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PMPの資格取得はすごい?年収や難易度から分析

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こんな人に読んで欲しい

PMPの資格がすごいのか、役に立つのか知りたい人

PMPの平均年収や難易度を知りたい人

どんな人にPMP資格がおすすめか気になる人

キャリアアップとしてPMPを受験しようか悩んでいる方は多いのではないでしょうか?

20代:色々チャレンジしたくて忙しい
30代:子育てと仕事の両立が忙しい
40代:管理職になって仕事が忙しい
50代:親の介護が忙しい

どの世代も忙しい理由があり、勉強時間の確保が難しいと思います。

「わざわざ時間を割いて、PMP試験に挑むメリットってあるのか」と聞かれたら、

難易度の割に資格の効力が強いので、会社から援助を貰えるなら超おすすめ」です。

本記事では、PMP資格がどんな役に立って、勉強時間や難易度はどれくらいか分析します。

その上で、どんな人にPMP試験をおすすめ出来るか、逆にできないかを説明します。

結論

PMPはすごい?
・PMP取得者の平均年収が1000万円と高水準
・受験する権利を得るのが難しく試験も難しい

PMP取得が向いている人
・長期的な視点で努力を続ける人
・資格を上手く活用できる人

目次

PMP(Project Management Professional)とは?

PMPは「Project Management Professional」の略で、プロジェクトマネジメントの専門家資格を示す国際的な認定です。PMP資格は、プロジェクトマネージャーがプロジェクトを成功させるために必要なスキルや知識を証明するためのもので、プロジェクト管理の分野で高い信頼性を持つ資格とされています。

項目内容(2023年9月時点)
資格名称PMP(Project Management Professional)
(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)
管理団体PMI(Project Management Institute)
本拠地:米国
資格概要プロジェクトマネジメントの専門家資格を示す国際的な認定
試験方式選択式のCBT方式。180問を230分で解答。
試験概要プロジェクトに関するあらゆる対立や問題に対し、
ベストプラクティスを選択する。
合格基準一定基準(60%)以上の正答率で合格
難易度やや難関
受験資格プロジェクトマネジメント経験
35時間の公式研修の受講
PMPの概要
項目内容(2023年9月時点)
資格名称PMP(Project Management Professional)
(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)
管理団体PMI(Project Management Institute)
本拠地:米国
資格概要プロジェクトマネジメントの専門家資格を示す国際的な認定
試験方式選択式のCBT方式。180問を230分で解答。
試験概要プロジェクトに関するあらゆる対立や問題に対し、
ベストプラクティスを選択する。
合格基準一定基準(60%)以上の正答率で合格
難易度やや難関
受験資格プロジェクトマネジメント経験
35時間の公式研修の受講
PMPの概要

PMP資格は、米国のプロジェクトマネジメント協会であるPMI(Project Management Institute)が提供しており、国際的に認められています。PMP資格を取得するには、一定のプロジェクト管理経験とプロジェクト管理に関する知識を証明する試験に合格する必要があります。

PMP試験は、プロジェクトマネージャーに求められるさまざまなスキルや概念に関する質問から成り立っており、プロジェクト計画、スケジュール管理、コスト管理、リスク管理、コミュニケーション管理など、幅広いトピックにわたります。PMP資格を取得すると、プロジェクトマネージャーとしての職業的な信頼性を高め、キャリアの成長と機会を広げられます。

PMPの資格は役に立つ?

では基本情報技術者の資格はどんな役に立つのでしょうか?

凄く乱暴な言い方をすると、持っているだけでは役に立たないでしょう。

資格を持っているだけでは役に立たない

株や投資信託のように、保有しているだけで配当金や運用益を運んでくれるものではありません。

合格証を持って家に飾っても、ご家族に煙たがれるだけ 試験に突破した思い出になるだけでしょう。

就職・転職の際に能力や努力の証として使用したり、得た知識を仕事に活かすことで、資格が役に立つでしょう。

資格を得る過程でPMの基礎力が付く

PMP試験で問われるのは、幅広いプロジェクトマネジメント(PM)の知識と、困った事態への対応力です。

例えばこのようなシチュエーションの問題が課せられます。

レビュー会議で、プロジェクト マネージャーは、プロジェクトの完了予定に影響を与える可能性がある不明瞭な要件について学びます。プロジェクトのスポンサーは依然として当初の期限を守りたいと考えています。

プロジェクトマネージャーはアジャイルプラクティスを使用して問題にどのようにアプローチすべきでしょうか?

A:反復配信を使用し、重要性と影響に基づいて要件に優先順位を付けます。
B:スコープの変更リクエストが次のイテレーションに追加されることをスポンサーに通知します。
C:範囲が不明瞭な場合は問題として記録し、製品所有者にエスカレーションして、不明瞭な要件に関する決定を求めます。
D:プロジェクトを続行する前に、スクラム マスターにスコープを明確にするよう要求します。

このように米国式のプロジェクトマネジメントの知識が無い方にとって、難しい問題が出題されます。

PM経験者でも、230分の制限時間で180問解くスピードを身につける必要があります。

そのため、資格勉強を通じて、PMの基礎力が身に付きます。

PMPはすごい?

俗な言い方ですが、「PMPはすごい」とたまに耳にします。

「数年以上のプロジェクトマネジメント経験が必要」「試験の問題が難しい」「英語で200〜500字のプロジェクト実務経験書が必要」「平均年収が高い」という点が、「PMPはすごい」という考えに至るのではないでしょうか。

この問いに関して、「本当にPMP取得者は、すごいのか」客観的なデータから考えます。

日経転職版の役立つ資格総合1位はPMP

世界では160万人以上のPMPホルダーがいますが、日本でも3.8万人超の合格者が活躍しています。

マネジメントをしっかり学んだプロジェクトマネージャーは、日系外資系を問わず需要があります。

日経転職版の2023年7月の調査によると、登録会員が選ぶ最も役に立つ資格として、PMPが輝きました。

日本人のPMP取得者の平均年収は1000万円

PMPの運営元であるPMIの最新調査によると、日本人PMP取得者平均年収は1000万円です。

※以前の調査結果では平均年収は960万円。最新の調査結果はPMIアカウント登録者がダウンロード可能。

※福利厚生などを含んだトータル平均年収が1000万円。給与のみでは800万円。

PMP資格取得者の日本人平均年収

12th editionの調査結果
平均給与:800万円
平均報酬総額:1000万円

11th editionの調査結果
平均給与:728万円
平均報酬総額:960万円

※報酬総額は給与+ボーナス+福利厚生

調査方法:運営元のPMIが、世界30000人以上のPMPホルダーへアンケート
※日本は764人が解答

PMPは国際資格であり世界に通用する

PMP資格の運営元PMIはアメリカに本拠地があり、PMP取得者は欧米が多いです。

PMP資格取得者(世界23カ国)の平均年収は、このように示されています。

2021年11月時点の調査なので、1ドル=113円程度と推測できます。

平均給与回答者数
スイス$140,983374
アメリカ$115,0007575
オーストラリア$113,664890
ドイツ$106,498815
オランダ$101,711174
イギリス$96,326788
アイルランド$95,728340
ベルギー$92,737138
ニュージーランド$88,886284
カナダ$81,8694152
香港$81,805215
スウェーデン$79,630240
シンガポール$74,936868
日本$73,448764
フランス$72,993451
韓国$71,678191
UAE$67,690801
イタリア$62,2231260
スペイン$59,8301004
・・・・・・・・・
中国$30,623503
ブラジル$29,951859
インド$25,6331743
トルコ$24,664273
PMP資格取得者(世界23カ国)の平均年収

PMPの難易度は高い

PMPは次の理由から高難度と言われます。

  1. PMPは敷居が高く難しい試験だから
  2. PMPは過去問が公開されていない
  3. 最新の傾向に対応した日本の参考書や講座が少ない
  4. 模擬試験と実際の試験が違う
  5. シチュエーション問題が難しい

全ての紹介は省きますが、PMPの敷居の高さは、受験資格を得るところから始まります。

PMP試験は、申し込みも、試験時も、資格更新も、全て大変。

PMPは、敷居が高く難しい試験だと感じる理由がこちらです。

  • 試験は230分で180問解答と過酷
  • プロマネ経験証明など受験資格が厳しい
  • 英語でプロマネ経験書が必要
  • 受験費用が最低$544必要と高額
  • 3年の更新時に研鑽の証明が必要

合格者の平均勉強時間は約100時間

ではPMP試験の勉強時間はどれくらいでしょうか。

PMP合格の一般的な勉強時間の目安は、合計で100時間程度を見込みます。

100時間の内訳は、
 学習計画で10時間
 申込や手続きで10時間
 講義やテキストで50時間
 模擬試験で30時間

PMPの勉強時間は、本当に100時間が目安となるのか、他の方の意見を収集します。

「PMP 勉強時間」で検索し、様々なサイトの見解を集めたところ、100時間は妥当な値でした。

サイト名PMP合格の勉強時間
まりねブログ100時間
フリーランススタート100時間
Study-PM150〜200時間
E-project100時間
BonBlog-tech120時間
PMPの合格まで必要な勉強時間
サイト名PMP合格の勉強時間
まりねブログ100時間
フリーランススタート100時間
Study-PM150〜200時間
E-project100時間
BonBlog-tech120時間
PMPの合格まで必要な勉強時間

PMPをおすすめしたい人

PMPの受験をおすすめしたい人は、次のような人です。

 (1) プロマネを軸にして仕事したい人
 (2) 会社から資格取得を奨励される人
 (3) 20代後半から30代の若手や中堅社員
 (4) 資格を上手く活用できる人

プロマネを軸にして仕事したい人

これからプロジェクトマネジメント(PM)を軸にして仕事したい人に向いていると考えます。

①世界で最も取得者(160万人)が多いPMの国際資格
②PMの幅広い知識と対立の解消方法を習得

まずは、経済産業省が予算を取って独立行政法人に資格を運営させています。

難易度は標準的ですが、IT技術を持っていることを、しっかりと国から認められます。

難易度は標準的といっても、ITの幅広い知識とプログラミングの深い知識が必要です。

合格率は35%程度なので、IT技術を軸に仕事する人にとっても挑戦しがいのある資格です。

以上の理由から、IT技術を軸にして仕事したい人が基本情報技術者受験に向いていると考えます。

会社から資格取得を奨励される人

会社から資格取得を奨励されている人は、PMP受験に有利でしょう。

・報奨金がもらえる
・PMPの講座を社内で受講できる
・社内でPM会のようなコミュニティが存在する

会社がPMPの取得を奨励している場合は、PMP取得によって給料UPや昇進に繋がる事もあるでしょう。

例えば私が勤める会社では、PMPの取得で報奨金を得られ、PMの精通が昇進に繋がります。

20代後半から30代の若手や中堅社員

意外に思われるかもしれませんが、PMPの取得は若手や中堅社員にこそおすすめできます。

・日本式のプロジェクトマネジメントが染み付いているとPMP(欧米式)に不利
・将来の上級職昇進を期待される中堅社員が持ちたいスキルを学べる

PMPは、あらゆる困難に対処する状況判断力が身に付きます。

まだ「社内式」に染まっていない若手中堅が「PMのベストプラクティス」を学ぶことで、短時間で成果の出る組織に成長します。

資格を上手く活用できる人

レッテルが弱いと、誰もあなたの話を聞こうとしてくれないかもしれません。

会社の枠から外れて情報発信する際に、資格があった方が信頼されます。

経験や努力の証になるので、就職や転職にも有利に働くことは、言うまでもありません。

持っているだけでは役に立たないので、自分で行動して資格を使っていける人は、PMPに向いていると考えます。

PMPをおすすめしない人

反対に、PMPの受験をおすすめしない人はこの通りです。

(1) 時間の確保が難しい人
(2) 短期的に大きく稼ぎたい人
(3) 資格取得の奨励と無縁な人
(4) 他にやりたい事がある人
(5) 勉強が苦手な人

時間の確保が難しい人

PMP試験の合格目安勉強時間は100時間でした。

100日間、毎日1時間勉強して届きます。

この時間を捻出しようと思うと、移動中や風呂の時間を拾う必要があるかもしれません。

仕事や育児家事が忙しい方は、時間の確保が最大の課題かもしれません。

短期的に大きく稼ぎたい人

資格取得には多くの勉強時間が必要です。

しかも不合格の可能性があるに、合格=人生安泰 でも何でもありません。

単純に費用対効果(短期的な)を考えると、バイトや残業をした方が良いでしょう。

プログラミングを覚えて、クラウドワーキングでサイト製作やアプリ製作の仕事を受注した方が稼げるかもしれません。

PMPを目指す方は、スキルの掛け算など長期的な視点を持つ人がいます。

手っ取り早く稼ぎを得たい人には、PMPは向いていないと考えます。

資格取得の奨励と無縁な人

会社から資格を奨励されていない人は、PMP取得が向いていないと考えます。

合格報奨金として、会社から10万円が支給される・・・

昇進に優位に働く事が明記されている・・・

会社の研修制度でPMPのセミナーを受講できる・・・

このように資格を奨励している企業の人の話を聞くと、気持ちが萎えてしまうかもしれません。

自分に求められていない資格を取ってもしょうがないと割り切り、他の事に注力される事を勧めます。

他にやりたい事がある人

他にやりたい事がある人は、時間の工面が更に大変だと考えます。

・TOEICで200点UPを目指したい
・毎日1時間は好きなYoutubeを見たい
・暇な時間はスマホのゲームをしたい
・週に3回はテニスをしたい

20代~50代、どの世代も忙しいので、自分がやりたい事に使える時間は多くないでしょう。

勉強せずに取れるほど簡単な資格ではありません。

PMPを受験するなら、それなりの覚悟を持って勉強時間を確保する必要があります。

勉強が苦手な人

PMPは国際資格なので、難易度を大幅に下げて権威性を下げることは無さそうです。

そのため、どのような出題範囲で、何に注力すべきかを考える必要があります。

PMP試験は出題範囲が広く、プロジェクトマネジメント全体を理解しておく必要があります。

勉強が苦手な人は向いていないでしょう。

まとめ

PMPはすごい?という疑問にあらゆる角度から答えました。

結論

PMPはすごい?
・PMP取得者の平均年収が1000万円と高水準
・受験する権利を得るのが難しく試験も難しい

PMP取得が向いている人
・長期的な視点で努力を続ける人
・資格を上手く活用できる人

当ブログではPMP合格を目指す方へ、有益な情報を発信するよう努めて参ります。

以下の記事は多くの方に読まれていますので、お役に立てるかもしれません。

それでは、皆様の資格試験、並びに私生活に良き事がありますように。

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