技術士二次試験対策の前に 概要や勉強スケジュール 勉強時間 効率的な勉強方法を紹介

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・技術士に興味があるので、まず初めに幅広く知りたい

・技術士の資格って何?何が求められる?メリットデメリットや難易度は?

・勉強時間は?スケジュールは?問題形式は?

技術士について興味が有るけれど、時間を使って資格を取る意義があるか疑問…。

難関資格と聞くけど、どのくらい勉強すれば分からないですよね。

それにどんな人が技術士資格を目指すのに向いているのか?

技術士二次試験を少し把握した上で、受験するかしないか判断したい。

そんな疑問や願いに、幅広くお答えしたいと思います。

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令和5年に技術士(機械部門)合格
技術士講座で試した講座は6社
記事コンテストで銅賞獲得

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たけゆう
目次

技術士の概要を把握する

他の資格と比較した技術士資格

技術士は文部科学省管轄の国家資格です。

技術系の国家資格としては最難関の資格として知られています。

技術士の概要

(1)技術士の概要と試験の難易度
技術系の国家資格で、公認会計士と同程度の高難易度

(2)技術士取得のメリットデメリット
資格自身に特段の効力はありません。試験勉強の過程でコンサル力が身に付きます。

より詳細に知りたい方は、こちらの記事をご参照ください。

技術士として独立開業した方の紹介や、二次試験の難易度、メリットデメリットを解説しています。

概要を把握した上で、私が考える技術士の志望動機を参考にして頂けたら幸いです。

技術士の志望動機

(1)何の役に立つか
国から高く評価され、会社によっては昇給を受け、自分の能力が向上する

(2)受験動機
長年学んだ専門分野を活かしつつ、他の技術者と差別化を図りたかった

そもそも技術士の資格って何に使える?そんな疑問に答えています。

「あなたの時間・お金に余裕が生まれ、働き方がもっと自由になる」私はそう考えます。

こちらの記事は、技術士を目指す意義をこれでもか!と書かせて頂きました。

技術士合格者でブログ仲間のチャック様にも記事を紹介頂きました。

技術士試験の概要を把握する

次は、技術士二次試験の概要についてこちらをご参照ください。

スケジュール、科目、出題範囲、受験資格、受験申込書、筆記試験、口頭試験をざっくり説明しました。

最後に、もし余力が有ればこちらをご覧ください。

技術士に求められる資質「コンピテンシー」について紹介します。

ちょっとこみいった話になるので、元気がある方は是非お読みください。

技術士試験を受けるなら、必須になります。

コンピテンシーとは(技術士)

二次試験の受験資格を持つ人は?

技術士になるためには、二次試験に合格する必要があります。

そして二次試験を受験するためには、「認定された教育課程の修了」するか「一次試験に合格」後、4年以上の実務経験が必要です。

なんか複雑で分かりにくい…!

「指定された教育課程の修了者」は、技術士会のHPを経由して、文部科学省のHPに書かれています。

「指定された教育課程の修了者」とあり、これは「大学その他の教育機関における課程であって科学技術に関するもののうち、その修了が第一次試験の合格と同等であるものとして文部科学大臣が指定したものを修了した者」のことです。

技術士会のホームページ

あいうえお順に、愛知工業大学・秋田県立大学と始まり多くの大学や高専が認定を受けています。

▼ご自身の大学と専攻が、認定を受けているか確認してみて下さい。
指定された教育課程の修了者について(文部科学省HP)>>

技術士一次試験を受験する必要があるか?など詳細はこちらにまとめました。

二次試験のスケジュール

技術士二次試験を受験すると、どのようなスケジュールになるでしょうか?

技術士二次試験は、まず4月に受験申込書を提出し、7月に筆記試験を受けます。

そして筆記試験の合格者が10月に発表され、合格者のみが12~1月に開催される口頭試験を受けます。

口頭試験の合格発表は3月で、合格すれば晴れて技術士となります。

受験申込書配布期間令和6年3月25日(月)~4月15日(月)
受験申込受付期間令和6年4月1日(月)~4月15日(月)
筆記試験日
・総合技術監理部門の必須科目
令和6年7月14日(日)
筆記試験日
・総合技術監理部門を除く技術部門
・総合技術監理部門の選択科目
令和6年7月15日(月・祝)
筆記試験合格発表令和6年10月
口頭試験(筆記試験合格者のみ)令和6年11月~令和7年1月のうちの
あらかじめ受験者に通知する日
口頭試験合格発表令和7年3月
受験申込書配布期間令和6年3月25日(月)~4月15日(月)
受験申込受付期間令和6年4月1日(月)~4月15日(月)
筆記試験日
・総合技術監理部門の必須科目
令和6年7月14日(日)
筆記試験日
・総合技術監理部門を除く技術部門
・総合技術監理部門の選択科目
令和6年7月15日(月・祝)
筆記試験合格発表令和6年10月
口頭試験(筆記試験合格者のみ)令和6年11月~令和7年1月のうちの
あらかじめ受験者に通知する日
口頭試験合格発表令和7年3月

二次試験のスケジュールは上記ような感じです。

1年を通じて試験の日程が組まれており、すぐに終わる他の資格試験と大きく異なります。

他の資格試験と比べても、技術士二次試験突破の難しさを感じるスケジュールですね。

1年で合格を目指すイメージは?

長期計画派のスケジュール

1年で技術士二次試験合格を目指す場合のスケジュール案を作りました。

通勤中や風呂に音声でINPUTし、自宅でアウトプットを続けて勉強します。

平日1~3時間、休日に3~5時間を勉強に充てるイメージで作成しました。

勉強時間は合計で800時間程度のスケジュールです。

勉強スケジュールのイメージを持って頂きたいので、概要だけ説明します。

技術士二次試験の勉強スケジュール

①7~9月:技術士の把握と勉強計画

②10~12月:受験申込書と筆記試験の答案作成

③1~3月:添削、推敲、業務洗い出し、キーワード集

④4~6月:筆記試験の答案をひたすら作成

⑤7月以降:筆記の反省と口頭試験対策

【毎月の勉強スケジュール】

7月 技術士概要を理解する
8月 技術士会発行修習ガイドブックを熟読
9月 受験動機固めと勉強計画
10月 答案を作成し白書に目を通す
11月 受験申込書を完成させる
12月 1年分の過去問を解き添削準備する
1月 添削を受けフィードバックする
2月 申込書の業務詳細を3つ完成させる
3月 2年分の過去問答案を完成させる
4月 受験申込書を提出し、論文練習する
5月 3年分の過去問答案を完成させる
6月 答案の完成度を上げ、インプットする
7月 再現答案を作成する
8月以降 口頭試験対策

こんな感じで1年以上、充実した勉強生活を送る事となります。

技術士の勉強は、INPUT:OUTPUT = 3:7 とOUTPUT中心となり大変充実します。

短期集中派のスケジュール

もう1案ですが、3月ごろから勉強に集中して取り組む「短期集中派」のスケジュールを紹介します。

・何年も掛けてゆっくり合格しようと思っていては、いつまでも合格できない

・本当に合格できる人は、短期集中で追い込んで勉強する人

私はこれまで何年にも掛けて、色々な先生に出会いましたが、上のように言う先生は多いです。

私も今回は3月から短期集中!追い込んで勉強しています。絶対合格します。

平日2~3時間、休日に3~8時間を勉強に充てるイメージで作成しました。

隙間時間を勉強に充て、可能であれば「2週に1回以上」添削を受けて、合格答案を体に叩き込みます。

短期集中派の勉強スケジュールは以下の通りです。

技術士二次試験の勉強スケジュール

①3~4月:受験申込書の作成と添削、キーワード練習

②5~6月:筆記試験の答案作成と添削の繰り返し

③7月以降:筆記の反省と口頭試験対策

【毎月の勉強スケジュール】

3月 受験申込書を作成し、毎週添削を受ける
4月 受験申込書を完成させ、キーワード分析と練習をする
5月 筆記試験の答案を毎日1枚以上書き、毎週添削を受ける
6月 筆記試験の答案を毎日1枚以上書き、毎週添削を受ける
7月 今まで書いた答案とキーワードを体に叩き込む、再現答案作成
8月以降 口頭試験対策

4ヶ月半ほどの期間に集中してINPUTとOUTPUTを行います。

平日でも最低1枚以上答案を書き、可能であれば毎週添削を受けます。

キーワードと添削後の答案は、ICレコーダーで録音し、隙間時間に聞きます。

聞いて違和感があるところは修正し、合格答案を体に叩き込みます。

本当に技術士の資格が必要か考える

技術士は最高難度の資格。

相応の勉強が必要なので、その勉強をする「意義」に満足できるか。

勉強時間を捻出できるか。

改めて考えて頂きたいのですが、技術士という資格はあなたにとって必要でしょうか?

技術士二次試験を受験するという事は、少なくとも実務経験4年以上あるはずです。(特例なら2年以上)

もし大学院を卒業していれば、受験資格を得るのは30歳手前です。

その年代は、働き盛り、結婚・子育てと非常に忙しい世代です。

しかし忙しいからこそ、現状を変えたい、ステップアップしたい年代、とも言えます。

▼こちらでは、どんな人が技術士受験に向いているか考察しました

①技術士を勉強する「意義」について~K字経済の現実~

富める者は更に富める時代

鍵は「質の高い教育」にあり

大学卒業後も勉強する事が周りとの差別化になる

技術士を勉強する「意義」を説明するに当たって、「K字経済」の話をします。

リベラルアーツ大学の両学長はこちらの動画で「K字経済」を説明しています。

K字経済とは、Kの字面の通り「上昇し続ける」「下降し続ける」の二極化を意味しています。

富める者は更に富めて、格差は広がるばかり。

富める秘訣は「高い教育」にある。と両学長も動画内で説明されています。

▼技術士資格を取得する意義は、こちらの記事で詳細に書いたので、興味が有ればどうぞ。
技術士の資格は役に立たないって本当?波及効果から見えた受験意義とは(受験動機)>>

②必要な勉強時間について

技術士二次試験に必要な勉強時間について、これを正確に答えるのは難しいです。

なぜなら、

・人によって能力はさまざま

・年度によって出題が変わるので、ヤマが当たるという運要素も有る

参考程度ですが、僕の勉強時間はこんな感じです。

2年間で合計450時間でした。

勉強時間

【2018年不合格】
問Ⅰ:A判定(択一式) 問Ⅱ:C判定 問Ⅲ:B判定
4か月前から勉強開始。勉強時間は200時間。
新技術開発センターのセミナーを受講。

問Ⅰ:A判定(記述式) 問Ⅱ:C判定 問Ⅲ:A判定
4か月前から勉強開始。勉強時間は250時間。
独学。

これを長いと感じるか、短いと感じるかは人次第だと思います。

一般的に勉強時間としては500~1000時間が多そうです。

仮に時給2000円で働けば、500時間で100万円ですね。

逆に、何も頭を使わずに働くと、それだけの機会損失と考えると恐ろしいです。

▼技術士合格までの勉強時間は、経験者50人へのアンケートと私の体験談から徹底分析しました

③「質の高い教育」を選んで賢く時間を節約しよう

まずは、本サイトを見て、勉強方法をザックリ把握すると良いと思います。

その後、お金と時間、どちらを重視するかで独学かセミナー受講か考えると良いと思います。

K字経済を踏まえても、「質の高い教育」を選んで周りと差別化を図ることをオススメします。

※論文作成は繰り返し添削を受けて、フィードバックを貰う事が、合格への近道と思います。

技術士二次試験向けの講座は、たくさん種類があって迷います。実はどの講座にも得意なポイントや苦手なポイントがあるので、あなたに合った講座を選ぶと良いと考えます。

▼人気6社からランキング形式で講座を選べます
【総合】技術士講座ランキング (オールインワンの通信講座)>>

e-learningで隙間時間を節約し、質の高い教育なら、STUDYingがオススメです。お金を節約なら、このサイトを見て独学でチャレンジしてみてください。

ちょっとした隙間時間でも、集めれば大きな勉強時間になります。

今は隙間時間に有用なeラーニングがたくさん有ります。

僕はSTUDYingというオンライン講座(有料版)を受講していますが、全く後悔は有りません。

受験申込書の書き方から、筆記試験、口頭試験対策、添削も全部してくれてこの値段は良いです。

スタディング公式HPはこちら

高額講座NGならUdemyの1500円講座もあり

スタディングの講座を紹介しましたが、添削付きゆえ高額であり、もっと安く始めたい人も多いでしょう。

そこで、動画講義の講座となりますが、Udemyを紹介します。

論文作法や受験申込書、筆記試験全般を攻略解説したUdemy技術士講座があります。

短い時間で、20部門全ての受験生が、最重要項目をキチっと学ぶ講座内容となっています。

特筆すべきは、講座の質価格の安さ両立

数万円が常識だった技術士二次試験の講座を、Udemyでは1500円から受講できます。

11/27まで。技術士二次試験講座が1500円で受講可能

A評価論文サンプル付き

Udemyとは、2010年にアメリカで創業された教育系スタートアップ企業で、2015年にベネッセと連携して日本に展開しています。

Udemyは専用の問題演習が無い反面、さまざまな講師の講義を選択でき、受講料も大変安くなっています。

日本ではIT業界や若年層を中心に普及が進みましたが、技術士界隈での普及はこれからでしょう。

↓Udemy技術士二次試験講座のサンプル

Udemy技術士二次筆記講座の内容

1.講義動画
 技術士の概要
 試験準備
 論文作法を学ぶ
 受験申込書の書き方
 筆記試験対策

2.学習支援
 A評価論文例
 B評価論文例
 受験申込書の攻略シート
 2枚論文の攻略シート
 3枚論文の攻略シート

講座長を務めた私としては、丁寧な説明・豊富な具体例のある、業界最安レベル講座、のため自信を持って紹介します。

11/27まで。技術士二次試験講座が1500円で受講可能

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過去問を見る

過去問は、日本技術士会のホームページから公開されています。

こちらからアクセス下さい。

どなたでも簡単に過去問を手に入れる事が出来ます。

受験する科目を決める

過去問を見ると、科目ごとにどんな出題があるか、把握できます。

技術士二次試験は、21部門を選び、さらに詳細な科目を選択します。

科目選びに迷ったら、現役技術士「A太郎」さんがまとめた記事を見ると良いです。

部門選びに迷う理由や、部門の選び方が分かりやすく紹介されていますよ。

試しに答案を作成してみる

少し大変ですが、試しに自分で答案を作成してみましょう。

いきなり問Ⅰや問Ⅲは難しいので、問Ⅱからチャレンジすると良いと思います。

必須問題Ⅰの回答例はこの記事の後半に記しました。

選択問題Ⅱの回答例はこの記事の後半に記しました。

必須問題Ⅲの回答例はこの記事の後半に記しました。

勉強時間を確保する  

最後に、これから試験勉強をするに当たって、勉強時間を確保しましょう。

何かを始めようと思ったら、何かをやめる必要があります。

勉強時間を確保する上で役に立ったコンテンツを3点紹介します。

おわりに

技術士二次試験対策の前に、概要や勉強スケジュール、勉強時間、効率的な勉強方法を紹介しました。

技術士の受験動機を固めるキッカケとして頂ければ幸いです。

技術士受験に当たっての具体的なノウハウは以下のまとめ記事をご参照下さい。

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