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AWSは何がすごいのか。amazonのITシステムはとんでもなかった

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こんな悩みに答えます

amazonのクラウドサービス「AWS(Amazon Web Service)」は何がすごいか知りたい

イメージ重視、分かりやすさ重視でAWSを知りたい

このような悩みに、以下のamazon解説本を読んでAWS認定資格を取った経験から説明します。

結論(AWSは何がすごいのか)

AWSはアマゾンで一番利益を上げている

AWSは圧倒的シェアNo.1(マイクロソフトやGoogleと大差)

AWSは小売世界一のアマゾン物流システムを支えている

AWSは投資額が大きくこれからも成長する

目次

AWSは何がすごいのか?

AWSとは、Amazon Web Serviceの略です。

AWSは、データ保管できるサーバーやデータ分析できるコンピューティングを、amazonから借りて使用できるサービスです。

amazonは、ネット通販ビジネスを軸に、年間売上高5700億ドルを売り上げている超巨大企業。

そのamazonが「自社の効率化のために開発したITシステム」を、一般に公開して販売しているのがAWSです。

AWSのサービス内容は、次のように様々です。

AWSのサービス内容

AWSでは、以下のサービスを使うことができる。

・クラウド
・サーバー
・コンピューティング
・データ用ストレージ
・分析や運用のソフト
・セキュリティ対策

例えばAWSを使えば、サーバーを自前で購入しなくても、amazonのサーバーを従量課金制で使えます。

そのため、ブログや学習サイトなどを自前で構成し、集客データ分析結果に応じてサービス展開できます。

このようなAWSですが、AWSのすごい点は次のとおりです。

AWSは何がすごいのか

AWSはアマゾンで一番利益を上げている

AWSは圧倒的シェアNo.1(マイクロソフトやGoogleと大差)

AWSは小売世界一のアマゾン物流システムを支えている

AWSは投資額が大きくこれからも成長する

順番に説明しますね。

アマゾンで一番利益を上げているAWS

まず、AWSは営業利益がすごい。

売上高営業利益
amazon全体1778億ドル41億ドル
AWSのみ174億ドル43億ドル
売上と営業利益(2017年)

アマゾンは、AWSで稼いだ莫大な利益を、小売部門への投資につぎ込んでいます。

アマゾンの小売業のポイントは、「お客様への圧倒的なサービス」らしい。

プライム会員になれば、映画やドラマが見放題で楽曲も100万曲以上DLできる。

写真も保存し放題で、書籍や食品が当日に配送される。

このような圧倒的なサービスは、AWSの莫大な利益によって支えられています。

AWSは圧倒的シェアNo.1(マイクロソフトやGoogleと大差)

続いて、AWSは他社と比べても圧倒的です。

クラウドサービスのシェアを見ると、AWSは2位以下に大差をつけ、圧倒的シェア1位。

順位シェア
AWS (amazon)1位35% (122億ドル)
Azure (microsoft)2位13%
IBM Cloud (IBM)3位8%
Cloud Platform (Google)4位6%
クラウドの順位と売上高(2016年)

これらの企業に大差を付けシェアNo.1というのは、特筆すべき事象です。

AWSは小売世界一のアマゾン物流システムを支えている

amazonは、物流面で楽天を圧倒しています。

amazonの物流勝利の理由は、巨大な倉庫を各地に先行投資し、物流の効率化を徹底する点です。

日本でネット通販といったら、楽天とアマゾンを思い浮かべる人は多いでしょう。

この2社のビジネスモデルの違いはご存じですか?

楽天のビジネスモデル

ネット上の仮想商店街で取引が行われ、出店業社と買い物客の間で物と金が動く

強み:在庫リスクが小さい、出店業社を増やしやすい
弱み:別々に配送され配送コストが大きい

amazonのビジネスモデル

出店業社の商品はアマゾン倉庫に入れられ、アマゾンと買い物客の間で物と金が動く

強み:大量仕入れでき、まとめて安く配送できる
弱み:倉庫・物流網・在庫管理など初期投資が必要

両者の違いは、「楽天は個別のショップからメールが届く」「amazonはまとめて配送が選べる」から気が付きます。

楽天のサービスは、web上の仮想商店街に例えることができます。

買い物客がテレビとソファを買えば、電気店と家具屋から別々に物が配送されます。


一方amazonのサービスは、web上の仮想商店街+アマゾン倉庫に例えることができます。

買い物客がテレビとソファを買えば、アマゾンの倉庫からまとめて物が配送されます。

大量仕入れ、まとめて配送など、物流の効率化を徹底したのがアマゾンです。

なぜ物流の効率化が実現できるのか?そのITシステムを支えているのがAWSです。

商品情報、顧客情報、あらゆるデータはAWSのサーバに蓄積され、AWS上でデータ分析されます。

回転寿司や農業でもAWSが活躍?

小売業で洗練されたシステムは、「回転寿司」「人事労務システム」「農業」でも利用されます。

AWSのシステムの例

回転寿司:
大人と子供の人数からオススメのネタを流す。

人事労務システム:
新しく採用した人の情報を入力すると、書類が自動作成される

農業:
温度や日光量を収集、分析

AWSは投資額が大きくこれからも成長する

最後に、AWSはこれからも圧倒的に成長する余地があります。

クラウドサービスは新しい事業。伸び代が大きい。

世界のデータで、クラウドに移されているのは5%程度(2017年時点)だという。

つまり、クラウド業界には手付かずの豊かな市場が残り95%残っている。

20倍も売上高が伸びるポテンシャルがあるので、amazon・microsoft・google各社は多額の投資をしています。

AWSは、莫大な投資により成長が促進される。

amazonに抜かりはない。投資額という面でも、他を圧倒しています。

実はamazonという企業は、利益を配当という形で株主に還元するのではなく、自社設備の増強など投資に回しています。

以下は、amazonの会計表です。投資額が大きく、経常利益が小さいことが分かります。

年度純利益営業利益投資額売上高
2012-394,1803,78561,093
20132745,4753,44474,452
2014-2416,8424,89388,988
201559612,0394,589107,006
20162,37117,2726,737135,987
20173,03318,43410,058177,866
amazonの会計表 [億ドル]
年度純利益営業利益投資額売上高
2012-394,1803,78561,093
20132745,4753,44474,452
2014-2416,8424,89388,988
201559612,0394,589107,006
20162,37117,2726,737135,987
20173,03318,43410,058177,866
amazonの会計表 [億ドル]

※実際は営業キャッシュフロー、投資キャッシュフローとして記載されていますが、馴染みのある営業利益・投資額という表記としました

営業利益が伸びているので、企業活動としての稼ぎは順調です。

この稼ぎを投資に回しているので、純利益は小さくなることが読み取れます。

このように、amazonやAWSの成長は、莫大な投資によって実現していると考えます。

ChatGPTが弾き出したAWSのすごさ

最後に、ChatGPTが弾き出した答えを紹介します。

AWS(Amazon Web Services)がすごいとされる理由はいくつかあります。

  1. スケーラビリティと柔軟性: AWSは、需要に応じてリソースを簡単にスケーリングできるため、小規模なプロジェクトから大規模な企業まで幅広いニーズに対応できます。また、多様なサービスを提供し、顧客が自分のニーズに合わせてカスタマイズできる柔軟性があります。
  2. 信頼性と耐障害性: AWSはグローバルにデータセンターを展開しており、信頼性の高いサービスを提供しています。また、耐障害性を高めるために、複数の地理的リージョンや可用性ゾーンを利用できます。
  3. セキュリティ: AWSはセキュリティに優れており、顧客データを保護するための様々なツールや機能を提供しています。さらに、セキュリティへのコンプライアンスや規制遵守に関する専門知識も持っています。
  4. コスト効率性: AWSは従量制課金モデルを採用しており、必要なリソースのみを使用するため、コストを最適化できます。また、リザーブドインスタンスやスポットインスタンスなどのオプションを利用することで、コストをさらに削減できます。
  5. 豊富なサービス: AWSは数百ものサービスを提供しており、データベース、ストレージ、コンピューティング、ネットワーキング、人工知能、IoTなど、さまざまな領域にわたるニーズに対応しています。また、新しいサービスや機能が定期的に追加されており、常に最新のテクノロジーを利用できます。

これらの理由から、AWSは多くの企業や開発者にとって選択肢の一つとなっており、クラウドコンピューティングの分野でリーディングカンパニーとしての地位を築いています。

2024年2月時点のChatGPT3.5の出力結果

とても良いことを言っているのですが、クラウドの知識が無いと理解できません。

本を読んで補ったり、AWS認定資格を取得すると、更に理解が進んでおすすめです。

まとめ〜AWSは本当にすごい

結論(AWSは何がすごいのか)

AWSはアマゾンで一番利益を上げている

AWSは圧倒的シェアNo.1(マイクロソフトやGoogleと大差)

AWSは小売世界一のアマゾン物流システムを支えている

AWSは投資額が大きくこれからも成長する

AWSの認知度は、2024年2月現在では小さいと感じます。

しかし、これからのポテンシャルを考えると、非常に興味深いサービスです。

日本の企業でも、自前でサーバーやシステムを構築せず、AWSに任せる例が増えています。

このように拡大が進むAWSを理解し活用するなら、AWS認定資格を取るのが早い。

AWS認定資格は、4つのレベル、12の資格で構成されています。

AWSスキルを持った技術者は、例えばAWS Japanの平均年収が1300万円以上と、市場からの評価が高いです。

AWS認定資格は、最も簡単なクラウドプラクティショナー試験から取得すると良いでしょう。

以下の記事では、私が3週間の勉強でAWS資格を取った勉強方法をまとめたので、よければご参照ください。

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