PMP試験に受かる気がしない、6つの理由|難しい試験を突破するコツ

PMPは受験申し込みの段階から難しく、更に「受かる気がしない」と目にします。

プロマネ経験書を数百字の英文で提出して監査を通過したのも束の間。

実際の試験は、どれも正解に思える択一式問題。

チームメンバーが長期休暇から帰ってこなかったり、パワハラ上司をどう有効活用するかなど、困った事象の対処を答え続けます。

そんなPMP試験に受かる気がしない、5つの理由を解説します。

目次

PMP試験に受かる気がしない理由

PMP試験に受かる気がしないのは、次の5つの理由があります。

  1. PMPは敷居が高く難しい試験だから
  2. PMPは過去問が公開されていない
  3. 最新の傾向に対応した日本の参考書や講座が少ない
  4. 模擬試験と実際の試験が違う
  5. シチュエーション問題が難しい
  6. 問題文が流暢な日本語ではなく面食らった

詳しく解説しますね。

PMPは敷居が高く難しい試験だから

PMP試験は、申し込みも、試験時も、資格更新も、全て大変。

PMPは、敷居が高く難しい試験だと感じる理由がこちらです。

  • 試験は230分で180問解答と過酷
  • プロマネ経験証明など受験資格が厳しい
  • 英語でプロマネ経験書が必要
  • 受験費用が最低$544必要と高額
  • 3年の更新時に研鑽の証明が必要

PMP合格者の日本人平均総年収は1000万円と魅力的な反面、厳しい試験です。

PMPは過去問が公開されていない

PMPは過去問が公開されておらず、最新の傾向を掴むことが難しい。

国家資格は、過去問が公開されており、試験の傾向を掴みやすいです。

しかしPMPは、運営元のPMIから過去問を公開しておらず、最新の傾向を掴むことが難しいです。

最新の傾向を掴むために、「PMP 過去問」などとGoogle検索すると思いますが、検索は注意が必要です。

Google検索は、少し前の記事が評価されやすい傾向があり、最新情報は検索の下の方に埋もれやすい

試しに「PMP 過去問」で検索すると、昔のPMBOK第6版に対応するような、古い問題集が見つかります。

PMPの過去問が公開されない難しさ

PMPは過去問が公開されていない
Google検索は古い記事が上に表示されやすい

→受験者は実際の問題傾向を知らないまま、時代遅れの問題集を購入してしまう。

最新の傾向に対応した日本の参考書や講座が少ない

PMPは頻繁に試験傾向が変わるが、日本の参考書は少なく、最新傾向への対応が難しい

例えば、ITパスポートという国家資格は、毎年10万人以上合格者が出るので参考書が豊富です。

しかし、PMPは日本人の累計合格者が3.8万人と、合格者が少ない資格です。

一方で、世界では160万人以上の合格者がいる注目度の高い資格であり、頻繁に試験の傾向が変わります。

そのため、最新の傾向に対応した日本の参考書や講座が少なく、勉強することが難しいです。

海外は最新で有用な教材が多いので、Google翻訳など併用して活用できると良いですね!

模擬試験と実際の試験が違う

模擬試験と実際の試験が違うと感じる人が多いです。

模擬試験は「方法論」「知識」を問う問題が多く、実際の試験は「状況の対処」の問題が多い印象です。

模擬試験のイメージ:
あなたが担当している新たなプロジェクトの受注がほぼ決まりかけている。顧客からは、あなたの部下であり、業界動向に詳しいS氏の参加を条件とするとの申入れがあった。この受注を獲得するために、あなたがここで活用すべきツールと技法はどれか。
A:交渉
B:先行割当
C:調達
D:バーチャル・チーム

実際の試験のイメージ:
アジャイル プロジェクトは 12 回のイテレーションのうちの最初の段階にあり、各イテレーションは 2 週間続きます。最初の反復レビューでは、関係者は今後の月次レポートを求めます。プロジェクトマネージャーは何をすべきでしょうか?
A:チームメンバーに月次反復レポートを作成するように指示します。
B:月次レポートを作成し、関係者に送信します。
C:アジャイル手法について関係者を指導し指導します。
D:関係者に毎月の反復レビューに参加するよう依頼します。

シチュエーション問題が難しい

実際の試験では、あらゆる困ったことが発生し、どう対処するかを問われます。
※どれも正解に見える問題もある

実際の試験のイメージ:
アジャイル プロジェクトは 12 回のイテレーションのうちの最初の段階にあり、各イテレーションは 2 週間続きます。最初の反復レビューでは、関係者は今後の月次レポートを求めます。プロジェクトマネージャーは何をすべきでしょうか?
A:チームメンバーに月次反復レポートを作成するように指示します。
B:月次レポートを作成し、関係者に送信します。
C:アジャイル手法について関係者を指導し指導します。
D:関係者に毎月の反復レビューに参加するよう依頼します。

PMPは、このようなシチュエーション問題が大部分を占めます。

初めのうちは、どの選択肢も正解に思えるでしょう。

プロジェクトの枠組み(計画ー実行ー監視など)を覚えるだけでは、太刀打ちできません。

問題文が流暢な日本語ではなく面食らった

PMP試験では、英語を直訳したような問題文に面食らう人が多いです。

PMP試験は、英語文を翻訳したような日本語で出題されます。

Google翻訳と比べると、実際の試験は流暢な日本語で読みやすかったですが、普通の日本語とは違います。

英語をGoogle翻訳した文章に慣れておくと、本番は面食らずに済みます。

PMP試験に合格する方法

35時間の公式研修は費用を抑えて心の余裕を保つ

お金の余裕は心の余裕。心の余裕を保って「受かる気がしない」を冷静に分析する

PMP試験は、初受験が$405・再受験が$275と高額なので、不合格のショックが大きいです。

金銭的な余裕がない状況で不合格のショックを味わうと「受かる気がしない」から「合格を断念」となります。

PMPの受験資格を得るための35時間公式研修10万円以上投資し、お金の余裕を失う人も多いのでは?

3万円以下でも通信講座の公式研修はあるので、心の余裕を保つためにも、お金を節約しましょう。

試験の出題範囲を全てカバーする

PMPの出題範囲であるPMBOK第7版・PMBOK第6版・アジャイル実務ガイドをカバーする勉強計画とする

シチュエーション問題に対処するためには、あらゆる状況で、何がベストな行動か、一通りの理解が必要です。

項目虎の巻完全攻略PMI Study Hall
ESSENTIALS
表紙
言語日本語日本語英語(翻訳可)
読みやすさ★★★★☆★★★★★★☆☆☆☆
PMBOK第6版準拠★★★★★★★★☆☆★★★★★
PMBOK第7版準拠★★☆☆☆★★★★★★★★★★
アジェイル実務ガイド準拠★★☆☆☆★★★★★★★★★★
模擬試験の精度★☆☆☆☆★★★☆☆★★★★★
PMPの学習ツールと特徴
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アジェイル実務ガイド準拠★★☆☆☆★★★★★★★★★★
模擬試験の精度★☆☆☆☆★★★☆☆★★★★★
PMPの学習ツールと特徴

出題範囲全体を俯瞰した勉強計画をすれば、対処できるようになります。

本番の試験に近い模擬試験で勉強する

国内の参考書や模擬試験だけではなく、米国の精度の高い模擬試験を併用する。

どうせ翻訳したような試験を受けるので、本番前に米国の模擬試験を併用してみましょう。

Google翻訳できるので、英語で試験を解く必要はありません。

私は試験前の10日間の仕上げで米国の模擬試験を利用し、1ヶ月の勉強期間で合格できました。

模擬試験は、こちらの記事で詳しく解説しました。

シチュエーション問題を早く解く練習をする

実際の試験は、時間との戦い。

PMPは、230分で180問を解く必要があり、とにかく時間が足りません。

時間の掛かるシチュエーション問題を速く解けるよう練習をしましょう。

先ほど紹介した米国の模擬試験を、繰り返し解くと、速さが身に付きます。

まとめ

PMP試験に受かる気がしない5つの理由
  1. PMPは敷居が高く難しい試験だから
  2. PMPは過去問が公開されていない
  3. 最新の傾向に対応した日本の参考書や講座が少ない
  4. 模擬試験と実際の試験が違う
  5. シチュエーション問題が難しい
  6. 問題文が流暢な日本語ではなく面食らった
PMP試験に合格する方法
  1. 35時間の公式研修は費用を抑えて心の余裕を保つ
  2. 試験の出題範囲を全てカバーする
  3. 本番の試験に近い模擬試験で勉強する
  4. シチュエーション問題を早く解く練習をする
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