技術士二次試験でキーワードの練習をする方法を解説!【論文対策基礎】

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技術士二次試験を初めて受けようと思っている

技術士の過去問を見て、どう回答して良いか途方にくれている

筆記試験の対策を何から始めて良いか分からない人

技術士二次試験で、論文対策、何から始めたら良いか分からない。

そのように途方に暮れるのも無理は無いと思います。

実は私も技術士二次試験を受験する初年度は、どう論文を書いて良いか分かりませんでした。

原稿用紙3枚で記述するといっても、自由に書いて良いんですか?違いますよね…?

技術士の筆記試験を突破しようとしたら、以下の手順を踏む事が推奨されています。

  1. 答案の書き方について正しい情報を知る
  2. 自分が納得するまで書く
  3. 有識者からフィードバック(添削)を貰う
  4. 答案を修正し完成させる
  5. 練習を積み重ねる

この中で「①答案の書き方について正しい情報を知る」の前段に当たる説明を致します。

技術士二次試験を受験する方は「知識」が豊富だが、「記述力」が足りず、試験官に伝わらないようです。

そこで少しでも皆様の論文作成の助けとなるよう、「記述力UPの方法」を説明させて頂きました。

1日でも早く、キーワード集を作って、音声読み取り機能でインプット!これが効くと感じます。

なお具体的に設問ⅠⅡⅢの対策が気になる方は、本記事ではなく以下を参照下さい。
問Ⅰの対策はこちら
問Ⅱの対策はこちら
問Ⅲの対策はこちら

結論

・二次試験を突破するためのスキルは、「知識」「経験」「記述力」

・「知識」と「記述力」を同時に高めるために「キーワード説明の練習」がお勧め

・最も簡単なⅡ-1からコツコツ、計画的に練習を進めよう

本記事では、studyingとアガルートの講座にて説明頂いた内容をベースに、記事を作成しました。

無料体験でも、この内容を動画で更に詳しく聞けます。

この記事を書いた人

>技術士一次 機械/電気で合格
>技術士二次 令和2,3年度不合格
各問の最高はⅠA、Ⅱ B、Ⅲ A
>技術士講座で試した講座は6社
>記事コンテストで銅賞獲得

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目次

二次試験を突破するためのスキル

二次試験の特徴

「知識」と「経験」を適切に伝える「記述力」が大切。

技術士二次試験を突破するためには、試験の特徴を知り、それに適した対策を行う事が重要です。

技術士二次試験の特徴として「記述問題」「制限時間がある」「業務経験が問われる」事が挙げられます。

そのため、二次試験突破のためのスキルは次の3つとなります。

  1. 知識
  2. 経験
  3. 記述力

これら3つのうち知識については、技術士一次試験を突破した方なら十分持っています。

そして経験については、技術士二次試験の受験資格がある方なら持ち得ています。

技術士二次試験の最大の関門とは、「知識」と「経験」を適切に伝える「記述力」を身に付ける事です。

例えば択一試験では正答できても、記述式になると書けなくなる経験はありませんか?

択一式なら自信を持って選べるのに、記述式になると手が止まるのはなぜ?

記述力の効果的な高め方

記述力は、「キーワード練習」で高める。

この記述式に対応するために、知識をアウトプットする練習を積む必要があります。

しかも実際の試験では字数制限があるので、論理的に的確に記述する必要があります。

アウトプットの練習を積むと言っても、試験に出ないテーマを、膨大な文字数で練習しては非効率的です。

そこで、過去問5年分から抽出した「キーワード」を「200~300字」で概要説明する方法を勧めます。

・試験によくでるテーマを中心に学習する

・200~300文字程度の短い字数でまとめる

・試験に出ないテーマを学習する

・600文字以上でダラダラと記述する

技術士二次試験の知識問題Ⅱ-1では、600字で記述します。

そのためキーワードの概要説明だけで600字以上使う場面はありません。

スタディング講座でも200~300字程度でまとめる事を推奨しています

キーワードをまとめる練習をすれば、知識の習得と記述力向上を同時に狙う事ができます。

しかも200~300字と短いので、メモ帳に書いて隙間時間で書き上げる事ができます。

慣れてきたら「制限時間」を設けてみて、「何をどんな展開でまとめるか?」を考えるクセを付けましょう。

実際の筆記試験では、制限時間内に文章の構成まで考える必要があるからです。

効率的なキーワード練習の方法

効率的なキーワード練習として、次の4ステップで説明します。

STEP
キーワード学習の意味を知る

正しい専門知識を200~300字でまとめる。論文を書く時の土台になる。

STEP
キーワードを抽出する

過去問5年分から専門分野に関するキーワードを抜き出す。

STEP
抽出したキーワードを論述する

200~300字。内容、背景、課題、展望などをまとめる。

STEP
音声で繰返しインプットする

スマホの音声読み上げアプリで繰り返し聞く。

手順1:キーワード学習の意味を知る

正しい専門知識を200~300字でまとめる。論文を書く時の土台になる。

そもそもなぜキーワードの練習が効果的なのでしょうか?

技術分野の専門知識が無ければ、そもそも論述する内容がありません。

伝わりやすい文章よりも前に、正しい専門知識を書く事は最低条件と言えます。

正しい専門知識を200~300字でまとめるのが、キーワード練習です。

論文を書く時の土台になるので、早い時期からコツコツと取り組んでおきたいものです。

過去問のⅡ-1を見て、もし何から書いたら良いか分からなければ、キーワード学習から始めると良いでしょう。

Ⅱ-2、Ⅲ、Ⅰの答案作成でも、「自分で作成した答案の型」+「題意に即したキーワード」が肝になります。

適切に問題の意図を汲み取るためにも、キーワードの理解は必須課題と言えます。

手順2:キーワードを抽出する

過去問5年分から専門分野に関するキーワードを抜き出す。

まずキーワードはどこから抜き出してくるか、と言う点ですが、

過去問5年分に出題されている技術用語をピックアップして、自分でキーワード帳を作ります。

Ⅰで6問分、Ⅱ-1で20問分、Ⅱ-2で10問分、Ⅲで10問分あるので、50~100個のキーワードになると思います。

このキーワードについて、概要を記述していきます。

作業としての難易度は高くないです。まずは5年分、余力があれば8年分くらい確保しましょう。

具体例として、過去問からキーワードを赤字で抽出した例を示します。

問Ⅰの過去問から抽出する例

持続可能な社会実現に近年多くの関心が寄せられている。例えば、2015年に開催された国連サミットにおいては、2030年までの国際目標SDGs(持続可能な開発目標)が提唱されている。このような社会の状況を考慮して、以下の問いに答えよ。

(1)持続可能な社会実現のための機械機器・装置のものづくりに向けて、あなたの専門分野だけでなく機械技術全体を総括する立場で、多面的な観点から複数の課題を抽出し分析せよ。
(2)その中で最も重要な課題を1つ挙げ、複数の解決策を示せ。
(3)解決策に共通して新たに生じうるリスクとそれへの対策を述べよ。
(4)業務遂行において必要な要件を技術者倫理の観点から述べよ。

問Ⅱ-1の過去問から抽出する例

低サイクル疲労破壊ついて、概要を述べたのち、破壊・損傷を防止するために取る強度設計上の方策について、具体的な例を挙げて説明せよ。

問Ⅱ-2の過去問から抽出する例

機械構造物は長期間の稼働の後、各種の損傷により機能の損失や破壊に至る。

(1)具体的な機械構造物を想定し、損傷モードを挙げた上で、これに及ぼす材料力学的要因を多面的に述べよ。
(2) (1)の項目から最も重要と考える項目を挙げ、損傷を防止するための技術的提案を述べよ。
(3) (2)の技術的提案の効果と想定されるリスクを述べよ。

問Ⅲの過去問から抽出する例

工業製品の信頼性が、予期せぬ変形や破壊によって損なわれ、不具合が生じることがある。この場合、原因を特定する必要があると同時に、同じ不具合が生じないようにするの対策も併せて必要になる。あなたが、不具合を対策する材料強度分野の責任者である。

(1)具体的な工業製品を1つ想定し、不具合の原因となる事象を系統的に細分化して、原因を特定する手法について多面的に述べよ。
(2)破壊により信頼性を損なう事例を1つ想定し、(1)で示した手法のうち1つを用いて、原因の特定と再発防止策を提案せよ。
(3) (2)で示した原因の特定と再発防止策について、技術的な限界を説明せよ。

参考として、機械部門、材料強度・信頼性分野のキーワードを列挙します。

手順3:抽出したキーワードを論述する

キーワード練習は200~300字で。内容、背景、課題、展望などをまとめる。

抽出したキーワードはどのようにまとめると良いか。

この問いに関しては、アガルートの技術士講座で紹介されている方法を紹介します。

キーワードのまとめ方

① キーワードの内容
 具体的にどのような内容なのか、主語と述語を明確にして解説する。

② 背景
 キーワードの背景や活用理由などを書く。

③ 課題
 キーワード上の問題点があれば、その解決の方向性(課題)を書く。

④ 今後の展望
 今後(将来)どのようになっていくのか、関連白書や業界専門誌などを参考に整理する。

要は何なのか。主語と述語を明確にして記述します。

①~④の観点を説明しましたが、すべて網羅する必要はありません。

キーワードに関して問われたとき、答えられる骨子なっているか意識しましょう。

実際の論文を意識して、文章形式でまとめると良いと考えます。(体言止めはNGです)

実際にキーワードの記述練習をするに当たり、参考までに私のキーワード説明例を紹介します。

キーワード練習の実例紹介

私が実際に作成したキーワード例を紹介します。

こんな感じでキーワードの例をいくつか紹介します。参考になれば幸いです。

キーワード例:破面解析
 構造物の破面に残された痕跡を調査することで、破壊の機構や破損の原因を解析する手法である。疲労破壊、脆性破壊、延性破壊、応力腐食割れ、水素割れ等、破壊の原因を特定することができる。更に破面観察から破壊の起点やき裂進展方向を推定し、部材にかかっていた負荷の状況や応力の状況が推定できる。例として、疲労破壊はストライエーションという縞模様の破断面となる。脆性破壊はへき開破壊、延性破壊はディンプルが観察される。

手順4:音声で繰返しインプットする

【効果抜群】スマホの音声読み上げアプリで繰り返し聞く。

技術士試験のキーワード練習は、ICレコーダーの録音機能を使う、というのが定番の方法です。

しかし私は自分の声を聞くのが若干恥ずかしく、モタモタ躊躇していました。

そこで思いついたのが、「スマホの読み上げアプリ」を使う方法です。

最近は読み取り技術が発達しており、無料のアプリでも十分自然な音声を聞くことができます。

自分のPCで作成したキーワード解説文章を、そのままアプリに貼り付けるだけです。

読み取りの早さや、声の高さを自由に調整できるので、効率が良くストレスフリーです。

むちゃくちゃ楽に、照れもなく、即インプットできるのでオススメです。

私が使用しているアンドロイド用の読み上げアプリを紹介します。

【アンドロイド用の読み上げアプリ】
 1.音声合成ー読み上げ
 2.読み上げアプリ

私が使用している読み上げアプリ(アンドロイド)

▲スマホ上のアイコンはこのようなデザインです。(2022年4月2日時点)

1.音声合成ー読み上げ
2.読み上げアプリ

両者に大きな違いはなく、無料でも使い勝手の良いアプリです。

Playストアにて「読み上げ」で検索してアプリをインストールしてみて下さい。

私のキーワード練習に対する反省点

私は2021年度まで「自前」のキーワード集(30個程度)を作ってきました。

しかし力が及ばず、不合格を繰り返してしまいました。

その原因として、「キーワードの練習量が足りない」「時間内で記述する練習量が足りない」と考えます。

5月のゴールデンウイークでやっとキーワード集を作り始めましたが、間に合いませんでした…

その反省点を踏まえ、2022年度合格を目指し70個のキーワード練習を2月から本格始動しています。

スタディング講座では、各部門で約200個のキーワードを、重要度ABC付きで配布しています。

※無料版でも40個掲載されています。

部門無料特典有料版
建設40264
機械40230
電気電子40239
農業40203
上下水道40198
衛生工学40204
経営工学40206
情報工学40199
環境40200
金属40207
スタディング技術士講座のキーワード集

参考までに、建設部門と機械部門のキーワードを、無料公開分から一部開示します。

【建設部門】
FL(=R/L)、ICT活用、ITS、N値、Terzaghi(テルツァーギ)の支持力公式、アカウンタビリティ・・・

【機械部門】
3R、CAE、CCDカメラ、FMEA、キャビテーション、ラピッドプロトタイピング、QCD、Tig溶接・・・

▼スタディング講座の使用感はこちらを参照下さい
コスパ最高。スタディング技術士講座の紹介>>

▼スタディング以外にもオススメの講座をこちらで紹介しました
【迷ったらコレ!】技術士試験(二次試験対策)のおすすめ通信講座>>

論文を書く前の心構え

基礎から積み上げる

毎日論文を書いて、基礎力を積み上げましょう!

論文を書いて、「読解力」「作文力」「論理的な考え方の表現」を身に付けていきます。

技術士二次試験は、論文を書く(記述式)試験です。

これは、マーク式(択一式)とは異なり、自分で論述する力が求められます。

ここ質問ですが、技術士試験を受ける方は、どんな人が多いでしょうか?

技術士試験の受験者は、国公立大有名私立大学を卒業した人が大半。

しかし合格率は、毎年10~15%。

つまり大学受験の成功者が集まった中で、そこから上位10~15%をアピールする事が必要。

大学受験と同じように、キーワードをどんなに暗記しても、合格点には到達しません。

例えばこのように勉強をしても、技術士試験対策としては不十分と言えます。

キーワードをネット検索し、貼り付ける。
回答を覚える。
キーワードを覚える。

そうではなく、自分で論文を書く力が求められます。

キーワードをネット検索し、その情報をもとに自分でまとめる

既定の答案用紙内で、説明しきる。

キーワード集を、自分の言葉で、論理的に作る

やらなきゃいけないのは、地道に論文を書く。作文する。

自分の考え方を、読み手に伝わるように、論理的に書いていく。

アウトプット7、インプット3くらいで良いので、簡単な論文作成から始めましょう。

学習計画の重要性

論文対策で一夜漬けは通用しない

1~2か月先までスケジュールを書く

スケジュールを自分の目に付くところに置く。

エクセルでも構いません。

スケジュール帳でも構いません。

1~2か月先を書きましょう。

そして、スケジュールを自分の目に付くところに置きましょう。

論文対策で一夜漬けは通用しません。

計画的にインプットアウトプットを繰り返しましょう。

なお、技術士二次試験のスケジュールはこのような流れです。

技術士二次試験のスケジュール

Ⅱ-1から始めよう

問Ⅱ-1 → 問Ⅱ-2 → 問Ⅲ → 問Ⅰ の順で対策しましょう。

問Ⅱ-1は過去問5年分を、1問残さず解きましょう。

問Ⅰは最も難度が高いです。

難しい論文から手を付けては、挫折する可能性も有ります。

まずは論文としてのハードルが低い、1枚論文(Ⅱ-1)から始めましょう。

Ⅱ-1 → Ⅱ-2 → Ⅲ → Ⅰの順です。

問Ⅱ-1ですが、過去5年分くらいは、1問残さずにやりましょう。

ここで専門分野に対する基礎知識を、築いていきます。

もし時間が無いなら、キーワードを全て説明できる自信を付けておきましょう。

回答を考えるとき、問題文が求めているものは何かを考えてください。

正答が何か分からなく、モチベーションを維持するのが難しいなら、添削を受ける事をお勧めします。

添削を受けるなら、質が高く料金も良心的なstudyingがオススメです。

なるべく毎日。一夜漬けは避けよう

スポーツのトレーニングと同じで、繰り返し何度も練習が必要。

目標1:論文を最後まで書けるようにする
目標2:制限時間内に論文を書き上げるようにする

人によって生活のリズムが違うので、「これ」といった正解はありません。

1回、2回、回答を書いただけでは、回答時間は早くなりません。

スポーツのトレーニングと同じで、繰り返し何度も練習が必要です。

まとめ

本記事では初めての論文対策という事で、論文作成前の心構えとキーワード説明の重要性を説明しました。

もう一度、結論を記します。

結論

・二次試験を突破するためのスキルは、「知識」「経験」「記述力」

・「知識」と「記述力」を同時に高めるために「キーワード説明の練習」がお勧め

・最も簡単なⅡ-1からコツコツ、計画的に練習を進めよう

皆様にとって役立ち情報があれば幸いです。

当ブログでは技術士を目指す方へ、有益な情報を発信するよう努めて参ります。

以下の記事では検索上位を獲得していますので、僅かながらですがお役に立てるかもしれません。

続きとして推奨したい記事は、次の通りです。

技術士ってそもそも何?最初から教えて。
技術士試験勉強って何から始めれば良い?
問Ⅰの対策はこちら
問Ⅱの対策はこちら。
問Ⅲの対策はこちら

それでは、皆様の技術士試験、並びに技術者生活に良き事がありますように。

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