ISO 12100
機械加工における多品種少量生産
機械加工による表面改質法
機械工場の省エネルギー化の取り組み
高エネルギービーム応用加工技術
工作機械の高精度化技術
サプライチェーンマネジメント
産業用ロボット
生産統制
切削加工の長寿命化技術
設備総合効率
セル生産方式
損益分岐点分析
びびり振動
プレス加工の高精度・高付加価値化技術
変種変量生産システム
放電加工技術の基礎と応用
無人搬送台車
鞭効果
予知保全
レーザービーム加工

まとめ

本記事では技術士二次試験の効果的なキーワード練習方法を解説しました。

もう一度、結論を記します。

結論

・二次試験を突破するためのスキルは、「知識」「経験」「記述力」

・「知識」と「記述力」を同時に高めるために「キーワード説明の練習」がお勧め

・音声インプットを組み合わせて楽に効果的に勉強を進めよう

皆様にとって役立ち情報があれば幸いです。

当ブログでは技術士を目指す方へ、有益な情報を発信するよう努めて参ります。

以下の記事では検索上位を獲得していますので、僅かながらですがお役に立てるかもしれません。

続きとして推奨したい記事は、次の通りです。

技術士ってそもそも何?最初から教えて。
技術士試験勉強って何から始めれば良い?
問Ⅰの対策はこちら
問Ⅱの対策はこちら。
問Ⅲの対策はこちら

それでは、皆様の技術士試験、並びに技術者生活に良き事がありますように。

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